(2016年5月16日~31日)

             <2016年5月31日(火)>

 今朝は何時もより30分早く起きたので、久々に「SWING」の目の前に広がる熊野灘の大野浜に行き、日の出君と再会するため、早速、愛機のバカチョン・カメラとウオークマンをポッケに偲ばせ、モダン・ジャズを聴きながら、満面の笑みで迎えてくれた日の出君とのコラボをたのしむことにした。  大野浜に到着したのがジャスト4時だったから、日の出時刻である4時40分までには40分もの余裕があったから、ひとけの全くいない、物音ひとつしない、静まり返った大野浜の砂浜の渚を素足でザクザクと踏み締めながら、そぞろ歩きで生気をよみがえらせ、時々シャッターを切っては、刻々と激変して行く夜明け前の情景を久し振りに楽しむことができた。  

 日の出前40分頃からシヤッターを切り始めたから、日の出君が顔を出すまでの光景をじっくり眺めることが出来たから、地球が自転しながら太陽を回っている事実をはっきりと確認することが出来て実に楽しい。 

 今朝の夜明けの光景画像をアップすることにしよう。

 

 いよいよ五月も今日が最終日となった。 世界レベルの大イベントである伊勢志摩サミットが今月はご当地で開かれた関係から、例年の五月とは全く趣きの違った、思い出深い、記念すべき一ヶ月であった。

 異様なまでの警備の厳しさから、街を行き交う人は警察官ばかりで、例年の様に志摩を訪れる観光客の姿を見ることは全く出来ず、一般商店の皆さんは全く商売に成らず、悲鳴をあげていたが、一般住民がこぞって協力しなくては無事にサミットを成功させるのは困難だと知っていたから、万難を排して一致協力体制を貫いた、微笑ましい住民の皆さんの姿が、今でも非常に印象深く脳裏から離れない。  何れにせよ無事に終わってよかった。  安堵、安堵。

 「SWING」もご他聞にもれず、全国から「SWING」詣でを予定していたジャズ・フアンの皆さんは、已む無く予定変更せざるを得ない事態となり、少なからず影響があったのは事実である。 しかし、「SWING」には予期しない訪問客があったのには驚いた!  なにに驚いたのかだって?  全国各地から派遣されてきた警察官の中に、なんとジャズ・フアンの方がいて、その方々が任務を終えてからの自由時間を利用して、四人が「SWING」にやって来たのだ。  ジャズ・フアンと言えば、飽く迄も少数派だから、まさか派遣されて来た警察官の中にジャズ・フアンがいたなんて、びっくり仰天した!  驚きも大きかったが、それにも増して嬉しくて胸が熱く成るのを覚えた。 そのうえ、みなさん全員が本格派ジャズ・フアンだったから感動もひとしおであった。

 

             <2016年5月30日(月)>

   *小雨に煙る今朝の「SWING」前の熊野灘の光景。

 昨日はさすがにサンデーとあって、超遠距離の埼玉から大型BMに乗った四人組の皆さんが、SWINGのオープンする時刻とほぼ同時ぐらいに、元気な姿を見せた。                     

 実は彼等は伊勢志摩サミット開催中に「SWING」を訪れる予定だった筈が、是非、サミット終了後に予定変更したほうが賢明だと、私がアドバイスしたおかげで「SWING」詣でが、だいぶずれ込んでしまい、日程調整に困ったらしいが、彼等曰く、「マスター! テレビ等でサミットの警備の様子を拝見させて頂きましたが、途中の高速まで規制が厳しかったんですね。 サミット中に来なくて良かったです。 マスターのアドバイスのおかげで助かりました。」と、言いながら、すぐさま店内に足を運び、くつろいで頂くことにしたが、長距離移動して来たわりには元気そうだったので安堵した。  自分の様な老人ではなく、油の乗った中年ばかりの顔ぶれだし、マイカーもBMの大型だったから、随分快適な道中だったろうから、疲労困ぱい状態は高級車のおかげでなんとか回避出来ただろうと思う。

 突然、彼等四人組みの中の一人が、いきなり「マスター! ジャズ喫茶をオープンして一番困ったことはなんですか?」と、質問されましたが、「ジャズに取り囲まれた日常は実に楽しいが、強いて言うとすれば、レコード・コレクションの貧弱さでしょうかね。」そして、「レコードを本格的に楽しめるジャズ喫茶が、レコード・コレクションが僅か2,000枚足らずでは、誰の目から見ても、ジャズ喫茶としての資質を問われても仕方の無い事実だと認めざるを得ないのは明確だよね。」と申し上げたところ、彼等曰く、「量ではなく質ですよ、何よりもマスターのジャズへの情熱の凄さに感服して居ります。」と言ってくれたのには、胸を撫で下ろした次第。  実は、かつて40年前本格的にレコードを楽しめるジャズ喫茶文化は、皆さんも知っての通り、黄金期でしたよね、今やその文化もすでに過去のものと成りつつあり、最早消滅の危機を迎えている状況ですが、この危機的状況をなんとか打破しなくちゃ駄目だと言うことで、ここ奥志摩から全国に向って、「本格的にレコードを楽しめるジャズ喫茶ここに有り!」 と力強くその存在感をアピールすべく、だいそれた夢ではあるが、その夢を実現させるべく、地道な努力を積み重ねて来た結果、まさかこれほどまでに早く全国のジャズ・レコード・フアンの皆さんに、熱いエールを頂戴しようとは、夢にも思っていなかったから驚いている。 

 彼等四人の皆さんがそろって、「一般的にジャズ喫茶と言えば、5,000枚以上のレコードはコレクションしてますから、それに比べれば<SWING>さんは、少ないかも知れませんが、<SWING>さんのように大音量でしかも、いい音でジャズの醍醐味を楽しめるジャズ喫茶は、首都圏を始め関東一円には残念ながら皆無の状態です。」と、声もあらわに私に語り掛けて来たのが、大変印象深かった。

 何しろ、少数派であるジャズ・フアンの中でも、更に少数派である、黄金期ジャズ・レコード・フアンの皆さんが心おきなく満喫出来る至福の空間の完成に向け、「SWING」は日一日と進化充実を遂げておりますので、黄金期ジャズのレコードを愛する皆さん、乞うご期待!  

 

             <2016年5月29日〔日)>

 今朝は好天に恵まれた日曜日の朝を迎え、今日もグラント・グリーンの「サンデー・モーニング」にあやかり、気分も晴れやかに、乗りに乗った、ごきげんうるわしい、楽しいひと時を過ごせればいいのだが、果たして、伊勢志摩サミット終了直後のサンデーである今日は如何なるサンデーとなるのやら、興味深深。  期待を胸にジャズと言う名の名花を満開に咲かせ、熱気に満ちた、乗り乗りアドリブの洪水の中に身を置き、モダン・ジャズ・リスナーの醍醐味を、「SWING」を訪れる皆さんとご一緒に満喫し、時の過ぎるのも忘れるほどに、天才ジャズメン達の名演に酔いしれるひと時を、どっぷり味わってみたいものである。

 昨日はクリフオード・ブラウンについて、ちょっぴりうんちくのはしりを書きましたが、今日はジャズ史上最高と言われている、「チャーリー・パーカー」こと「バード」について少し書いて見ることにしよう。

 皆さんもご存知の様に、「バード」は1950年代の中頃に亡く成っており、今日のジャズの原型とも言えるビ・バップからハード・バップへと進化させて来た、モダン・ジャズ創始者とも言える、最高のアルト奏者であり、他の追随を全く寄せ付けない、断トツの類まれな大天才ミュージシャンであり、数多くの名盤を残しており、私もご他聞に漏れず、少なからず彼のレコードをコレクションしており、その名演を耳にする毎に、まさに天才に相応しい名演を、かるがると、平然とやってのけて見せるあの凄さには、何度聴いても舌を巻くほどの驚愕の感動を呼び起こしてくれる「バード」には、まさに脱帽せずにはおれない。   

 ところが、「SWING」での「バード」のリクエストの状況はと言えば、何故か決して多くは無いのだ。 一体これは何故か?  と考えて見ると、思い当たることが二つ有る。 その一つは、良い録音のレコードを聴きたいと言う、音の良し悪しに拘るジャズ・フアンの方が以外と多い為だと思う。 二つ目は、ジャズ史上最高のジャズ・メンであったことに無関心な方が予想外に多く、「バード」の凄さを残念ながら理解していないらしいから、親しみも湧かないのは当然であり、自ずとリクエストされないのは当たり前なのかも知れない。  40年代中頃から50年代中頃に掛けて活躍した天才だから、当時の幼稚な録音機材と幼稚な録音技術では、70年代の様な鮮烈なすばらしい音のいいレコードは出来る筈が無いのだから、音を最優先させるジャズ・フアンの皆さんには見向きもされないのは、当然なのかも知れないが、ジャズの最大の魅力と言えば、飽く迄も、音の素晴らしさに酔いしれることではなく、演奏の素晴らしさに感動する文化だと思っているのだが、所謂、正統派と言うか、本格派ジャズ・フアンと言われる方達よりも、むしろ、オーディオ派ジャズ・フアンの方達のほうが以外に多く、人それぞれ顔、形が違う如く、ジャズの楽しみ方も人それぞれ、千差万別、違っていて当然なのかも知れないが、昔からジャズ・フアンの王道と言えば、私はジャズ黄金期である、ビ・バップやハード・バップ時代の天才達の名演が熱く刻み込まれた数多くの名盤を楽しむ文化に埋没することこそ、ジャズの醍醐味であり、ジャズの王道だと言っても決して過言では無いのだが、果たして如何なものだろうか。

 ジャズ史上最高、最大の天才と言われている「バード」のリクエストが予想外に少ないため、時折、自分がバード・フアンでもあり、オーナーの特権でもあるせいか、独断で「バード」の名盤を、臆することなく、頻繁にお皿の上に御出まし願うことにして居る。   私の場合、音の良し悪しよりも、寧ろ、演奏の良いレコードを優先しておりますから、自ずと、「バード」のレコードに触手が伸びてしまう有様である。  何しろ、自由奔放、天真爛漫、人から借りた楽器を質に入れちゃったり、契約していたコンサートを平気ですっぽかしたり、世の中のシステムに本能的に挑戦しているというか、どうとも思っていないというか、そういう、世の中では全然通用しない様な人を、優等生のミュージッシャン達が、みんな勉強していると言う、何か逆説的でユニークな構造があるのだが、演奏がすばらしいから、いくら非人間的生活をしていても、周りが許してしまうことが、日常茶飯事だったらしい。  常識の通用しないバードだったらしいから、付き合う仲間達の困難さは容易に想像出来る。 とかく芸術と言うものは、常識のはんちゅうをはみ出た、常識人にはとても理解し難いところに価値を見出す傾向が見受けられるから、芸術的視点から見れば常識人に取っては常識の範囲内での演奏スタイルでしか自己表現出来ないから、在り来たりの平凡な破綻の無い演奏に終始し、予想外の想像を絶する熱狂的なアドリブ・ソロを期待出来ないのが、残念ながら宿命と言っていいでしょう。 とにかく、麻薬はやるわ、酒と女はやり放題、だが「バード」と言う人間は偉大な天才であり、ジャズの原点を形作った人物ですからね。    しかし、バードの演奏の素晴らしさが本格的に認識されたのは、彼が亡く成ってから、暫くしてからですからね。  天才芸術家によくありがちな傾向かも知れないが、「バード」のハチャメチャで非社会的な生き様を堂々とやって退けた魅力は、そっくりそのまま彼の演奏に反映されており、我々リスナーを虜にするアドリブ・ソロは、他の追随を許さない凄さを持っており、ジャズ史上最高の天才と言われるに相応しい輝きを放っており、可能な限り彼のレコードを入手したい気分に成って来るのも無理ないのだが、彼が活躍した期間は僅か十数年間ですが、その間に録音されたレコードの数は余りにも多く、コレクター泣かせでよく知られいる。

 私が所持する「バード」のレコードは、僅か30枚程度にすぎないが、そのどれもが素晴らしい演奏が記録されているから溜まらない。  

 

     *バードの愛聴盤の中の1枚。

             <2016年5月28日(土)>

 伊勢志摩サミットもやっと昨日で閉幕となり、たいして不穏な動きも見られず、充分とまではいかないまでも、G7の成果を確りとまとめ上げ、世界に発信すべきメッセージも声高らかに堂々と発信することが出来、主催国としての我が国の責任は充分に果たし終え、無事終焉を迎えたことは本当によろこばしいことであり、又とないこの偉大且強大な世界レベルのイベントの開催地のど真ん中で、すごした約一週間。  大変不自由な思いをさせられたが、生涯忘れることの出来ないすばらしい思い出の一頁が出来た。  今朝の目覚めは開放感に満ち溢れ、久々に実に気分のいい朝を迎え、やっと胸を撫で下ろした。  何時もの様に、目覚め一番、先ず屋外に飛び出し、物音ひとつしない、静まり返った真っ暗闇の今にも雨粒が零れ落ちそうな、早朝三時半頃の空に向って、思わず、大きな声で、「無事成功したサミットバンザイ!」 と叫んでしまった。  厳しい監視態勢下のもと窮屈な思いを強いられて来た、約一週間に及ぶ暮らしから、やっと開放されるのかと思うと、デカイ声で叫んでしまうのも無理は無いと、自己納得。 それにしても昼夜を問わず24時間体制で、ネコの子一匹たりとも自由な振る舞いは許さない厳しい厳戒態勢を貫いて来た、警備員の皆さんのご苦労は想像を絶する厳しく辛い緊張感の連続で、心身共に疲労こんぱいのどん底常態だろうと、容易に想像出来る。

 伊勢志摩サミット成功の舞台を、盛大且無地成功へと導き裏から支え続け、テロへの恐怖からG7のリーダー達を始め、総ての伊勢志摩住民の無事と安全を確保してくれた、警察官や消防団員と言った警備員の皆さんの血の滲むようなご苦労の賜物だと感謝し、本当にごくろうさんでしたと言わせて頂きたい。 

 

 厳しい交通規制も今日一日で終わり、明日からは平常に戻るから、「SWING」もやっと何時ものジャズ・デイがスタートすることになる。  なんだか暗闇の長いトンネルを抜け出た時の様な開放感と、ジャズ満載の生きる喜びを改めて実感させられる思いに慕っている。 

 やっとジャズの轟音の中に身を置き、ジャズ・フアンの皆さんとご一緒に、ジャズが持つ、あの強力なエネルギーから、生きるパワーを頂戴しなくちゃね。  何だか人生再スタートを切ったかの様な新鮮で不思議な気分である。  

 

 サタデイ・モーニングの今朝は、僅か25歳の若さでこの世を去ってしまった、自分の大好きなクリフオード・ブラウンの、誰よりも鋭いアタックと豊かな歌心がたまらなく魅力的で、彼の創り出す総てのペット・ソロの美しいメロディの語り口の素晴らしさは、私の独断と偏見に過ぎないかもしれないが、失礼ながら、如何に帝王マイルスやリー・モーガンと言えども、遠く及ばないと信じており、久々に早朝から、彼のバースデイを祝すが如くクリフォード・オンパレードとも言えるもので、他にリクエストの無い限り、今日はクリフォード・ブラウンのペット・サウンドに酔いしれることにしよう。  

 

       *自分が所持するクリフォ-ド・ブラウンのコレクションは下記の通りです。 

             <2016年5月27日(金)>

 テロの驚異にされていた伊勢志摩サミット初日も、最高レベルの警備下のもと、なんとか予定されていた行事も無事終えることが出来たようで何よりだ。 先ずは安堵の胸をなでおろし、サミット会議のピークとなる二日目の今日の日程も予定通り無事に終え、中身の濃い、全世界人類の平和と幸せに貢献する、熱いメッセージが、ここ伊勢志摩から全世界に向って力強く発信されることを祈るばかりである。

 

 サミット会場に近い奥志摩漁村に鎮座するジャズ喫茶「SWING」近辺は、余りの警備の厳しさの影響を受け、とても営業出来る状況ではないので、已む無く一昨日から臨時休業しており、このチャンスを見逃してなるものかと、オーディオ・システムの入念なチエックと充実進化を図るために貴重な臨時休業を有効活用させて頂くことにした。

 但し、来店ご希望の方は、その旨ご連絡頂けば快くOKさせて頂いておりますので、ご遠慮なくお電話下さいませ。  昨日も「SWING」フアンである、志摩市の某病院の若い医師であるU氏が多忙極まるお仕事を終え、疲れ果てた心身を、なんとか回復せねばと言うことで、大好きなジャズに癒しを求め、「SWING」にご来店下さったものの、息つく暇も無く、又しても救急患者による緊急出勤の連絡が入り、お気の毒ながら、「SWING」滞在も僅か二時間足らずで急遽病院へとトンボ帰りしなければ成らなくなってしまった。  余りにも過酷な医師のお仕事は、医師自身の健康体を保つことの難しさは想像を絶するものであり、長寿王国日本を支え続ける医師達の過酷な任務をやり遂げる、涙ぐましい貢献と犠牲の元に成立っていると言っても決して過言では無いのだから、医師の皆さんには、全国民がもっともっと感謝しなくちゃいけない。  

 

何しろ「SWING」に来店される方の殆んどが、わざわざ超遠距離からお見えに成る方が大部分を占めているから、伊勢自動車道をお始め、「SWING」までの道中の高速道や国道、県道と至る所に、検問が設置されており、厳しいチエック態勢が敷かれており、「SWING」への道中のうっとうしい、不快感を味わうぐらいなら「SWING」に来る気には成れない、と言うのが誰しもの本音だろう。 ましてテロにでも巻き込まれたら命の保証すら無いのだから、誰だって、志摩に出向くのは当然差し控えるのは当たり前である。      だから、「SWING」が臨時休業するのは当然の成り行きだと考えている。

 ゴーストタウン化している今の志摩一円は、癒しに満ちた、本来の志摩の魅力は消え失せており、志摩住民ですら今の志摩が嫌で溜まらないと言うのが本音だろう。  でも今日一日の辛抱だ!  明日からは、元の志摩にカムバックし、開放感に満ちた自然美が復活し、「SWING」店内では、従来通リジャズの轟音で溢れ返り、ジャズ・フアンの皆さんの憩いの空間が完全復活するから、乞うご期待!

                                

 ジャズ文化とサミットとの関わりはどうやら無縁のようであり、サミットによる恩恵など期待する方が、認識不足も甚だしいと、笑われても仕方がないのが現実である。

 何れにせよ、伊勢志摩サミットが無事に成功を収めることを祈るばかりである。

 

  *妻のバックに広がる英虞湾に伊勢志摩サミット会場が有る。 

*サミットなんて、おそるるに足らんとばかりに「SWING」に来店した、多忙極まる志摩市の某病院の医師であるU氏。

 

             <2016年5月26日(木)>

 いよいよ今日から伊勢志摩サミット開催。   空一面、志摩特有のあの抜ける様な青空とは程遠い、暗い暗い涙雨が零れ落ちる、世界主要七ヶ国のリーダー達を歓迎するには、いささか相応しくない、天候に成ってしまったが、世界各国が抱えている多くの難問、難題を如何にして解決する糸口を見つけ出し、悪天候を吹っ飛ばさんばかりの、力強いメッセージを堂々と発信してもらいたいものである。 

 

*「SWING」の眼前に広がりを見せる、自分のプライベート・ビーチに等しい熊野灘の今朝の夜明けの光景。

 「SWING」も伊勢志摩サミットが無事に幕を閉じるまで臨時休業することにした。 但し、ご来店を希望されるジャズ・フアンの皆さんからの御要望があれば、快くリクエストに応じさせて頂きますので、どうぞご遠慮なくお電話下さいませ。

 

 昨日は勿論、臨時休業し、「SWING」の拘りのアナログ・システムの中の入り口部分の変換系に次ぐ、重要な部分である、出口を受け持つ、変換系のSPを集中的に一日たっぷり時間を掛けて取り組むことにした。

 先ず、最初にウーファを始めとする各ユニットの端子を無水アルコールで丁寧にクリーニングし、SPコードの先端部分を少し切り落とし、新しい先端部分をSPに接続し直し、気分も新たに、続いて、エンクロージャー内の吸音材のカット&トライに取り組むことにしたが、何しろウーファのエージング常態が毎年微妙に変化するので、その変化に応じて吸音材の調整は、大変面倒な作業ではあるのだが、欠かす事が出来ない大切な作業なのだ。  「SWING」の箱はWウーファだから左右四個を取りはずしては、取り付け、試聴しては、取りはずし、また取り付ける、同じ作業を何度も何度も繰り返しながら、五感を集中し、ベストポイントを探り当てる作業を、根気よく、粘り強く、自分が納得するまで続けるのだが、結局、日没過ぎまでかかってしまい、完璧とまでは行かないまでも、まあまあの完成度に仕上げることが出来たと思っている。

 今日はドライバーやツイーターとの前後位置のベストポイントを探り当てる作業を始め、エンクロージャーとバックの壁面とのあいだに挿入する吸音材のカット&トライと、左右の箱のセッティング位置を狭くしたり広くしたりして、ベストな位置を探り当てる、出口周りの最終工程に取り組むことにしよう。  今日一日ではとても無理な作業だから、焦らずじっくり取り組むことにしよう。 

 なんだかんだ言っても、伊勢志摩サミットの恩恵と申しましょうか、このチャンスを活用し、努力奮闘したおかげで、「SWING」のアナログ・サウンドは、更なる進化を遂げ、ひと皮も、ふた皮も、むけて鮮度と充実度を増し、ハード・バップの真の醍醐味を満喫出来る次元にまで到達出来たのだから、サミットに感謝しなくちゃいけない。    「伊勢志摩サミット」 バンザイ!

 のほほんと、ボーと、何もせずにテレビでも見て過ごせば、それで終わっても仕方ないところだが、努力の甲斐有って、「SWING」の拘りのアナログ・サウンドにも、更なる磨きが掛かり、遠路はるばる全国各地から訪れる熱烈なハード・バップ・ジャズ・フアンの皆さんに、存分にお楽しみ頂けるのかと、思うとうれしくて溜まらない!

 ジャズ黄金期の40年代から50年代に掛けての、ダイナミック・レンジの狭い幼稚な録音が成されているレコードを最大限いい音で楽しもうと言うのだから、自ずと限界があるのは百も承知の上だから、むしろ、悪い録音を逆手に取って、かつての虐げられた黒人ミュージシャン達の生き様や、人々の暮らし振りを連想したり、哀愁を懐かしみながら、当時の古い録音のレコードを楽しむのも一興かと? 思うのだが、如何なものだろう。

 かつてのジャズ黄金期から、60年~70年にも成るが、未だにその時代を凌ぐジャズ黄金期が出現しないのだから、我々真にジャズを愛して止まないジャズ・フアンに取っては、残念ながら、已む無く、かつてのハード・バップ・ジャズを楽しむ以外無いのだ。 

 何れにしても、自分のLPコレクションを味わい尽くすしかないのだから、最良、最高のアナログ・サウンドを一日も早く構築し、一人でも多くのジャズ・フアンの皆さんにお楽しみ頂きたいと願っています。

 

 「黄金期ジャズのレコードを愛する紳士、淑女の皆さん、来たれ! 奥志摩漁村の「SWING」へ。

 

*在米中の弟から送られて来た、ビリーの10枚組ボックスは、私の愛聴盤であり、何度聴いても全く飽きることが無い掛け替えのない名盤です。

               (2016年5月25日)

 いよいよサミットが目の前に迫って来た。 その緊迫感が日一日と増し、如何に重要なイベントであるかが、ここに来て、実感として、ひしひしと伝わって来て、サミットの意義の強大さに今更ながら驚いている。

 何しろ、我々地元の街中を行き交う人と言えば、不審な人物がいないか、と神経を尖らせ、緊張感に満ちた警備に携わる完全武装の警察官ぐらいもので、まるでゴーストタウンの様な異様に静まり返った光景が目に飛び込んで来る。  昨日もスーパーに食料調達に出向いた所、スーパーまでの僅か2キロの距離だと言うのに、2回もの検問に合い、警備の凄さに驚いた!  暑い中、警備員の皆さん、ご苦労さんです。

 何とか平穏無事に、サミットを成功のうちに終えて頂きたいと、ただただ祈るばかりである。

 

 昨日は、サミットによる異状事態ともいえる奥志摩のど真ん中に鎮座するジャズ喫茶「SWING」は、今のこの身動き成らぬ、うっとうしい時期に、わざわざ「SWING」を訪れるジャズ・フアンの方は、恐らくいないだろうと判断し、已む無く臨時休業することにした。

 これは、日頃から老体に鞭打ち、ジャズの普及に精力を注ぎ、ジャズ・シーンの底辺を支え続ける役割を確り果たしている御礼にと、天が与えてくれた、ささやかなご褒美だと解釈し、有難く頂戴することにした。

 これはチャンスとばかりに、「SWING」拘りのアナログ・システムの入念なチエックとクリーニングに取り組むのにチャンスとばかりに、先ず出口周りの変換系に、久々に徹底的に細部にまで集中して、たっぷり時間と愛情を掛けて、完璧とまではいかないまでも、幸い予想以上の成果を上げることが出来た。  何しろ「SWING」のJBLは、購入して以来早くも半世紀に成ろうとする老兵なのだからね。  JBLの創始者であるランシング直々設計の初代JBLユニットなのだが、それがくたばり果てるどころか、未だに進化を遂げつつあり、エージングみちなかばであり、日を追う毎に、完成度を増して居ると言うのだから、驚かずにはいられません。  JBLユニットの磁気回路の要とも言えるマグネット(アルニコ)やコーン紙を支えるエッジ(布をゴム処理)の材質が現在のJBLユニットとは全く違って、ユニット自体の特性や寿命が、同じJBLユニットでも全く別物のJBLだから、強靭さと耐久力に優れているため、それなりに長時間のエージングが必要となり、新しいタイプのJBLユニットの様に短時間でベストな状態に仕上げられるのに比べれば、非常に使いこなしにくい性質の欠点を持っており、ややもすると毛嫌いされ勝ちではあるのだが、これが又、マニアのあいだでは大歓迎されているしろものと来てるのだから溜まらなく面白い!   

 新型ユニットは、古い旧型ユニットに比べ、ダイナミック・レンジをはじめ物理特性はずば抜けて優れているのだが、放射するエネルギーの体感音圧が全く違っていて、古いタイプのユニットの圧倒的な迫力の凄さには遠く及ばないことを、マニアの皆さんは既に知り尽くしておるため、自ずと初期のユニットの魅力の虜に成っております。      スピーカーが放射するエネルギーの大半は、ウーファ領域にあると言われている様に、音楽の質感と量感の表現に取って、ベースとなる低音域を充実した力強さで再生出来るかどうかと言うことは、そのスピーカーの生命線とも言うべき重要なファクターだと思っている。 そしてパワー感溢れる、リスナーの身体をも揺さぶる音圧感こそ、50年代ジャズの真の醍醐味を満喫出来る重要なポイントであり、古いタイプのユニットによるWウーファ構成こそ、ハード・バップ・ジャズ・フアンの夢を現実のものとする多くの可能性を秘めている期待のユニットだと信じられている。

 布製エッジ構成の古いタイプの初期のウーファを安く購入し、生涯の友とすべく、愛着を持って長くお付き合いし、うまく使いこなせば必ずや、何時の日か、圧倒的な迫力のジャズ・サウンドを我が物に出来るかも・・・・・。

 

 

               (2016年5月24日)

 伊勢志摩サミットもいよいよ明日に迫って来た。 奥志摩一体の警備も一段と厳しさを増し、テロへの対策、安全安心を保つ政府の意気込みは半端じゃない。 ネコの子一匹たりとも通さない最高レベルの厳重な警戒態勢は見事というほかない。  一ヶ月前辺りから警備の厳しさは本格的に始まり、それ以降、街を行き交うマイカーの台数もめっきり減りはじめ、奥志摩一体は一段と静けさを増し、道路も街中も、何処も彼処も、警察官達の懸命に汗を流して警備の任務にあたる姿が目にとまり、暑い最中を制服姿で本当にごくろうさまと申し上げたい。

 海底から浮上し、今の地形を形成した志摩半島の何万年と言う長い過去の歴史の中で、現在のこの異様とも言える厳戒態勢が敷かれ、まるで死の街と化してしまったかの様な光景がひろがり、観光客は勿論のこと、全国各地から「SWING」詣でに挑むジャズ・フアンの皆さんにも、多大の影響を及ぼし、自粛せざるを得ない状況下となってしまった、この驚愕の異変ともいえる事態と成ったのは、恐らく志摩の歴史上初めての出来事だろう。   それも、あと4~5日もすれば、総ての厳戒態勢から開放され、奥志摩本来の自然美と癒し王国の静粛性を取り戻すだろうから、あとしばらくの辛抱だ!  

 地元一般住民ばかりではなく、観光客が志摩にこないのだから地元飲食店を始め、お土産店の皆さん等から悲鳴の声がささやかれ、伊勢志摩サミットの弊害の大きさに悲しんでおられる地元住民の暗い一面の情報は、全く表面舞台に出ることも無く、消え去ってしまい、サミットの恩恵に浴する方々は、大手の皆さんばかりで、ご家族経営の弱小商店等には残念ながら、サミットの光が届かないまま終焉を迎えることになり、恐らくサミットでの悲しい思い出のみが残ってしまう方々も決して少なくないと思うが、果たして「SWING」はどうだったのかと言うと?     超遠距離から「SWING」詣でに挑む予定のジャズ・フアンの皆さへの影響は非常に大きかったことは事実であるが、悪いことばかりでは無かった。  実は、全国各地から伊勢志摩サミットの警備員に派遣されて来た警察官の中に、群馬、神奈川、滋賀、山口、福岡の五県から各一人ずつジャズ・フアンの皆さんが「SWING」に来店下さったのには本当に驚いた!  我が国のジャズ・フアンの人数は、飽く迄も少数派に過ぎないものであるにも関わらず、まさか警備員の警察官の中にジャズ・フアンが居たとは、全く予想外の驚愕の出来事だっただけに感謝こそすれ、決して悲しいイベントだったとは思っていない。 

 

 超遠距離からの来店はサミット終了後までは見込め無いから、自ずと暇な時間が出来てしまうが、それは天が私にプレゼントしてくれたご褒美だと思って、自分のために大切に使わせて頂くことにしょう。  二度と訪れないチャンスなのだから。   そうだ! 来店予約が無い限り、臨時休業することにしよう。  とにかく 

 やりたい事、しなければいけない事が山程山積しているから、この際、サミットの恩恵に授かり、フリー時間を確り活用させて頂くことにしよう。  

 先ずは、拘りのアナログ・システムの細部にわたり、細やかな再点検と入念なクリーニングを施し、より完璧なサウンドを維持し、ひいては進化への道を着実に押し進めるべく努力し、気分も新たに、ジャズの醍醐味を来店されるジャズ・フアンの皆さんとご一緒に満喫したいと考えている。  

 そして、残された大工仕事やガーデニング、菜園作業もやり遂げなければ成らないから、身体が幾つ有っても、時間が幾ら有っても足りないくらいである。

 

 *昨日は久々に再会を果たした、地元、津の本格派のジャズ・フアンと一緒にビリーのボーカルを楽しめてよかった。  

               (2016年5月23日)

 眩しいほどに輝きを増したハゲ頭は、夏のキツイ太陽を確り浴びて、日一日と、てっぺん周りを中心に更なる黒光りに磨きが掛かり、我ながら夏人間に相応しい貫禄すら見せ始め、自他共に認めざるを得ないサマー・アニマルまっしぐらの、老マスターの存在は確かなものと成りつつある。  何しろ、これから夏に向って日常のスタイルは、「SWING」店内に居る時以外の総ての時間帯は、パンティ1枚の丸裸なんだから、文字通り裸天国の王道を行く、度田舎のジャズ喫茶オーナーである。

 夏は大好きだ! 燃えるような太陽の陽ざしを全身に確りと浴び、パワフル人間に更なる磨きを掛け、太陽エネルギー満載の更なる飛躍を遂げるべく、ジャズ人間としての進化を遂げるべく、げきてきな夏のドラマの幕が切って下ろされようとして居る。

 積極的に老いを楽しむのも、実に楽しいものだ!

 

*いよいよ今朝から「SWING」店内では、夏本番のTシャツ・スタイルのフアッションとなる。

 私の場合、日常茶飯事の如く、頻繁に起きてしまう現象がよくある。  それは、ふと気がつくと、6時間以上にも及ぶ長い時が、あっと言う間に流れてしまった、と言う、世間一般常識人ではとても考えられない、極めて狂人気味た珍現象が頻繁に起きていて、どうやら、集中力を異状とも言える長時間持続させる並外れた特技が生まれながらにして、自分には備わっていたらしい。  そう言えば、小学生の頃から、遊ぶにしても、勉強するにしても、半日でも一日中でも、ぶっつずけで、飽きる事知らずで平気で集中力を長時間持続し、没頭していたのを、今でも鮮明に覚えている。   実は昨夜、晩飯を済ませたのが夜8時頃だったが、その後、拘りのアナログ・サウンド・チエックを兼ねて、録音年代別、レーベル別、楽器別に、それぞれ試聴を繰り返し繰り返しカートリッジを換えては、アームを換えして、チエックを重ねること深夜三時。 まる7時間に及ぶ悪戦苦闘、ふと気がつくと、既に自分が何時も目覚める早朝3時に成っていて、結局、この老体で徹夜作業を仕出かしてしっまたのだから、これはまさに、幼少の頃からの生まれながらにして、備え持った特技なのかも知れない。  おかげで私が頑固に拘り続けるアナログ・サウンドも、苦労の甲斐あって、更なる進化を遂げ、40年代後半から50年代後半に掛けての、所謂、ジャズ黄金期と言われている約10年間に及ぶ、ビ・バップやハード・バップ・ジャズにぴったりのサウンドに仕上がり、「SWING」が目指す理想のサウンドに、一挙に近ずきつつあり、昨夜徹夜で無我夢中で奮起した努力が、おおいに報われる結果となり、その成果の大きさに我ながら一人で達成感にしたっていた。  但し、80年代以降の超高域から超低域に及ぶ、レンジの広い新しい録音が施されたレコードの再生能力は残念ながら、満足の行くものでは無いのだが、どちらかに片寄ってしまうのは、やもう得ない。 世の中の万事共通点とも言える、オールマイティは残念ながら有り得ないのだ。   「SWING」はジャズ黄金期であるビ・バップやハード・バップ時代の名盤に刻み込まれた、真のジャズの醍醐味を味わい尽くしたいがための、拘りのサウンドなのだから、これでいいのだ。  古ぼけた「SWING」も、未だ進化の道を辿りつつあり、ING現象を持続しているのだから、我ながら、そのエネルギーの強大さに驚いている。

 何かに継続して飽くなき挑戦に挑む人生こそ、ボケとは無縁の輝き続ける終焉を迎えることが可能だと信じている。

 

 日一日と「SWING」のアナログ・サウンドも冴え渡り、更なる充実度を増し、名盤をこよなく愛する熱いジャズ・フアンの皆さんと、ご一緒にジャズを楽しめるかと思うと嬉しくてたまらない!   ライブ全盛期のこんにち、今更、レコードなんか聴いていられるか! なんて仰る方も多いかと思われますが、そうかたくなにライブのみに拘らず、田間には、かつてのジャズ黄金期の天才達が残してくれた名演に耳を傾け、楽しんでみるのも、もしかして無駄ではないかも知れない。   

 

               (2016年5月22日)

 昨日は日頃から会いたいと思っていた福岡人であるM氏に再会出来て本当にうれしかった! 見るからに温厚で優しそうな雰囲気をかもし出している、彼特有の生まれながらにして兼ね備えた、誰にでも好感を持って迎え入れられそうな、親しみ深い好印象の持ち主である彼は、事実そのお人柄に至っても、見ての印象そのものずばりで、良く耳にする、九州男児特有の「気は優しくて力持ち」を地で行く、なんとも惚れ惚れする魅力的な成熟した大人の男性である。  広いこの世の中に、そうざらにいる様な人物では無い。  私の長い人生の中で、これほど親しみ深いお人柄の人物にお会いした記憶が全く無い。 彼を育てた親御さんに会ってみたいものだが、果たして今もご健在で居るかどうかは定かでないが、「親を見ればその子供はわかる」と、言うのが昔から世間の相場であるから、立派なご両親を容易に連想することが出来る。  因みに、私は父親の愛情を知らずに育った人間だから、両親に恵まれ育った幸せ人間に比べれば、なんらかの欠陥を伴った人間に成長したやも知れんのだ。  これは如何ともし難い人生の宿命なのだから、自分自身でその欠陥を補足して行くしかないのだ。  今更、過去の不遇に泣いて見た所で、どうしようもないことだから、プラス志向への役立ちには無縁のものだから、むしろそれよりも、今日只今、幸せの絶頂期にある我がジャズ人生を賛美すべきである。

 それにしても、M氏の実年齢を初めて知ることに成り、実年齢よりも、めっちゃ若い風貌の彼の若若しさに驚かずにはいられなかった。 少なくとも10歳は若く見える。 頭脳をはじめ身体全体からエネルギーが湧き出ている印象がなんとも魅力的だった。  

 九州男児M氏の何時までもお元気で輝ける老後を祈願したい。

 

 さて今日は、如何なるサンデーと成るのやら、全く予測出来ない。 と言うのは、伊勢志摩サミットの関係で、志摩一円は異状とも言える厳しい警備体制が敷かれており、窮屈な生活を強いられており、残念ながら風光明媚な居心地のいい自然風土が損なわれてはいるものの、地元住民の協力なくしてサミット成功は有り得ないのだから、あとしばらくの辛抱だ。  全国から派遣されてきた多くの警備員の皆さんは、本当にご苦労さんである。  何しろ夜も寝ないで頑張っているのだからね。 

 

     *バスフィッシングする子供の頃の孫達。

   *北アルプス「槍ケ岳」登頂を終え、高校生の孫と妻。

           *伊勢志摩英虞湾の夕日。

               (2016年5月21日)

 今朝も相変わらず三時半起床。 直ぐ様、妻と自分の二人分の朝食の準備に取り掛かり、出来上がり次第、一人で手早く済ませ、妻が目覚めるまでの約四時間余りを利用して、購入したばかりのマルチ・レコーディング・システム・プレーヤーで、お好みのレコードをCDにプリントすることにした。 使い慣れないと中々操作がややこしくて、右往左往するばかりで、プリント作業がスムースにはか取らず、手こずってしまいお恥かしい状況である。  でも四時間あれば、CD四枚ぶんのプリントを完成させるには充分な時間だから、ダビング作業に専念することにした。  なんとか奮起の甲斐有って、予定通りCD四枚を完成させることが出来た。

 決して高級機種とは言えない、ごくスタンダードなレコーディング・システムだが、うれしいじゃありませんか、出来上ったCDを念のため、仕上がり具合の音質の程度を確認すべく、試聴して見たところ、なんとその音質の良さにびっくり仰天!  たいしたこと無いだろうと、はなからその実力の程をなめていたのだが、どうして、どうして、予想外の性能の良さに脱帽させられた。 このマルチ・レコーディング・システム・プレーヤーは絶対お買い得だ!  もしも、レコードをCD化して保存したり、もっと利用範囲を拡大したい方には、是非、お勧めだ! 

 今朝は四枚のレコードをダビングして見たが、その中の1枚である、ジャッキー・マクリーン&デクスター・ゴードンが1973年にヨーロッパの某ライブ・ハウスで、お二人が共演した時の有名な実況録音盤で広く知られている、「ザ・ソース」が非常に印象深かったので、このレコードについて、少し触れて見たいと思います。

 多くのジャズ・フアンの皆さんは、この頃のマクリーンは、50年代の頃とは違って、フリー・ジャズの世界に埋没していたから、恐らく、彼の演奏に期待を寄せて聴いて見たいと思うジャズ・フアンの方は少ないのでは無いかと思われますが、それが、どうして! どうして! 予想とは全く裏腹に、一聴してみて、驚いた!

 そこには50年代の頃の「スイング・スワング・スインギン」やドナルド・バードと吹き込んでいた頃のマクリーンのあの充実した内容のメインストリーム・ジャズの王道を突っ走る、魅力に満ち溢れたハード・バップ・ジャズが色濃く刻み込まれているではありませんか、、流石にゴールド・ディスクに輝いただけのことは有ると、納得出来る名盤だと言っていいかと思いますので、もしも機会がございましたら、是非皆さんも1度耳を傾けて見ては如何でしょうか。、

 

 フリー・ジャズには、フリーの、モードにはモード独自の世界の魅力を、濃密に持ち合わせており、毛嫌いせずに、心開いて受け入れる幅広い柔軟性あるリスニング・スタイルこそ、生涯の相棒として、より長く楽しむための必須条件と言っても過言では無いと思う。

 そのてん、自分は、クラシックからロックを経てジャズに辿り着き、パーカーからコルトレーン、オーネット・コールマン、セシル・テーラーと、ありとあらゆる傾向の、オーソドックスなフォービート・ジャズからアートフルなフリー・ジャズまで、どのような音楽でも楽しめる音楽人間だから、実に幸せ人間だと何時も思っている。 

 とにかく、毎日、毎日、ほぼ46時中、何がしかのサウンド漬けの日々を送っていても、全く飽きることを知らないの所か、ジャズ・サウンドへの飽くなき欲望は増すばかり、と言った按配であり、本当に幸せ人間だと思っている。

 有る意味、ジャズ依存症の気配すら指摘されても肯かざるを得ないのが実情である。

 

  

 さて昨日は、暫くご無沙汰していた伊勢の長女宅のリトル・ガーデンのカサブランカをはじめとしたお花の手入れと、四季咲きバラ、二本の植え付けをするため、「SWING」を早朝三時に出発し、予定通りの作業を終え、妻が待ち侘びている「SWING」に帰宅したのが9時頃だった。 少し遅めの朝食を妻と二人で「SWING」のリトル・ガーデンで、朝のやわらかい陽ざしを全身に浴び、CDラジカセが奏でるモダン・ジャズを聴きながら、のんびり舌ずつみを打つことにした。 

 何しろ早朝三時のマイカー移動のせいか、厳重な警戒態勢が敷かれている伊勢志摩サミット警備員達に怪しまれたのか、伊勢にたどり着くまでに三度もの検問にひっかかり、チエックを受けた。 

 超遠距離から「SWING」詣でに挑もうとしているジャズ・フアンの皆さんは、サミット終了後に予定変更せざるを得ない有様である。  早く無事に終わって欲しいと願うばかりである。 

               (2016年5月19日)

 熊野灘に取り囲まれた奥志摩漁村の今朝の夜明け前の光景をご紹介しましょう。

 もの心つく前の幼少の頃から、夏とも成れば小学校にも、ろくに行かずに、朝から日没頃まで海に潜り、ヒシで魚を突いては、その魚が夜の食卓を賑わしていたものだ。 海が荒れると喜び勇んで愛用の板を持って波乗りに興じ、スリルを楽しんでいたのを、今でも鮮明に記憶しており、中学、高校も同様の延長線上を辿って来たから、地元の海の海底の形体は隅から隅まで知り尽くしてしまう有様だった。 

 妻はもともと海女出身だから、私に劣らず、海の何たるかは、充分知り尽くしていたから、今度は山の自然美を楽しもうと言うことで、20年前から妻と二人で、北アルプスや南アルプス、中央アルプスの素晴らしさを満喫しようと言うことで、仕事もほっぽり出して、いつも1週間程度の予定で3,000m峰の峰峰を縦走し、山の醍醐味に魅了され、すっかりはまってしまい、今では海よりも山の大自然美に心引かれ、すっかり山の虜に成ってしまい、その結果、南北、中央アルプスの3,000m峰のほぼ殆んどは踏破してしまった有様だが、歳追う毎に体力の衰えは避けられず、今では体力に応じた、県内各地の低山の山歩きを楽しんでいる。 と言うことで、今では海よりも山の自然美に惚れ込んでいる有様である。

 「SWING」の眼前に広がる熊野灘の夜明け前の渚のお散歩を日課にして、ウオークマンから流れ出るモダン・ジャズを聴きながら、海の素晴らしさを同時に楽しんでいるものの、山歩きとジャズのドッキングの素晴らしさに勝るものは無いと思っている。  大好きなジャズが有るからこそ、海でも山でも一段とその良さが映えると言うものだ。  やはり、ジャズは偉い!  まさに、ジャズこそ自分の生甲斐の根幹を成すものであり、生ある限りジャズとの絆は、きっとゆるぎないものであるに違いない。  ジャズに乾杯!!

 

*夜明け前の地元熊野灘の光景。

*10年前、立山三山を踏破し終えた直後の自分達。

 今日は東京で頑張って居る孫のS君の大好きな、昨日焼きあげた「全粒粉ゴマパン」を使ってのホット・エッグ・サンドや、肉や野菜料理を始め、紅鮭おにぎり等の食料を「SWING」がオープンするまでに完成し、午前中に発送することにしよう。  待ってろよ! S君。

 

 昨日は定休日だったので、朝はパン焼き、その後は、家庭菜園に汗を流し、夜にはレコード・コレクションの整理に集中し、多忙な一日を過ごした。  そう言えば、屋外でラジカセのCDでジャズを聴きながら菜園作業に勤しんだものの、「SWING」店内でのんびりジャズを楽しむ時間を確保することが出来なかったせいか、いささか寂しい一日だった。   でも今日は、ガンガン、ジャズの轟音に埋没出来そうだ、。

 

*妻が若かりし頃の海女姿。 (カメラマンは勿論私です) 

               (2016年5月18日)

 何時もの定刻三時起床。 まず外に飛び出し、真っ暗やみの空を見上げた所、空にはお星達がキラキラと輝き、満点の星空が広がっていた。  今日の日の出は恐らく満面の笑みを称える見事なものだろうが、今日は今から、妻が目覚める迄に「全粒粉ゴマパン」を焼きあげなくちゃいけないから、今朝のお散歩は断念することにしよう。  

 三時にパン焼き開始、予定通リ、妻が目覚める直前の七時半に「全粒粉ゴマパン」焼きあげ完了。

 今日は定休日だから、妻にベーコンや玉子を使ってオープンサンドを色々作ってもらい、野菜サラダは自分が作り、のんびり、ゆったり、ジャズを聴きながらリラックスこの上ない朝食を二人で楽しむことにした。

 

               (2016年5月17日)

 何時ものペースで朝食を済ませ、無意識のうちに何時の間にか屋外に雨傘をさして立っている自分がいた。 今朝は風もなく空一面分厚い雲に覆われ、音も無く静かに小雨が舞い落ちる中を何時の間にか目の前に広がる熊野灘へと、無念夢想のそぞろ歩きを始めていた。  「春雨だ濡れて行こう」なんて言う趣きとは全く違って、習慣ずいた無意識に近い早朝の癖とも言える、波打ち際の渚のウオーキングに出掛けていた。

 見方によっては、静かに舞い落ちる春雨の中を雨傘さして、人っ子一人いない、静まり返った大自然の渚を、ポッケに入れたウオークマンから流れ出るモダン・ジャズを聴きながらの早朝散歩も、おつなもので、癒しのムードに満ち満ちた、黄金のひとときなのかも知れない。 

 そんな価値あるゴールデン・タイムを容易に手に入れられるのだから、眼前に広がりを見せる熊野灘と言う大自然の環境に感謝しなくちゃいけない。  やがて目の前まで近ずきつつある、「熊野灘のサマー」を迎えると、「SWING」からパンティ1枚の丸裸にサンダル履いた出で立ちで、早朝の渚のお散歩に出向き、寄せては返すさざ波の、渚の砂浜をザクッザクッと踏み締めながら裸足で歩く心地良さは格別で、ここ奥志摩で、大自然からの恩恵を全身一杯に確りと受け止めながら、ジャズとのドッキングを図り、生き生きとしたパワフルなアドリブを精一杯演じながら暮らす日々の何と楽しいことか!  一時として、一日として退屈と言う二文字とは、全く無縁の日々を送っており、健康に感謝! 家族に感謝! 友人に感謝! 全国から訪れるジャズ・フアンの皆さんに感謝! そしてジャズに乾杯!! 

 

     *小雨が舞い落ちる熊野灘の今朝四時の光景。

               (2016年5月16日)

 いよいよ五月も中盤戦に突入。 リトル・ガーデンのお花達や野菜苗達も順調に育っており、このぶんだと今年も無農薬自家栽培の野菜達が食卓テーブルに、色鮮やかな井出達で姿を見せては、私達妻と二人の食生活を彩り、健康体を維持するために大きな貢献をしており、多くの野菜達に感謝! 感謝!

 

 それにしても昨日のサンデーは多忙を極め、目から火が出そうな状況だった。 コーヒーやドリンク類だけのオーダーならば極めて楽チンなんだが、ピッツァとパスタのオーダーが多く、調理に時間を要するから、レコード処理の対応に苦労させられ必死だった。 だが、これが商売だから頑張るしかない。 しかし、大好きなジャズの轟音の中で懸命に働くのは実に楽しい! 大音量のジャズがあればこそだ! まさに、ジャズ様様だ! 

 ジャズ・サウンドの轟音に埋没していると何故か疲れを意識しなく成ってしまうのだから不思議でならない、だから何時も閉店後に一日の疲れが一揆にどっと疲労を感じるのが常である。

 この歳で元気に現役第一線で汗水流して働き、毎日毎日大好きなジャズを浴びるほど楽しめるのも、元気なればこそなのだから、健康体に感謝しなくちゃいけない。 

 本格的にレコードを楽しめるジャズ喫茶をオープンする四年前までの36年間は、小規模ながらもイタリアン・レストランを営んで来たから、ピッツァやパスタの調理はお手のものだから、全く困ることは無いのだが、調理とレコードの対応処理とを同時進行でこなさなくちゃいけないところが、大変なのだ。  

 しかし、ご来店下さったジャズ・フアンの皆さんの満面の笑みを見た瞬間に、一変に疲れも吹っ飛んでしまうのだから面白い。 

 最近、超遠距離から訪れるジャズ・フアンの皆さんが、「SWING」がオープンする11時前にお見えに成ることがよくあり、又、そればかりか、一泊の予定で「SWING」詣でに挑むジャズ・フアンの皆さんが、閉店後にお見えに成るケースが頻繁に起きており、支障の無い限り、その都度、御要望に応じ、夜遅くまで営業する頻度が最近増して来たのは事実だが、何しろ連日連夜、深夜遅くまでオープンするのは、私のこの歳では無理だから、御要望の有る時のみ夜間営業はさせて頂いておりますので、ご希望の方は、ごえんりょなさらずご連絡下さい。

 例えば、東北や福岡等から「SWING」詣でに挑む皆さんの多くは「伊勢神宮参拝」とセットでと言うか、「SWING」詣でを主たる目的で来られる方達も、表立っては「伊勢神宮参拝」を名目にして伊勢志摩を訪れる方が多いため、どうしても多くの時間を要してしまい、一泊せざるを得なく成ってしまうのが現実なのである。

 何しろ、私のこの歳では、常時遅くまで夜間営業するのは困難なため、現在のビジネス形体を維持せざるを得ないから、御要望があれば適宜それに対応していきたいと考えている。

 

*超遠距離から来店し、ピッツァを食したあと、ゆっくりとコーヒーを味わいながら、モダン・ジャズを楽しんで行った。