(2016年5月15日)

 昨日はサタデーとあって、何時もだったら、平日とは幾分違った趣の時間経過を楽しめるのだが、何しろ目の前まで足音をたてて近ずきつつある「伊勢志摩サミット」と言う世界規模の大イベントの影響で、ご当地志摩住民の私生活は厳しい監視体制下に置かれている関係から、平穏無事な日常生活に少なからず異変を生じ、戸惑いすら感じてしまう有様だが、ここまでやるか! と言わしめるほどの膨大な警察官や警備員そして自衛隊員の皆さんの膨大な人数の投入による、物量作戦の凄さときたら、まるで想像を絶する、圧倒されんばかりの厳重なチエック態勢が敷かれており、その凄さと来たら、まるで非常事態宣言でも発せられたかの様な、これまでの長い人生の中で、この様な驚愕の異変とも言える、我が目を疑いたく成るほどの異様とも言える光景を目にしたのは、勿論初経験であり、サミットの幕を閉じるまでの、あと二週間余りの間は、志摩一円はネコの子一匹たりとも自由に歩き回ることの出来ない程の厳しい監視体制下が敷かれており、全力をあげて平穏無事にサミットの幕を閉じるべく、住民全員が一致団結して協力し、無事成功を祈るばかりである。

 

 伊勢志摩サミットのおかげで、堅苦しい警察官と言う職業に付く皆さんの中にも、ジャズ・フアンの方が居ることがわかり、少なからず驚いている。   全国から派遣されて来た警察官の皆さんは、一日を三交代で任務を果たしているらしいが、任務から開放され、自由なプライベート・タイムを過す皆さんの中に、カラオケならばイザ知らず、なんと! ジャズをこよなく愛するジャズ・フアンの方が三人(群馬人・山口人・神奈川人)「SWING」に来店し、たっぷりジャズを楽しんで行ったのには、全く予想外の出来事で、ビックリ仰天!  堅苦しい職業に付く警察官を改めて見直すことにした。  

 最近になってサミットが近ずくにつれ、個人経営の飲食店オーナーさんから、サミットによる影響で、悲しい悲鳴の声を耳にする頻度が高まり、可愛そうだが、あと暫くの辛抱だから、我慢、我慢で耐え凌ぐしかない。

 

 さて昨日は実に平凡なサタデーだったが、果たしてサンデーの今日は如何なる一日と成るのやら?

 

   

*米国在住の弟が描いた油絵(ビリー・ホリデー)。

              (2016年5月14日)

 昨日は伊勢志摩地方いちえんの情報網の要を担っているローカル・テレビの松阪ケーブルさんが早朝来店し、「志摩あるき」と言う番組に「SWING」さんをご紹させて頂きたいので、是非、取材させて欲しいと言うのだ。

 実は四年前にも「志摩あるき」の番組に出させて頂いた経緯があり、その際、話題を集め、住民の皆様のお役に立てたのであれば放映参加の意義も充分見出せるのだが、好ましい成果どころか残念ながら違和感すら生じてしまう結果を招くありさまだったので、これは「SWING」の居心地良い居場所の番組では無いことを実感させられた思い出があり、今回ばかりではなく、昨年から何度となく「志摩あるき」の取材依頼を申し受けて参ったが、その都度、辞退させて頂いて来ましたが、昨日は突然の取材依頼ではあったが、地域住民の皆さんに「SWING」の存在意義をご理解して頂けない状況下において、演歌のカラオケをこよなく愛する住民の皆さん方に取って、外国の音楽文化への理解度や興味の稀薄さから来る無関心下の状況では「志摩あるき」の番組に参加させて頂く意義は全く見出せ無いと判断していたため、今回も一様ご辞退させて頂いたのですが、担当カメラマンとエスコート役のアナウンサー達の熱い情熱の懇願にほだされてしまい、ついにOKしてしまい、あっと言う間の僅か30分で取材完了と成った。

 「放映予定日」は、三重テレビ(7チャンネル)、(月)6:30 16:30 (火)8:30 18:30 (水)10:30 20:30 (木)12:30  22:30 (日)6:30

 

 何しろ、ジャズ喫茶「SWING」は伊勢志摩漁村の度田舎に、首都圏をはじめ大都会にも存在しないほどの、今の時代、稀に見る極めて異色的な存在として認知されている状況下、来店客も首都圏を始め東北から福岡に至る広範囲に及ぶもので、一般的にジャズ喫茶と言えば、ライブが主体に成立っているのが常識だが、「SWING」はライブを行わず、かつての天才達が残してくれた名演の数々を熱く刻み込まれたレコードの醍醐味を、存分に楽しんで頂くのみの極めて変則的な半人前とも言える、一風変わった、時代の進化に取り残された、半世紀前の時代の産物と思しき、弱小ジャズ喫茶として、飽くまでのアナログ・サウンドの大音量再生に頑固に拘り続ける、常識はずれとも言えるジャズ喫茶「SWING」は目立った存在だから、或る意味、取材する側に取っては「SWING」は恰好の目玉商品に成り得る性質を持った対象物だと思っている。  そのためか、日頃からローカル雑誌等の取材依頼を頻繁に申し受けることがよくあるが、ジャンル外の世界の出来事には至って無関心だから、総てお断りしている状況である。

 

 レコードに於ける名演奏の大半が、ライブでの演奏を記録したものが、その殆んどを占めているのを見てもおわかりの様に、緻密な計画のもとに行われるスタジオ録音よりも、乗りに乗ったライブの方が優れていることをよくわかる。 だから、ライブは最高だが、たまにはのんびりコーヒーでも飲みながら、リラックスして、レコードを紐解くのもいいかも?

              (2016年5月13日)

 歴史の風雪に耐え続けて来た栄光の遺産とも言うべき、かつての天才達のジャズへの情熱を、熱く刻み込んだ、栄光の遺産である、珠玉の名盤達が、今尚依然として輝きを失せず、その存在感たるや増すばかりとなり、多くのジャズ・フアンの皆さんの心を捉えて離さず、中でもレコード文化をこよなく愛する皆さんの熱い視線が、最近富に注がれ始め、来店客の皆さんとのジャズ談議の中で、多くの皆さんのレコードへの執着心の強さと、名盤への飽く無き収集欲の凄さに脱帽させられることが、日常茶飯事の如く、頻繁に遭遇することがあり、デジタル文明華やかなりしこの現代に、未だレコード文化健在なりと印象付けられる頻度が増すばかりである。

 そればかりか、レコードへの欲求心の高まりと平行して、最近、時代遅れの産物の象徴とも言える真空管アンプの実力が改めて見直されはじめ、人気急上昇中の気配をひしひしと感じさせられる今日この頃である。

 何しろ、ジャズ喫茶「SWING」は40年以上も古いものばかりだからね。  ここに来て、新しいものばかりが歓迎されるのではなく、いいものは何時の時代にも、いいものだと言うことがお解かり頂ける時代に成って来たようだと、老婆心ながら安堵している今日この頃である。

 

              (2016年5月12日)

 何時もの定刻、三時半起床。 例によって、お天気伺いを立てるため、すぎさま外に飛び出し、空を見上げて見たところ、無数のお星さん達がキラキラと輝き、満天の星空が広がっていた。 北アルプスの3.000m峰の峰峰の頂きからの見事な眺望とまではいかないまでも、自宅の庭からこの様な大自然美の眺めを満喫出来る時間帯があり、一日の中で、早起きする者達への天からのプレゼントが、チャントと用意されているのだから、うれしいじゃありませんか。 どうか皆さんも、この天からのプレゼントを遠慮なく頂戴されてみては如何でしょうか。 今朝は久々に快晴に恵まれ、満天の星空と満面の笑みを称えた日の出君との再会を果たすことが出来たのだから、今日と言う日は快調なすべり出しと言える。  日の出君から無限のパワーを頂戴し、元気もりもり、大股の早足で帰宅し、リトル・ガーデンのお花達や菜園の野菜苗達に水やりを施し、妻が目覚めたら二度目の朝食を一緒に取るのだが、それまでの約二時間、大好きな濃い目のキリマンを点て、マグカップになみなみと注ぎ入れ、サブシステムを使って、購入したばかりのコピー・マシーンでダビングしたばかりの、コールマン・ホーキンスとフィル・ウッズのCDをBGMにして、早朝の読書タイムを楽しむことにした。

 

      *「SWING」の眼前に広がる熊野灘に面した大野浜の今朝の夜明けの光景。

 ジャズ喫茶を営んでいて、常日頃からよく耳にする言葉ですが、「昔の初期の頃のマイルスはよかった!」

これは、たとえオールド・フアンならずとも、、ジャズ・フアンと称する方であれば、多くの方達は50年代初期から後期に掛けて「ジャズ美」の頂点を極めた、50年代のマイルスのドラマチックな名演が鮮明に刻み込まれた、名盤と言われるものが、数多く存在し、そのどれもが帝王に相応しい貫禄充分の歴史的名演とも言える見事なプレイが熱くつずられているものばかりだから、ジャズ・フアンの多くは、その当時のレコードは総てコレクションしたい気持ちは痛い程によくわかり、自分も多少はコレクションしておるものの、総てを入手するのは至難の技と言える、何故かと言えば、コルトレーンよりは少ないものの、マイルスも私家盤と称する海賊盤が相当数出回っており、それらを総て収集するのは、半端な努力では達成出来ない難問だからです。  自分もマイルスの海賊盤なるレコードを少し持ってはいるが、そのどれもが、すばらしいものばかりで、可能な限りコレクションしたい気持ちがよくわかる。  

 しかし、「マイルスの晩年の作品は、どうも馴染めず、頂きかねる。」と言うジャズ・フアンの方が以外に多く、少なからず残念で成らない。  幸か不幸か、私はロックからジャズの門を叩いたせいか、エイトビートのリズムもフォービート同様に大好きだから、フュージョンをはじめとするエレクトリック・サウンドも好きだから、ナロー・ジャンルの音楽フアンの方よりも、遥かに人生楽しく生きていけると思っている。 ジャズも60年代中頃に成ると、オーソドックスなフォービート・ジャズは次第に陰が薄らぎ始め、ファッショナブル・サウンドの雄であるフュージョンやモードと言ったニュー・サウンドが主流となり、オーソドックスな50年代ジャズを愛する皆さんに取っては悲しい不幸な時代到来となり、「SWING」に来店するジャズ・フアンの皆さんの中にも、沢山マイルスの後期の電化作品は受け入れられない方がお見えに成り、可愛そうで成らない。

 幅広い柔軟性のあるリスニング・スタイルを望んで止まない。

 

              *自分が所持するマイルスの海賊盤。 

              (2016年5月11日)

 今朝も又しても、空一面に厚い雲に覆われ、強風吹き荒む荒れ模様の、ごきげんうるわしくないお天気には、うんざりし、これでは目の前に広がる熊野灘の渚のお散歩に出掛けても、満面の笑みを浮かべた日の出君との再会を果たすことなど不可能どころか、まともに歩けない、なんとも情けない状況だから、これでは自分の誇り高き城である「SWING」店内で、のんびり読書でもしながらサブ・システムを使って小音量でモダン・ジャズでも楽しむよりほかなさそうだ。

 と言うことで、例によって妻と自分の二人分の朝食の準備をし終え、自分一人で、店内のベスト・リスニング・ポジションにどっかと腰を下ろし、大好きな入れ点ての濃い目のキリマンをすすりながら、まるで王様か貴族の様な気分で、大フアンである植草甚一の著書をひっぱり出してきて、BGMに使うサウンドは、先月、購入したばかりのマルチ・コピー・システム・マシーンを早速使って、マイルスの海賊盤レコードからCDにテスト的にダビングしたばかりの、初々しいCDを試聴兼ねて聴いてみることにした。  こんなマシーンで果たして満足なコピーが出来るのだろうか? と内心疑ってはいたものの、いざ出来立てのCDを試聴してみたところ、別段不快なノイズも全く無く、予想以上にクリアーで純度の高い信号が確りと刻み込まれており、SN比の高い、透明度の優れたサウンドがコピーされており、コピー能力の実力の高さに驚かされ、流石にメードイン・ジャパンだけのことはあるわい! と感動させらてた。  マルチ・コピー・システム・マシーンの実力をなめていた自分が、なんだか恥ずかしく成ってきて、まさに完成度の高さに脱帽! せずにはいられなかった。  これは利用価値がありそうだぞ! と、にんまり微笑む自分だった。  多少面倒な操作をしなくちゃいけないが、慣れれば容易に出来るようになるだろうから、別段、問題では無い。

 早速、コピー用のCDRとCDケースを購入し、何時でもコピーが出来る準備態勢を整えておくことにしよう。

 

        *「マルチ・コピー・マシーン」と「植草甚一の著書」と「サブ・システム」。

 今日は定休日だ。  そうだ妻が志摩市民病院の整形外科で定期健診を受診する日だった。 予約済みだから順番待ち時間が最少限で済み、おおいに助かる。  恐らく午前中には帰宅出来るだろう。  

 

              (2016年5月10日)

 目覚め一番先ず外のお天気伺いをたてると、予想どうり小雨模様の暗く肌寒い、冴えない今日の始まりだ。

因みに、朝食を済ませた今の時間は一体何時だろうと、ふと時計に目をやると、針は丁度4時ジャストを指していた。 

 久々に「SWING」の目の前に大きく広がりを見せる、まるでプライベート・ビーチの様な、熊野灘の波打ち際の渚のお散歩に出掛けることにした。  昼間の暖かさからは、とても想像出来ない、随分肌寒い、小雨模様の薄暗いムードの外のこの様子では、「春雨だ! 濡れて行こう」なんて言う気分には、とてもじゃないが、程遠い殺風景な、実に冴えない雰囲気を呈していた。  でもそれなりの大自然美の持つ夜明け直前の光景を目の当たりにして、何となくいい気分を味わうことが出来たから、幸せと言わねば成るまい。

 

 *伊勢志摩サミットで賑わいを見せる、奥志摩の夜明け前の、小雨に煙る熊野灘に面した、大野浜の光景を下記にアップさせて頂き、皆さんにも自然美の一端をお裾わけさせて頂くことにしょう。

 渚の早朝散歩を終え、「SWING」に帰宅し、早速、大好きな濃い目のキリマンをマグカップになみなみと点て、お客さんから頂戴した「あとひき豆」をポリポリかじりながら、のんびりゆったりコーヒー片手に、久々にサブシステムを使って、只今、ルー・ドナルドソンの「SUNNY  SIDE UP」のレコードを楽しんでいる所だが、ドナルドソンにまつわる思い出話を少し書き込むことにしよう。

 今からさかのぼること12年前の2004年7月。 東京のディスクユニオンでレコードの特売が模様されたので、その当時、コルトレーンとマイルスの海賊盤の収集に没頭していた頃だったので、これはチャンスとばかりに、一泊二日の予定で掘り出しもののLPを購入するため、上京したところ、幸運にも丁度、ドナルドソンの来日ステージを見るチャンスを偶然にも遭遇することが出来て、これはラッキーとばかりに、早速S席チケットを購入し、ルーのサウンドに酔いしれ、満喫することが出来たが、皆さんもよくご存知の様に、彼は取り立てて新しいサウンドに挑戦している、ジャズ・シーンの先頭を突っ走っている重臣人物ではないのだが、モダン・ジャズのメインストリームを確りと生き抜いて来た風格を備えた情緒豊かなサックスを吹いていた、けなげなその姿を目の当たりにして、彼の表現力の素晴らしさに、胸の熱く成る感動を覚え、歴史の重みの様なものを感じずにはいられなかった記憶を、今でも鮮明に覚えており、それと重ね合わせて、このアルバムを耳にすると、成る程パーカー直系のバップスピリットを色濃く感じずにはいられない、素敵なレコードだと言うことを、改めて再認識させられる思いだった。

 ジャケットのデザインも実にシンプルで洒落ていて、私のお気に入りなんです。

 (右はサブ・システム)

               (2016年5月9日)

 「SWING」の目のお前に広がる熊野灘に面した大野浜の今朝、日の出時刻直前の、今にも雨が零れ落ちそうな光景をご紹介します。

 

 「伊勢志摩サミット」を直前に迎えた今日この頃、これと言った別段不穏な情報も耳にしない、極めて平穏無事な日々を過ごせるのも、日夜を問わず懸命に警備を担当なさっておられる、全国から派遣された数多くの警察官の皆さんの血の滲むような努力の賜物なのだから、地元住民の我々は感謝感服しなくちゃいけない。

 

 昨日は「SWING」がイタリアン・ショップとしてオープンした40年前の、若かりし頃のジャズ仲間三人が突然「SWING」に顔を出し、10年振りの再会を果たし、旧友を温め、実に懐かしく、楽しいひと時を過すことが出来た。 何しろ彼等とは暇を見つけては、名古屋や大阪で行われた世界の名だたるミュージシャン達のライブを頻繁によく見に行ったものだ! 、まさに人語に落ちない熱狂的なジャズ・フアンの悪友仲間だったのだ。 

 恐らく今でも、あれだけジャズを愛し、ジャズに傾倒した生き様を堂々とやって退けた、大胆不敵な人間は、恐らく、そうざらにはいないだろうと自負している。

 何しろ、こずかいの大半どころか、借金までして、世界の一流処のミュージシャン達のライブを見逃すまいと、我々悪友五人仲間は約20年間に渡り、ライブ鑑賞に明け暮れ、そのおかげで当時来日した有名処の顔ぶれのライブを見逃すまいと、悪口を叩かれながらも、可也の無理を押し通し、しゃにむにライブ会場へと足を運んだものだ。 そして、あのライブ・ステージでの感動の名演を脳裏に確りと焼き付けたおかげで、今尚、あの感動のライブは未だに鮮明に記憶の薄らぐことはない。  特にコルトレーンやマイルス、アート・ブレーキー、マックス・ローチ、ビル・エヴァンス、トミー・フラナガン、キース・ジャレット、マッコイ・タイナー、ジミー・ギャリソン、ミルト・ジャクソン、ジョニー・グリフィン、ジョー・ヘンダーソン、レイ・ブラウン、フィーりー・ジョー・ジョーンズ、ロン・カーター等数え上げればきりがないが、これ等のライブ鑑賞に要した経費は相当なものだが、決して無駄使いしたとは全く思っていない。

 今と成っては、逆に我ながらその当時の馬鹿な自分を、よくぞやったと、ほめてやりたいぐらいである。 現在では自分に取って、その当時の思い出は貴重で大きな財産となっており、全く後悔はしていない。  特にマイルスとコルトレーンのライブに至っては二度見る事が出来たのだから、今考えると幸運としか言い様がない。

 二度とやって来ないであろうジャズ黄金期のあの絶頂期を、ジャズ一色に特化した生き様を、堂々とやってのけた自分は、なんて幸せ人間なんだろうと、今更ながら家族や友人達の皆さんに、ただただ感謝! 感謝!

 

               (2016年5月8日)

 昨日は全く予期しない驚愕の出来事が発生した!  何をそんなに驚いたのかだって?  是迄私がコメントして来た、「伊勢志摩サミット」による多くの住民達が予想外のデメリットの大きさに嘆き悲しんでいた内情を打ち明け、「伊勢志摩サミット」の名前ばかりが、どんどん一人歩きしてしまって、住民達の幸せにつながる明るい情報が何一つ見当たらない寂しい現状に、クギを指す辛口コメントを、以前にHPに書き込んだことが有りはしたものの、昨日は私が指摘した「伊勢志摩サミット」によって生じて来た予想外のデメリットを、一揆に吹き飛ばさんばかりの明るい驚愕の出来事がこの「SWING」で起きたのだ!  実は、その嬉しい出来事とは? 

 昨日はオープン定刻の11時より1時間早く、神戸から六人組みの常連さん達が来店し、彼等が「SWING」を後にしたその直後の2時半頃だっただろうか、若いゼントルマンがお一人お見えに成り、ジャズ・フアンのリスナーとしての見本とも言える素晴らしい立ち振る舞いと、確かで豊富なジャズ知識に裏付けされた見事なリクエスト内容の次元の高さに驚き、これは並のジャズ・フアンではなさそうだ! と気付き、彼にお話を伺って見たところ、何と! 何と! 「伊勢志摩サミット」の警備隊員に関東から特別派遣されて来た警察官だったのだ!!

 まさか、まさかの予期しない驚愕の一日であった。  当「SWING」に取って素晴らしい、まさにジャズ喫茶での、ジャズ・フアンのリスナーとして完成された、お手本とも言うべき人物に、オープン以来4年目にして初めてお眼に掛かることが出来たのだから、春の大連休の最終章を飾るに相応しい記念すべき1日であり、皆さんから、軽率人間とののしられそうだが、感動の余り私は、誰もいない「SWING」店内のリスニング・ポイントで、渾身の声を張り上げて、「伊勢志摩サミット・バンザイ!!」と、両手をあげて叫んだのだ。

 まさかサミット警備隊員の方に驚愕の感動を頂戴してしまったなんて、世の中の人間様を改めて見直す羽目となり、目からウロコの一日であった。

 

 当「SWING」は来店客個人のプライベートな情報発信は、なるべく差し控えたいと常ずね考えているから、画像書き込みも自ずと最少限に留めております。

 

 

 *関東から派遣されて来た若き本格派ジャズ・フアンの「伊勢志摩サミット警備隊員」。

 さて今日は、いよいよ春の大連休の最終日を迎え、一体如何なるサンデーと成るのやら? 期待に胸膨らませ、いささか疲れ気味の老体に鞭打ち、ジャズの大轟音に埋没することにしよう。

 

 かつての天才達が残してくれた、数々のジャズの名演に酔いしれたい方は、私と一緒に楽しもうではありませんか。

 来たれ! 我と思わんリスナー諸君の来店を待つ!  ジャズは最高です!  もっと、もっと、ジャズの醍醐味に埋没しようではありませんか。

 

 

              (2016年5月7日)

 シーズンによってか、来店されるジャズ・フアンの皆さんの好みによってか、どうかは、定かではないが、不思議なことに、管楽器のリクエスト、それもテナー、アルト、ペットに、それぞれ明白に分類され、何故か片寄ってしまう傾向に成りがちであるが、どうやら、季節や天候と言った環境条件と無縁ではないらしい。 ピアノものが集中的にお皿の上に乗る時期があるかと思うと、ギターものが、やけにリクエストされる時期があり、シーズンによって好まれる楽器の種類が、どうやら最近存在する様な気がして成らないのだ。  ジャズを愛でる当事者のその時点の気分や精神状態、そして時間帯等によっても随分聴きたいジャズの傾向や、好まれる楽器の種類が異なってくることが、うすうす感じられる様に成って来た。  これは人間という複雑怪奇な感情動物のなせる業に他ならないのだが、来店されたジャズ・フアンの方が、今どの様な傾向のレコードを今聴きたいのか? ドンピシャリ見事的中させることが出来る時が、偶然にも時たまあるのだが、その時は、私の特権でもあり、実に痛快な気分にさせられる。

 実は昨日、大阪からヤングのアベックのお二人がお見えに成った際、お二人が醸し出す雰囲気から自分なりに判断して、恐らくピアノ・トリオ・サウンドを聴いて見たい様な感じをしていたから、格調高い趣のあるビル・エヴァンスやキース・ジャレット等のLPを、お皿の上に次ぎ次ぎと乗せてみることにしたが、それがなんと彼等アベックが聴きたがっていたレコードとドンピシャリ合致していたことが、「SWING」」を後にする際に彼等のコメントで、その事実が判明したのだが、その時は我ながら実に痛快な気分だった!  お客さんが今聴いてみたいミュージッシャンは? そしてそのレコードはどれか? ずばり的中させることの出来る確立は、三割にも満たないものではあるにせよ、これはジャズ喫茶オーナーの楽しみの一つでもあり、特権でもあるのだ。 

 春の大連休で快晴ともなれば、その上、自分のお気に入りの、期待どうりのサウンドが聴けるとあれば、気分も高揚している筈だから、聴いて見たいレコードは、どれか? おおよその見当が付くと言うもの。

 

 そう言えばGWもいよいよ終盤を迎え、果たして今日は如何なるサタデーと成るのやら。

昨日、一昨日と連日に渡り、お隣の岐阜から熱いジャズ・フアンの方達がお見えに成ったのは非常に珍しい出来事だった。  彼等曰く! 「マスター、<SWING>さんのように、豪快に大音量でレコードをたっぷり楽しめるジャズ喫茶は、岐阜は愚か、お隣の名古屋にだって有りませんから、この様に毎月友人と二人で出掛けて来るんです。 何時までもがんばって続けていてくださいね。」 とお客様から励ましのお言葉を頂戴することが最近富に増え、皆さんのご期待に添えるべく老体に鞭打ち、全国のジャズ・フアンの皆さんにご奉仕せねばいけないと、自分に強く言い聞かせて、気合を入れている今日この頃である。

 

 今の時代、ライブ派のジャズ・フアンの皆さんに取っては、大変恵まれた時代ですが、レコードでかつての天才達の名演を楽しむディスク派と言われているジャズ・フアンの皆さんに取っては、最悪の悲しい時代だと言っても決して過言では無いでしょう。  

 

     *岐阜からお見えに成った若き熱烈なディスク派ジャズ・フアン。

               (2016年5月6日)

 ところで、時代がどの様に変わっても、そして、それにつれてジャズの流れが如何に変わっても、ジャズ喫茶における永遠の人気アルバムと言うのがある。  ジャズ喫茶で最も良くリクエストされるアルバムと言うものがあり、そのアルバムこそ、とりも直さず永遠のベスト・セラー・アルバムでもあるのだが、かの「サキ・コロ」や「サム・エル」「オーバー・シーズ」「ケリー・ブルー」と言ったアルバムは、私の店でも、本格的なジャズ喫茶オープン以来、はや四年目を迎えようとしているが、あいも変わらず人気アルバムとして、未だ不動の地位を確立しており、人それぞれ多少の好みの違いは有るにせよ、最大公約数的人気アルバムは依然として未だに、全く変化の兆しが現れないのだから、まるで時計の針が静止したかの様な錯覚すら覚える始末である。

 一般常識として、ジャズ喫茶をオープンするには最少限5,000枚程度以上のレコードを所持していなければ、とてもリクエストに対応出来ないと言われていたものだが、実際、私がジャズ喫茶をオープンさせる時点には、5,000枚はおろか、その半分にも満たない、わずか1,800枚の貧弱なコレクションしか無く、お恥ずかしい限りであり、全く充分とは言えないまでも、なんとか今日まで耐え凌いで参ったが、来店されるジャズ・フアンの皆さんのリクエスト盤が、先ほど言った如く、人気アルバムの大半が、おおよそ固定化しており、使用するレコードが限られているおかげで、今日までなんとかやってこれた訳だが、アルバム・コレクションなんて、負け惜しみではないが、1,000枚程度も有れば、どうにか成るものだと言うことがわかったものの、使用するLPがどうしても同じものばかり、繰り返し繰り返し使う頻度が高いから、人気アルバム程、磨り減ってしまい、磨耗が激しく、キズやホコリ等で劣化が目立ち、音が悪く成ってしまうのが悩みの種である。  ものは考えようで、雑音や音の劣化は人気アルバムの証しであり、名誉ある勲章でもあるのだと、勝手気侭な自己満足に終始している。 

 

 私の憧れであり、目標でもある、一関の「べーシー」は、約半世紀に渡り、我が国のジャズ喫茶業界の頂点に依然として君臨し続け、他の追随を全く寄せ付けない凄みを華っておりますが、レコード・コレクションに至っては、何と、10万枚に及ぶ膨大な枚数だが、収納スペースを確保するだけでも、至難の技である。

 何しろ「べーシー」のマルチ・システムの増幅系であるアンプ類の総てが、JBL社長であるランシング氏直々に御出ましに成って、「べーシー」専用のチャンデバやマルチ用モノラル・アンプ類10台余りの総てを特注で製作したのだから、誰も真似の出来ない、まるで別格とも言える、ヨダレの出そうな、豪華絢爛たる夢のようなシステムを完成させたのだから、文字通リこの完璧なJBLシステムを越えることは不可能と言える。

 まさに理想のJBLマルチ・システムここに有りと、我が国が世界に誇るジャズ・オーディオ・システムと言えるものだ。 

 「SWING」のSPユニットは「べーシー」のものとほぼ同一のユニットを使っているが、ドライバー・ホーンのみが異なっており、「べーシー」のホーンは鶏が羽を広げたようなデフィーザー付きのでっかいものだが、「SWING」のホーンは迫力満点のストレート・ホーンを使っており、力強さにおいては、「SWING」のホーンの方が勝っているが、その他に付いては、何一つ及ばないものばかりである。 

 

 さて昨日は、非常に珍しい一日だった。 一体何がそんなに珍しいかだって?  曲がりなりにも本格的なジャズ喫茶として、スタートを切った「SWING」も、はや四年目に成ろうとしているが、その間、ミュージシャンが「SWING」のドアを開け、入店して頂いた数は、ほんのわずか拾指にも満たない数だろうと記憶しているから、人数的には、ほぼ、皆無に等しいものだと言える。

 それもその筈、ジャズ喫茶「SWING」は、本来レコードの醍醐味を本格的にお楽しみ頂くジャズ喫茶であり、ライブを楽しんで頂くジャズ喫茶では無いのだから、当然の如く、ミュージシャンの皆さんが、わざわざ「SWING」に顔を出す必然性なんか全く無いのだから、当然と言えば当然である。  しかし、昨日は、その当然のお決まりが、ひっくり返ってしまったのだから驚いた!  一体何が驚いたのかだって?  

 毎日、毎日、多忙極まる日々を過ごしている、地元、三重を代表するミュージシャンの皆さんが三人もお揃いで同時にご来店下さったのだからね。 「SWING」に取っては、まさに、これを珍現象 と言わずして何と言おうか!   とにかくミュージシャンの方が「SWING」にお見えに成るなんて、全く予期していなかっただけに、驚きと嬉しさに、歳甲斐も無く、一瞬、胸が熱く成り、皆さんに、悟られまいと、けんめいに、平然と立ち振る舞ってはいたものの、内心お恥かしい限りであった。 

 とにかく昨日は「SWING」に取って、喜ばしい記念すべき一日であり、春の大連休の最終日を飾るに相応しい素晴らしい一日であった。

 

      *今朝も早起きして、恒例の「全粒粉ゴマパン」を焼き上げました。 

               (2016年5月5日)

 昨日とは全く違って、「SWING」の眼前に広がる熊野灘の大自然の夜明けの光景は、一点の曇りも眼に留まらない見事なものだった。

 

 ご当地伊勢志摩では、世界七カ国首脳陣達が一堂に会し、膝を交えて難問解決の糸口を模索する一大イベントが開かれる「伊勢志摩サミット」が眼の前まで迫って来た。 少なからず予想はしていたものの、日増しに警備の度合いは高まるばかりで、くまなく隅々まで鋭い監視の目が注がれ、どんな些細な動きも見落とすまいと、異状と言えるほど過敏に反応し、住民達は実に窮屈極まりない日常を強いられているが、我々一般市民の全面協力がサミット成功への鍵を握っている筈だから、少なくとも、あと一ヶ月間は不自然な非日常を耐え忍ばざるを得ない。  これまで大自然の恩恵に浴しながら地場産業である漁業と真珠と観光の三本柱で生き抜いてきた、伊勢志摩住民の生活ぶりは、最近、実にみじめで悲惨なものだが、サミット成功への全面協力と言う名のもと、耐え忍ぶしかないのだ。  伊勢志摩の知名度ばかりがひとり歩きしてしまい、現在のところデメリットばかりが目立ち、サミットの恩恵に浴する志摩住民はほんの一握りに過ぎない状況である。  幸い「SWING」には今の所、サミットによる悪影響は見られないから、幸いなのかも知れないが、果たしてこれから如何なる状況が待ち受けているのやら、全く予測出来ない。 

 

 昨日は、悪天候の関係で来店予約のキャンセルが相次いだ中、岐阜から親子ずれのお二人がお見えに成った他は、地元三重の津と鈴鹿からそれぞれ単身で、ご来店下さったのみで、幸か不幸か、「SWING」店内は、何時ものようにモダン・ジャズの轟音に溢れかえり、サミットとは全く無縁の時間が過ぎていった。 

 

         *岐阜からお見えになった親子ずれ。

 いよいよ今日は春の大連休も最終日となった。 幸運にも快晴に恵まれはしたものの、家庭サービスに疲れ果てたご主人達の皆さんは、最終日の今日ぐらいは、自宅で疲れた身体をのんびり癒したい筈だから、遠出をする人は限られていることだろうから、「SWING」も自ずとその延長線上にあるのだから、静かな一日に成ることは容易に予測出来るから、これはもしかして、自分が思う存分ジャズを楽しめるための、天が自分に与えてくれた、ささやかなプレゼントなのかも知れないから、ありがたく頂戴し、久々に思う存分、自分の為のジャズ・デイにすることにしよう。 

 大連休の最後を飾る今日こそ、ジャズを愛し、ジャズに生甲斐を求め、尚且つ、ジャズ・フアンの充実拡大にエネルギーを注ぎ続ける自分への、ご褒美にすべく、生きて居る喜びを誰はばかることなく、存分に満喫し、明日へのエネルギー蓄積に役立てることにしよう。

 

               (2016年5月4日)

 本格的なジャズ喫茶としてスタートを切った「SWING」も、はや四年目を迎えようとしているが、昨日は、ニューヨークのリンカーンセンターで行われた、マイルスのライブ・コンサートの全貌を捉えた「フォア・アンド・モア」と「マイ・ファ二ー・ヴァレンタイン」の二枚の中の、前者の方のアルバムが、何と! 四回もお皿の上に御出まし願うことに成ったのには、びっくり仰天させられた。  当店では、このLPは従来より高い人気を誇ってはいたものの、一日に四回ものプレイバックをするのは初めての経験である。 

 この「フォア・アンド・モア」は、マイルスのペットが、ものすごいスピードで「ソー・ホワット」が演奏され、息つく間もなく、もっと早い「ウォーキン」が続く、このレコードのマイルスのペット・サウンドは、数ある彼のレコードの中でも、屈指の「イケイケ」NO.1の度迫力の作品で、トニー・ウイリアムスのドラムの鋭さとパワーに、マイルスが必死になってついて行く所が、なんともスリリングで溜まらない! そして、ハンコックのピアノの斬新なハーモニーも又見事なもので、何度耳にしても全く飽きることを知らないのだから、この様なアルバムはそうざらにあるものでは無い。  リンカーン・センターでの、この日の同日録音である「マイ・ファニー・ヴァレンタイン」の方は、「フォア・アンド・モア」とは全く違った趣きの、私の耳には、まるでバラード特集かの様に聴こえて成らないのだ。

 まさかこれが同じ日の録音なのか? と疑いたくなるほど、全く内容の違った、両極端の異種演奏が熱く刻み込まれていて、レコードを聴く者を飽きさせない仕組みのテクニックは見事と言うほかない。 

 マイルスのペット・サウンドが私の耳には、心なしかフリューゲルホーンの様にソフトな、温もりのある音に聴こえて成らなかったのだが、如何なものだろうか?  レコードのライナー・ノーツには、そのことに付いては全く触れられていないから、私の聴き間違いなのかも知れない。

  

 昨日は単身一人で来店される方が多くて、店内に響き渡るサウンドに一貫性を欠き、散漫な印象を受けたが、マイルスの「フォア・アンド・モア」の四回再生の強烈な思い出は記念すべき日である。

 GWも終盤を迎え、多くの皆さんは、恐らく疲労こんぱいの果て、自宅でくたばって居ることだろう。    悪天候に見舞われた今日は、果たして如何なるジャズ・デイと成るのやら・・・・・。

 

*昨日来店者の中の、地元三重の桑名と滋賀からの単身お見えに成ったジャズ・フアンのお二人さん。

 昨日は閉店後、愛用のカートリッジ(アントレー)のオーバー・ホール(カンチレバーとダイヤモンドチップとダンパーを新品に交換)を完了してから、早くも一ヶ月を迎え、相当エージングの熟成度も飛躍的に増し、最近、音のバランスが可也狂って来たため、深夜遅くまでじっくり時間を掛けて、新たにきめ細やかに、高域から低域までバランス調整に汗を流して取り組んだ甲斐あって、「図太さ」と言い、「鋭い切れ込み」と言い、「温もりのあるハーモニーの表現力」と言い、「度迫力の体に感じる音圧感」と言い、見違える様な一大飛躍を遂げ、魅力的なアナログ・サウンドに仕上げることに成功した!   カートリッジのエージングの可能性の余地は、まだまだ残されていると考えているから、更なる進化を期待出来そうだ。   とにかくオーディオクラフトの重量級ロングアームの使いこなしは、中々難しい反面もあるが、多くの可能性を秘めているので、挑戦のし甲斐があり、当事者の意気込みに確りとこたえてくれるから、実に頼もしい。  手探りのアーム調整と出口のネットワークの高域調整に集中的に時間を掛け、繰り返し、繰り返し、意図することに挑戦し続けたところ、やっと予想していたよりも遥かに次元の高い充実したサウンドに仕上げることが出来た。 

 まだまだ完成の域に達していない、進化の途中なのだろうが、現時点での「SWING」のアナログ・サウンドに自分は、ほぼ満足して居るのだが、全国各地から来店されるジャズ・フアンの皆さんに、心から楽しんで頂けるかが最も重要なテーマであり、何としてもクリアーしなければ成らない一大目標なのであるのだが、その日も真近に迫っている様な気がして成らない。

 

 微調整をやり終え、実感したことだが、アナログ・オーディオに於けるカートリッジの持つ役割は非常に大きいが、それよりも遥かに音への影響力の大きな重責を担っているのが、アームの役割だと言っても過言では無い。  現在、私はFRとサエックとSMEとオルトホンとオーディオ・クラフトの五本を所持し、それぞれを駆して楽しんでおりますが、同じカートリッジでも、装着するアームによって、全く出て来る音の違いに驚かされてしまうから、一体そのカートリッジの本来の特長は、どれなのか? 解からない程、アームによって全く性能が違うのには驚かされてしまう。  

 はっきり言えることは、カートリッジよりも、むしろアームが果たす役割の方が、遥かに大きいことは確かであり、アームを使いこなした者こそ、アナログサウンドを制する必須条件だと言えそうだ。 

 

 この歳に成って、今尚、大きな目標に向って全力でまい進する日々だから、ボケている暇なんか無いのが現実である。

 

 昨夜の強烈な悪天候のため、三日前から本日の来店予約の申し込みを受けていた、埼玉の三人組の皆さんから、天候が悪いため、後日に順延したいとの、キャンセルのお電話を頂戴しましたが、果たして今日は天気も回復するのだろうか。 心配だ。  

 

               (2016年5月3日)

 ジャズをこよなく愛する皆さん方は、各人それぞれジャズ・シーンの全体像の捉え方は、まちまちだろうが、私は、今尚、依然として高い人気を誇っている、50年代のジャズ、つまりビ・バップからハード・バップに掛けてのジャズが最もジャズらしかった時代の本流が、今でも過去の漬物に成っておらず、どうやら基本的には現代のジャズのベースとして通用してしているのだから驚きだ。 ビ・バップはパーカーのデビユーと共に登場してから、はや80年近くに成るが、ストレートなジャズの表現形態として、現代においてもモードと並んで重要な一翼を担っている。  フユージョンを手掛けているジャズマンでも、ストレートなジャズをやれと言われれば、現時点では、モードかバップしかないのだろうと思う。 バップの存在価値というものが、果たして現代において、50年代当時と同じくらいの重さがあるかどうか、これは怪しいものである。 確かにバップは今でも現代のジャズとして通用はするが、それは決して現代のジャズの先端を担っているという意味ではないと思う。 50年代におけるジャズの最先端を担っていたのがバップだったのだから、当時の才能豊かな若手ミュージシャン達の眼も一様にそこに集中していて、ひたむきな情熱や新たなる創意とエネルギーに満ち溢れた名演が次々と生まれたものである。 或る意味では、この時期はジャズの歴史が始まって以来、最もジャズが純化して燃えていた時期であり、ジャズが最高に幸せだった頃だと思う。 幸い我々はこの時期に青春を過ごしたのだから、ジャズを愛する者に取ってこの上ない幸せ者である。 40年代初頭に誕生し、50年代後半に成熟したバップは、更に50年代末には、皆さんもよくご存知のマイルス、モンク、コルトレーン、ドルフイー、等を中心に、次の新しい波を生み出していった訳だが、当時のバップには常に自己革新を生み出す強大なエネルギーに溢れていたから、毎日毎日が新鮮で、飽きることには無縁だった。 毎月毎月、次から次と名盤がリリースされていたから、いくらポケットマネーがあっても足りなかったことを記憶している。 幸い私は小使い稼ぎの副業を持っていたから、恵まれており、レコードやオーディオ機器を買い求めたものだ。

 私も四年前から、長年の念願かなって、本格的なジャズ喫茶「SWING」をオープンすることに成ったが、日毎店内を満たすサウンドと言えば、現代の新しいジャズではなく、かつて最もジャズがジャズらしかった頃の、ビ・バップやハード・バップ・ジャズに終始しているのだから、自分に取っては、未だ青春時代の延長線上を楽しんでいるかの如く、充実満杯の日々を過ごしており、当時買い求めたLPが総て今、活用されているのだから、うれしいかぎりである。

 

 昨日も横浜からバップ・フアンの方がお見えに成り、関東一円の最新のジャズ喫茶情報を入手することが出来はしたものの、相変わらず悲しくも暗い実情を聞かされ、情けなく残念ではあるが、時の流れに背を向けて、無視し、逆行するが如く、独自の生き様を堂々と貫き通している「SWING」のポリシーは日を増す毎に、際立って目立ちはじめており、今や我が国のジャズ・シーンの七不思議の一つとまで言われる様に成り、飽く迄も少数派に過ぎないが、全国のジャズ・フアン仲間のあいだで話題を集めており、伊勢志摩漁村の田舎から、レコードの真の醍醐味を体感出来るジャズ喫茶文化を、首都圏を始め、大都会に向って力強く発信し続ける「SWING」の存在が次第に目立ち始め、異色的な威風を放つまでに認知されつつあり、各地のジャズフアンやジャズ喫茶オーナー諸氏から頻繁に電話が掛かり、対応におわれている始末であるが、業界からの如何なる締め付けや、干渉が追い被さってこようとも、私のポリシーは全く揺ぎ無いものであるから、自分の拘りは飽く迄も頑固一徹に貫き通す姿勢になんら変わりは無いのである。 50年代黄金期ジャズを愛するジャズ・フアンの皆さんの欲求を最大限満たしてやれるジャズ喫茶を目指しており、その目的に向って飽くなき進化を遂げております。 

  

   *横浜からお見えになった中年のジャズ・フアン。

 さて今日は春の大連休もなかばを迎え、夕刻辺りから、どうやらお天気が思わしくないらしいが、如何なるGWと成るのやら?  楽しみだ!  列島大移動の波は果たして奥志摩漁村の「SWING」に、どの様な波紋を投げ掛けるのだろうか。 いずれにしてもサミットの厳しいチエック下におかれた志摩一帯は、日一日と身動きしずらく成るばかりで、少なからずストレスは蓄積されるばかりである。 現在の所、直接「SWING」には悪影響の及ぶまでには至っていないが、一般の飲食店さんは、全く商売に成らず、開店休業状態と言った有様で、悲しい状況におかれている。  サミットによるデメリットの大きさに今更ながら、多くの皆さんは悲鳴をあげて居る。

               (2016年5月2日)

 昨日は流石にサンデーとあって、オープン早々、名古屋からだと言って、団塊世代と思しき老紳士とヤング女性お二人の計三人さんが、お見えに成り、じっくり腰を据えて聴き込むのでは? と思いきや、LP三枚楽しんだ時点で、早めに「SWING」を後にしたのには、いささか予想外だった。  恐らく時間が無かったためか? 「SWING」のサウンドが聴くに値しないのか?  店内空間の雰囲気がお気に召さなかったせいか? の、 何れかだろうが、「SWING」が本格的なジャズ喫茶としてスタートを切って、早四年目を迎えるが、いささか趣きの違った名古屋のジャズ・フアンだったので、来店客の画像紹介は、後日プライベートに色々と支障が生じては困るので、なるべく写真紹介は差し控えることにしているのだが、稀に見る異色的な雰囲気を醸し出していた名古屋からの三人組の皆さんの後姿をアップさせて頂くことにした。

 

 三人組の名古屋の皆さんと入れ違いに、神戸から三年来の常連さんである四人組の皆さんがお見えになり、「SWING」店内は一挙に、かつて40年前のジャズ喫茶黄金時代を彷彿とさせる熱気に溢れ返り、店内はハード・バップの轟音に溢れ返り、果たしてこれが今の時代のジャズ喫茶の姿なのか?  と我が目を疑いたく成る、圧倒されんばかりのジャズの熱気に、これこそ本来あるべき真のジャズ喫茶の姿であり、自分が目指していたジャズ喫茶の理想像なのである。  流石にジャズ文化の次元の高い神戸人だけあって、ジャズを最大限に楽しむ術を無意識の内に備えていて、ジャズ・フアン仲間同士が取り交わす言葉のはしばしや、しぐさのはしばしに、生まれ育った土地柄の文化が色濃く滲み出ており、ジャズとは全く無縁の漁村で育った我々田舎人とは、まるで人種の違いすら感じさせるのだから、なんとも羨ましい限りである。 

 「SWING」にお見えになるジャズ・フアンの多い地域のベスト5を選ぶとすれば、NO.1は「神戸」、NO.2は「大阪」、NO,3は「京都」、NO.4は「名古屋」、NO,5は「横浜」である。  最近ようやく、地元ジャズ・フアンの皆さんも数多く「SWING」に来店下さる様に成っては来たものの、残念ながら依然として大都会や首都圏と言った超遠距離から、わざわざお見えに成るジャズやオーディオ・フアンの方々から比べれば、未だ未だ微々たるものである。 

 かつての天才達の名演が熱く刻み込まれたレコードを楽しむ文化も、ジャズ・ライブ同様に更なる充実進化を遂げ、何時の日か、確固たる趣味のジャンルを構築し、更なる拡大発展する日を夢見て居る者でる。

 

              *神戸の四人組の皆さんが楽しんだLP。

             (2016年5月1日~15日)

 いよいよ五月大連休の幕開けだ。 ご当地伊勢志摩ではサミット騒動で、日一日と、やたら至る所で、予想外の厳しい規制の度が日に日に増すばかりで、色々と私生活への支障が出始め、やたら知名度ばかりが増すばかりで、一人歩きし、大自然に取り囲まれた風光明媚な住み心地の良い環境も、予想外の膨大な警備員の数の多さに驚き、鋭い警備員の監視下のもとで暮らしを強いられる地元住民に取っては、これまでに全く体験したことの無いストレスの多い日常が常態化し、日に日に周辺住民からのいらだちの声が次第に高まりつつあり、決していい雰囲気とは言えない趣きが生じつつあり、悲しいかな、従来の奥志摩漁村が誇る素朴で澄み切った親しみ深い空気が、どよみはじめ、志摩本来の良さが薄らぎ始め、どうやら今に成ってはじめて気付き始めたらしく、苦情を耳にする都度、私は僅か一ヶ月の辛抱だから、暫く我慢すれば、きっと将来いいこともあるだろうから、協力しましょうよ。 なんて言ってますが、「伊勢志摩サミット」の名ばかりが一人歩きしてはいるものの、恩恵どころか、メリットよりも、むしろ思わぬデメリットの大きさに地元住民は驚いている今日この頃である。 伊勢志摩住民として、サミットの無事成功を収めるための、可能な限りの協力を惜しんでは成らないと考えている。

 

 

 

                (2016年5月1日) 

 昨日はソニー・クリスの名作「サタデー・モーニング」ではないが、実に華やかな一日であった。 最近よくある現象に、超遠距離から「SWING」詣でに挑むジャズ・フアンの皆さんが、オープン定刻の11時よりも、早く「SWING」に到着されるケースが目立ちはじめ、その都度、気付き次第、私は11時オープンを無視して、すぐさま入店して頂き、お寛ぎ頂き、レコードを楽しんで頂くことにしております。

 最近、「SWING」までの途中の高速道路等の通行が今迄よりも可也スムースに走れる様に成った関係で、予定よりも随分早く、しかも楽に「SWING」に来れるように成ったらしいから、予想外の朗報と言わねば成るまい。  何しろ、度田舎のライブも出来ない半人前のジャズ喫茶「SWING」まで、北は秋田から南は福岡までの広範囲にわたる、ハード・バップ・ジャズの名盤を、こよなく愛するジャズ・フアンの皆さん方が、長い道中を屁とも思わず、わざわざ遠路遥遥、伊勢志摩漁村の「SWING」詣でを平気で遣って退けるのだから、その情熱の凄さに圧倒されっぱなしで、まさに平身低頭! 脱帽ものです。

 かつてのバップやハード・バップのジャズ黄金期に活躍した天才達の名演を、熱く刻み込んだ、数多くの名盤と称するレコードの、真の醍醐味を心いくまで体感出来るジャズ喫茶が、今の我が国には、悲しいかな姿を消してしまい、如何に数少ないかと言うことを物語っている証しだと考えており、時代の流れに逆らうかの如く、今や時代遅れの象徴とも言えるアナログ大音量再生のジャズ喫茶文化にガンとして拘り続け、独自の信念を貫き通す、「SWING」のビジネス・スタイルに心打たれ、賛同し、惚れ込んだ皆さんが、大都会から度田舎まで、わざわざ足を運んで下さるのだから、こんなうれしいことはない。  進化著しいデジタル・オーディオ機器も確かに素晴らしいのだが、ジャズ黄金期のレコードはアナログ録音されたものが大半を占めている関係から、アナログ録音された音源はアナログ再生するのが、最も違和感を伴はない再生法方だと信じており、この信念は飽く迄も貫き通す所存である。  ジャズ黄金期のアナログ・レコードの真の醍醐味を満喫したい方は、私とご一緒に楽しもうではありませんか。 そして、この時代遅れと言われて居るこの文化を、次世代の皆さん方に残そうではありませんか。

 

 *ジャズのメッカ東北の岩手からお見えに成ったジャズ・フアンの方。

       *閉店直後の「SWING」。

 

 さて今日はサンデーだ! 如何なるサンデーと成るのやら、楽しみで胸がワクワクしてくる。 何れにしても自分が何時もの様に、名盤の数々を存分に楽しめるのには何等変わりない。