(2016年4月16日~30日)

 いよいよ四月も後半を迎え、世界七カ国の首脳陣達が賢島に集結し、今日のあらゆる難問を解決するための施策を論じ合う伊勢志摩サミットが、足音を立てて、早くも目の前に迫って来た。 普段の日常生活に色々な制約が課され、日一日と次第に身動きしずらく成りつつあり、あと10日もすれrば、恐らくスーパーへの食材購入もままならなく成り、10日以上の食料備蓄は必至となり、そろそろ、その準備態勢を整える時期に成って来た。

 





                (2016年4月29日)

 今朝は久し振りに、熊野灘の水平線に顔を出す日の出君の満面の笑みを拝見することが出来たが、強烈な北北東の風が吹き荒れ、「SWING」のリトル・ガーデンのお花達や菜園に植えたばかりの小さな野菜苗達が、強風にあおられ、なぎたおされんばかりに悲鳴をあげており、必死に耐え凌いでいる姿を見ていると、なんともいじらしく思えてくる。 この様子では多少のダメージは避けられないだろう。 どうか風の神様、穏やかにご機嫌うるわしくお過ごし下さい。 

 

 近頃頻繁に起きている朝の異変とも言える現象なのだが、定刻のオープン1時間~2時間前に「SWING」の駐車場に到着し、玄関ドアが開くのを今か今かと待ち焦がれている光景によく出くわす日が目立って多く成ってきたのだ。 もしかして、オープン時間をもっと早めろと言うことなのかも知れない。 しかし、妻にこれ以上負担をかけてしまってはいけないから、自分で対応出来る範囲内のことであれば、快くOKして行こうと考えている。

 何しろ「SWING」は、長遠距離からお見えに成るジャズ・フアンの方が多いため、道中ドライブする時間が長時間に成るため、混雑する時もあれば、そうでない時だってあるのだから、当然、予定通りの時間で「SWING」に到着するとは限らないのだ。  幸か不幸か、オープン前に到着してしまった際には、その旨、お電話して頂ければ、臨機応変にオープンを早めますので、決してご遠慮なさらず、お知らせ下さい。 貴重な時間ですから、ジャズを楽しむために有効活用しなくちゃね。  と言うことで、昨日もオープン一時間半前に「SWING」の駐車場に到着してしまった、横浜ナンバーの車が私の目に止まり、車内には中年の御夫婦が私の姿を見ると、頭を下げているご様子だったので、ご来店下さったんですか? と訪ねると、ご主人が「途中の高速が随分空いていたため、予定よりも早く到着してしまったんです。」 と言うものだから、すぐさま「SWING」店内にお入り頂き、道中の疲れを癒すため、御緩りとお寛ぎ頂くことにした。

 何時ものよくある耳タコ・パターンではあるが、彼等が「SWING」を後にする際、私に「マスター、今の横浜にはジャズのライブを楽しめるジャズ・バーやジャズ喫茶は数え切れない程、沢山有りますが、<SWING>さんのように、レコードを本格的に聴かせてくれるジャズ喫茶は、残念ながらもう既になくなってしまいました。 横浜という大都会にも無い立派なジャズ喫茶が、ここ伊勢志摩漁村の田舎に有ることを知り、驚きと嬉しさで涙が出て来ましたよ。 是非、横浜に持って帰りたいです。」と、眼光鋭く語り掛けては来たものの、嬉しさよりも、むしろ悲しさみの方が大きくて、今の我が国のジャズ喫茶事情の極悪状態を嘆かずにはおれず、胸の痛む思いである。

 

    *横浜からお見えに成った中年御夫婦。 

 昨日は珍しく、終日に渡り、「SWING」店内はモダン・ジャズの轟音が途絶えることが全く無く、活き活きとした見事な店内空間が最後まで保たれ続け、実に充実したジャズ・デイを過すことが出来た。 これが伊勢志摩漁村の度田舎のジャズ喫茶かと? 我が目を疑いたく成る程、ハード・バップ・ジャズの轟音に満ち溢れた店内には、我ながら惚れ惚れする空間が展開されており、うれしい限りである。

 夕暮れ近くには、京都からヤングの女性ジャズ・フアンのお二人がお見えに成り、華を添えてくれた。 古ぼけた、薄暗い、時代遅れのイメージのする、決してお洒落とは言い難い、男の隠れ家的雰囲気の「SWING」に良くぞヤング女性のジャズ・フアンの方がご来店下さったものだと、我ながら嬉しくて溜まらなかった! 

 彼女達が「SWING」をあとにする際、ご感想をお伺いするのお忘れてしまい、あとで気が付き残念だった。

 

 今朝も何時もの定刻、四時起床。 朝食を済ませ、眼前に広がる熊野灘に顔を出す日の出 君との再会を果たし、「SWING」に帰宅後、今朝はなんだか、無性に在米中の弟からから送られて来た、「ビリー・ホリデイの10枚組ボックス」を紐解き、じっくり聴いて見たくて、その中の半分である5枚を熟聴することにしたが、1940年代中頃の油の乗り切った頃から50年代の晩年近く迄のブルースぽい名唱を堪能することが出来て、流石に天才ボーカリストの面目躍如たる訴求力には圧倒されっぱなしで、感動!感動! 唯唯、満足!満足!の一言だった。  

 

    *遠く離れた弟に感謝、感謝!

 いよいよ今日から、春の大連休の始まりだ! 果たして如何なるゴールデン・ウイークと成るのやら?

              (2016年4月28日)

 昨日は貴重なお時間を割いて、わざわざご来店下さる筈だった松阪のジャズ・フアンの方が、「SWING」が定休日のためか、ご遠慮なさって、後来店を次回に順延なさるとのご連絡を頂戴しましたが、自分は定休日だろうと、閉店後だろうと、たとえ夜間だろうと、時間的に支障が無い限り、いつでも快くOKする事にしておりますので、どうぞよろしく。 但し、その反面、自分が休みたい時には、自分の責任に於いて、自由自在に臨時休業を取るのが自分流ビジネス・スタイルなのだから、何ひとつ制約を受けずに、一匹狼と思しき全くの自由業である。  何しろ経営者兼従業員なのだから、自己責任に於いて、何を試みる時も自己判断で実現可能と言う訳だ。  何しろこの歳だから、来る日も、来る日も、自由気侭にジャズを主軸にのんびりと生き永らえております。

 ですから、どうぞ皆さん、御要望等ございましたら、ご遠慮なさらずに、どしどし仰って下さい。 可能な限り万難を排してお応えしたいと考えております。 

 

 

 今日は妻の誕生日だったので、何時ものように、妻が目覚めするまでに、大好物の全粒粉ゴマパンを焼き上げ、そのパンを使ってハム、エッグなど使ってサンドを作り、野菜サラダとコーヒーで、早朝から、ささやかなバースデイを二人でお祝いすることにした。すすみ

 相変わらずスリゴマをたっぷり入れた全粒粉パンの香ばしている。しさは格別だ!  どうしても食が進み、ついつい食べ過ぎてしまい、食後には得意の空手で汗を流し、カロリー消費をにつとめている。 その成果の現れか、この歳に成ってもコレステロールや肥満とは全く縁の無い体型を維持しており、血圧も正常だから至って快適なジャズ・デイを送っている。

 

 *このパンを焼き上げるのに、どうしても四時間は掛かってしまうが、大変な作業の様に思われ勝ちだが、当人は至って楽しいのだ。  

              (2016年4月27日)

 起床一番先ず外に飛び出し、今日のお天気伺いを立てて見たところ、何と今にも雨が降り出しそうな気配をしていたが、久々に日の出君の顔が見れないと知りつつ、、熊野灘の夜明けの様子が見たくて、早速、バカチョンとウオークマンを持って、雨に濡れてもいい覚悟で、大野浜の渚のお散歩に出向き、日の出君とは無縁の朝も田間には趣きに変化があっていいかも知れないと考え、日の出時刻まで暫く時間待ちしてみたが、案の定、一向に天気は回復する気配も無く、依然として太陽とは無縁の寂しい夜明けとなった。

 

 *夜明けをつげる主人公の日の出君不在の朝でした。

 昨日は非常に残念な日だった、何が残念かだって? 「そりゃー、なんてったって<SWING>が余りにも小規模すぎて、収容人数が少な過ぎると言うことです。 実は昨日神戸の某ジャズ・クラブの例会を<SWING>さんで貸切予約させて欲しいとの連絡を頂戴したが、人数が25名とのことだったので、申し訳ないが、 <SWING>は定員13名だから、可也のオーバーだったためお断りさせて頂きました。」 

 毎年、一年間に3回程度のジャズクラブの例会にご利用して頂いておりますが、定員オーバーの時は、何回かにわけてご利用して頂いております。 三年前に一度40名入店して頂いた際には、皆さん立席パーティの様に、立ちっ放しで過し、皆さんには大変な苦痛をさせてしまった、苦い思い出がありますが、今考えると懐かしく楽しかった、とさへ思えてくるのだから、何とも面白く、不思議で成らない。

 {SWING」は、しょせん半人前の弱小ジャズ喫茶なのだから、飽く迄も背伸びをせずに、等身大と言うか身分相応のビジネス・スタイルを貫くべきだと、身を引き締め、規模拡大を目指すよりも、むしろ、店内サウンド環境の極上空間の更なる充実進化を図り、レコードを楽しむための小規模ジャズ喫茶に徹しなければいけないと考えてりる。

 何しろ、ライブを楽しめる店は、至る所の各地に沢山点在しているが、レコードの醍醐味を本格的に大音量で楽しめるジャズ喫茶は、今では全国的に見ても、貴重な存在と成っており、ややもすれば、消え伏せる運命にさらされているレコードを楽しむ文化を、何とかして後世に確りと残さなくてはいけない責務の様なものを「SWING」自身が痛切に感じており、そのための努力を惜しんではならないと常に考えている。

 

              (2016年4月26日)

 今朝は久々に「SWING」の目の前に広がる熊野灘の水平線に顔を見せる日の出君の満面の笑みを拝見出来たのは様相外の幸運だった。 なんでも昨夜の天気予報では午後から明日あさってに掛けて雨天に成るとのことだったから、見事な今朝のこの快晴も後暫くすれば、下り坂傾向とのことらしいから、今の雲ひとつ無い胸のすくような夜明けを今にうちに確りと満喫することにしよう。

 

 昨日は伊勢に居を構える娘長女宅に、妻と二人で早朝からおじゃまし、リトル・ガーデンの専属ガーデナーである自分が、新しい培養土等を継ぎ足し、ガーデンの土に新たな生気をよみがえらせ、期待に応えて頂く環境造りを先ず施した上で、季節のお花達を幾つか地上植えし直し、プランターや鉢植え等も数個新たに植え、完璧とまではいかないまでも、見違えるようにランクアップしたリトル・ガーデンに仕上げるのに、正午過ぎまで掛かってしまい、予定していたよりも遅く成ってしまい、慌てて家路についた。

 元気な娘のお顔を拝見出来たのが、なによりも嬉しかった!  そんなにまで長距離ではないが、娘達と離れ離れに暮らしていると、ときたま可愛いい娘の元気な顔が無性に拝見したく成ってくる時があり、ガーデニングにかこつけて出掛ける時がよくあるのだが、恥ずかしながら、これは年老いた証しなのかも知れないから、余り大きなこえでは言えない。  それにしても、出向く毎に、沢山の手料理で歓待され、毎度のことだが、私が毎日朝夕欠かさず楽しんでいるコーヒー・タイムのおつまみにしている大好物の岐阜銘菓饅頭や孫のR君が焼き上げた饅頭等、そして、妻の衣類やアクセサリー等までも買って頂き、帰宅する際には、私の大好物である、長女手料理の散らし寿司や果物等も沢山手土産に持たせてくれる有様なのだから、天性の優しい心使いにはいつもいつも胸の熱く成るのを押さえ切れず、涙するのを気ずかれ無いように、ごまかすのに懸命と言った按配なのだ。   

 今回も写真撮影出来なかったのが残念だった。   妻は携帯を持っているが、私は携帯に管理されているかの様な生活スタイルを好まないうため、常時、携帯とは無縁の日常を過ごしたく、拾年来実践しており、いろいろと不便な時もあるのだが、もうすっかり慣れっこに成ってしまったが、バカチョン・カメラを持つのを忘れることが、よくあるから、携帯を持っていないため、画像の欲しい時等に困るのが唯一の難点である。

 

 と言うことで、「SWING」に帰宅はしたものの、何かと身にお回りの雑用が多く、屋外で過ごす事になり、臨時休業することにした。

 

 明日は定休日だから、今日は頑張って「SWING」店内でジャズと共に過すことにしよう。

 

                (2016年4月24日)

 昨日はサタデイとあって、最近よく見受ける光景だが、超遠距離からの道中、予定していたよりもスムースに走れたため、早く「SWING」に到着してしまい、オープン前のため駐車場にマイカーを停め、その中で私が玄関ドアを開け、顔を出すのを、今か今かと待ち焦がれている光景を目にすることが最近よくあるのだが、私が発見次第すぐさま入店して頂き、1時間程度の早いオープンは快くOKさせて頂いておりますので、是非電話連絡して下さい。 貴重な時間ですから、決して無駄にせず、一枚でも多くのLPを聴くために、限られた時間ですから有効活用しましょう。  

 大阪から新名神を使ってお見えに成った四人組の皆さん全員が、熱烈なマイルス・フアンだと言うことだったので、自分に取っては非常に好都合で、待ってました! とばかりに、気の赴くままに、マイルスがパーカーの元だ鍛えられていた頃から、順次系統だてて、彼の後期のアルバム「TUTU」までの約10枚余りを、途中二回の休憩タイムと同時にコーヒー・タイムを設け、ジャズ談議やオーディオ談議に花を咲かせ、ワイワイと賑やかに店内一杯熱気を帯びた笑い声が飛び交い、何時の間にか、自分もその中の一員に加わり、あっというまに楽しいひと時が過ぎ去っていった。

 最近、マイルス特集らしきレコード・コンサートまがいの一日を過ごす日が頻繁に起きており、やたらマイルス人気が高まりつつあり、流石に帝王マイルスの貫禄をしみじみと実感させられる今日この頃である。

 マイルス特集と思しき「レココン」をする際、必ずと言っていいほど、自分の大好きな「TUTU」をラスト・ナンバーに使っている。  一体何故かだって?  話せば長くなるから、掻い摘んで申せば、マイルスは何時も新しい音を探し求め、新しいリズムを餌にしながら、約半世紀に渡りトップの座に君臨し続けた帝王マイルスの「TUTU」と言うこのアルバム・タイトルには、どうやら人種差別や偏見に対するマイルスの切実な思いがこめられているらしいのだ。 かつてマイルスは、この件に関して、或る時、次に様なコメントをあるジャズ情報誌に語っていた記事を読んだ記憶がいまだ鮮明に残っている。  「俺はアメリカと言う国そのものが嫌いじゃないんだ! この国の人種偏見ってやつが嫌いなんだ!」 「俺は若い黒人達の為に、何時までもビッグであり続ける必要があるのだ!」 等と語り明かしたそうであるが、ビリー・ホリデイしかり、虐げられた黒人達への偏見にき然と立ち向かうマイルスの心意気に惚れ込み、このアルバムは必ずと言っていいほど、何時の間にか触手が伸びてしまい、お馴染みのLPとなっている。 そして、この「TUTU」のアルバム・ジャケットには、タイトルは愚か、誰一人のアーチストの名前すら見当たらず、更に、一切のレコーディング情報も記載されておらず、まるで私家盤や海賊盤と見間違う仕上がりと成っており、あるのはジャケットからはみ出さんばかりのマイルスの眼光鋭い迫力満点の顔のみが大胆にデザインされているのが、なんとも素晴らしい! 他に例を見ないセンスでジャケット・デザインされた出来栄えは、まさに脱帽ものであるばかりか、LPに刻み込まれたサウンド内容も新鮮そのものだが、このジャケットを一度見たら、他に例を見ない圧倒的な訴求力の凄みを放っており、私の大好きな、忘れられない一押しのLPと言っていいでしょう。  皆さんも機会があれば是非一度耳になさって見ては如何でしょうか。  帝王マイルスの面目躍如たる貫禄をしみじみと堪能出来るアルバムです。

 

 今日はサンデーとあって、妻に焼き立てホカホカのパン(全粒粉、ゴマ、ラッカセ粉入り)を食べさせたくて、三時起床し、すぐさま取り組み、予定通り、只今完成し、妻の目覚めに間に合ってよかった。

 タマゴ焼きとベーコンを、焼き立ての全粒粉パンの上に乗せたオープンサンドで朝食を楽しむことにしよう。

 

 食物繊維の王者である全粒粉と、とっても風味豊かなゴマとラッカセ粉を入れた「SWING」独自のオリジナル・パンはお手の物で、手馴れたものである。  何しろパン焼き歴30年だから、ありとあらゆるオリジナル・パンを焼く経験は豊富だから、時たま途方もないアドリブを仕出かすことがあり、醗酵の妙味をおおいに楽しんで居る。

               (2016年4月23日)

 昨日はジャズ喫茶「SWING」の人気商品であるオリジナル・ビスコッティが、最近特に注目を集め、人気が高まる一方で、あっと言う間に売り切れてしまい、この頃、焼く頻度が高まる一方で、うれしい悲鳴をあげている始末であり、在庫薄と成って来たため、昨日は早速、焼き上げることにした。 そのせいで、ビスコティに入れた、アーモンドやカシュナッツ、ラッカセ等やスパイスの、食欲をそそる香ばしい香りが「SWING」店内いっぱいに充満し、まるでビスコッティ屋さんと見間違う程であった。  このビスコッティなる商品は、ミラノやトリノと言ったイタリア北部地方の保存食として何百年もの昔から各家庭で作られてきたお馴染みのものですが、20数年前にイタリア帰りの友人からお土産に頂戴し、初めて食したところ、大変素朴で親しみ深い美味さに惚れ込んでしまい、さっそく自分のアイデアを加えては、何回も何回も改良を重ねて焼き上げ、やっと自分好みのオリジナル・ビスコッティがを完成させたのが、20数年前だった。  それ以来、20数年からジャズ喫茶「SWING」の人気商品と成り、ピッツァ同様多くの皆さんに愛し親しまれて来ました。   実はビスコッティの中に入れる豆類は、千葉のラッカセを以外のアーモンドとカシュナッツに付いては、米国カリフォルニア在住の弟が、わざわざ本場カリフォルニア・アーモンドとカリフォルニア・カシュナッツを送ってくれるおかげで、一段と完成度の高い味わい深いビスコッティに仕上がっており、何時も焼き上げる際には、弟のことを思い出し、感謝しながら焼いている始末である。  とにかく、弟には色々と随分お世話に成りっぱなしである。

 所が昨日は、「SWING」始まって以来、初体験とも言える大失態を仕出かしてしまったのだ。 どの様な失敗かと言えば、実は昨日、「SWING」の常連さんである京都の方の会計する際、八百円頂戴する所を、誤って千円頂戴してしまったのだ。  閉店後に気付いたことだが、なんともお恥かしい限りである。 歳は取りたく無いものだ。  次回お見えに成った際には、忘れずに謝まらなくちゃいけない。

 その京都の女性ジャズ・フアンの方は、「SWING」に来店される皆さんの中では、恐らく指折りの、最もジャズに精通した、ジャズをこよなく愛する素晴らしいジャズ・フアンだと言っていいでしょう。 ジャズ・シーンの底辺を確り支え続けるジャズ喫茶の役割は大きく、偉大だと思うが、そのジャズ喫茶のメッカである京都や首都圏等のジャズ喫茶の現場の第一線を長年に渡り、渡り歩き、ご苦労を重ね、実体験の中から培われたジャズのエッセンスは偉大であり、最早、ジャズ・シーンに精通したプロフエッショナルとも言える、金字塔が見事に輝きを放っており、彼女の全身からジャズを愛する心意気が御光の如く香り立ち、無言でいてもジャズそのものを感じさせてくれる魅力的な京都女性である。  このような素晴らしい女性ジャズ・フアンが、度田舎の吹けば飛ぶよな弱小ジャズ喫茶「SWING」の常連さんなのだから、誇りに思はない方が不思議である。

 

       *京都の女性ジャズ・フアンの常連さん。

 

*昨日沢山焼き上げた「SWING」オリジナル・ビスコッティの中の一部。

               (2016年4月22日)

 昨日は初めてツイッターの世界を垣間見、ツイート初体験の記念すべき日と成った。 「率直な感想は如何でしたか?」と、問われれば「1回のツイートでは、よくわからないが、なんだかとてつもない新鮮で広大な未知の世界が広がっていて、ツイートに対して鋭敏な反応が返って来る状況らしいから、楽しそうではあるのだが、何しろ初回のツイートだから、明確適正な状況判断は難しいく、手探り状況だから、多分に戸惑いを感じて居ると言うのが偽らざる事実である」。   もっともっと真剣な眼差しで自分の居場所を模索しながら、おおいに楽しんで見たいと考えている。

 

 今日も相変わらず、四時起床。 昨夜の天気予報はドンピシャリ! 外は風雨も強く、荒れ模様のため、眼前に広がる熊野灘の渚のお散歩も行く気がせず、「SWING」店内で、大好きな濃い目のキリマンを三杯点て、在米中の弟から送られてきたキッス・チョコをかじりながら、一人チビリ、チビリと飲みながら、サブシステムを使って、モダン・ジャズを小音量で聴きながら、何時ものように大好きな植草甚一の著書「コーヒー1杯のジャズ」

をのんびり紐解くことにした。 

 

 今日は賢明なる先人達が言い残した「華金」なる、非常に縁起のいい日だが、果たして如何なる素敵なジャズ・デイと成るのやら、楽しみだ!  

 昨日はオープン早々、神戸から三人組の常連さんが二ヶ月振りにお見えに成り、時折ジャズ談議を交えながら、二時頃まで無我夢中で食い入る様に真剣な眼差しでレコードを楽しみ、帰路の混雑を考慮してか、少し早目に「SWING」を後にした。

 

               (2016年4月21日)

 昨日は定休日だったので、妻と二人で「SWING」のリトル・ガーデンと、ネコの額のような小さな菜園に植え付ける苗(トマト、ピーマン、なすび、オクラ、きゅうり、ニンニク、たまねぎ、インゲン等)と、鉢植え用の季節の花苗を購入し、一日がかりでそれぞれ、植付けることにした。 勿論、陽ざしのある明るい時間帯は、終日にわたり、さんさんと降り注ぐ太陽の光を全身に浴びながら屋外作業に汗を流した訳だが、どうしても欠かす事の出来ない必須アイテムと申しましょうか、なくては成らないのがCDラジカセである。 そのため、ガーデンや菜園そして「SWING」の屋外の至る所に電源コンセントが設置されており、「SWING」の敷地内であれば、どこでも屋内同様ジャズ・サウンドに不自由することは滅多に無い様に完備されているから、停電でも無い限り、終日に渡り、屋外にモダン・ジャズが途絶えることは滅多に無い。  とにかく、今の自分には、食べ物同様ジャズは何ものにも変え難いエネルギー源と成っており、まるで麻薬的依存症とも言える、無くては成らない相棒と成っている。

 

*「SWING」のリトル・ガーデンに鉢植えした、トマト苗や今の季節の花苗達。  

 今日はずばり「ハード・バップ・ジャズ」の自分流定義のようなものをちょっぴり書き込んで見たいと思います。

 まさかプロのジャズ評論家じゃあるまいし、ズブの素人の自分が50年代ジャズについて、持論を展開するのは、どうもお恥ずかしいのだが、ジャズを愛する情熱に限っては、ジャズ評論家の大先生方であろうと、大先輩に限らず、同志の仲間だと認識しており、寛大な心で傍観して欲しいと願うばかりである。

 何しろ、我々が始めて聴き始めたジャズが50年代のジャズなので、どうしても青春の思い出と重なり、冷静にジャズだけを語り辛いからである。 

 今でこそ「天才パーカーの神技」てなことを言ってわかった様な顔をしていても、ジャズを聴き始めた頃は、誰でも、マクリーンの「レフトアローン」に失恋の甘い涙を託した経験がなかったとは言わせない。 

 それはさておき、「50年代のジャズ」と言うと、もう何やら昔懐かしい「ジャズの黄金時代」というような幸せなイメージばかりが湧いて来るが、ちょっと冷静に成って当時のジャズ史をおさらいしてみると、「クール」に始まり「ウエスト・コースト」「ハード・バップ」そして50年代も末に成れば、やれ「モード」だの、「フリー」だのという剣舌な声も聞こえてくる。 要するに50年代は思いのほか変化の激しい時期で、既にかつてのフュージョンを除く殆んどのジャズ・スタイルが出揃っている。 それこそ平和な時代どころか、むしろジャズの激動の時代だったのだ。 あの目まぐるしい50年代ジャズを、自分の好みと独断で裁断するとこれはどうしても「ハード・バップの50年代」と言うことに成ってしまう。 独断なのだから、根拠なんぞはいらないのだけれど、少しは我説にも正当性があるかも知れないので、他のスタイルについてもふれてみよう。 

 先ず、「クール」、これは大好きなスタン・ゲッツ等の優れたミュージシャンを生み出したが、シーンの主流とは成り得なかった。 次の「ウエスト・コースト」、これもアンサンブルの楽しさ、洒落た雰囲気など悪く無いが、どうにもそのアレンジ過剰の音楽性が気に成って仕方なかったものだ。 「フリー・ジャズ」について話すとなるとそれこそ大論文になり兼ねないので、要点だけを言はせて頂けば、ある意味「フリー・ジャズ」こそバップ・スピリットの正当な後継者ではなかったのかと、密かに考えている。 何故かと言えば、私は、バップの即興に賭ける心意気を一番真剣に実践しようとしたのが、フリー・ジャズのミュージシャン達だったと思えてしかたないからです。

 何れにしても、50年代こそ、ジャズ黄金期で有る事には間違いないのだから、生涯愛し続けるだろうジャズのエッセンスが濃密に凝縮されており、自分に取って恐らく一身同体とも言える「ハード・バップ・ジャズ」こそ、出来るものなら、コルトレーンの「史上の愛」の名曲の如く、あつかましくも、あやかりたいものである。

 

 

               (2016年6月20日)

 久々に今朝の日の出は見事なもので、珍しく昨夜のテレビの天気予報はドンピシャリだった。 「SWING」から5分と掛けずに行ける、まるでプライベート・ビーチといいても言い様な、眼前に大きく広がりを見せる熊野灘の水平線に顔を出す、満面の笑みをを称える日の出君に再会を果たしたのは、一週間振りだったが、水平線から顔を出す瞬間と、顔を出す前の、刻一刻と激変していく大自然のドラマチックな光景は何度目にしてもいい気分だ!  恐らく一日の中では最も贅沢な瞬間だと言える。  来る日も来る日も、熊野灘の大自然の恵みに包まれながら、朝から晩まで、大好きなジャズをたっぷり楽しみながら暮らせるジャズ喫茶オーナーの自分は、なんて幸せな奴だと何時も感謝している。  人ひとりっこいない、静まり返った夜明け前の波打ち際の渚のお散歩に欠かせないのが、愛用のウォークマン(ソニー)であり、規則正しく寄せては返す小さな波音が、まるでフォービートを刻んでいるかの如く、自分の耳には聞こえ、ウォークマンから流れ出るモダン・ジャズの音と合い間って、見事なコラボを演じているかの如く、快適サウンドに仕上がって聴こえるのが、何とも心地良い。 

 私の健康長寿の源は、この熊野灘の大自然美と、ジャズから得た無限のパワーに他ならない。

 

         *熊野灘の美しい夜明け画像を皆さんにもお裾分けしましょう。

 今日はジャズ・フアンと大きく関わりを持つレコード・コレクションについて、うんちくを一言コメントさせて頂くことにしよう。

 世の中には膨大なレコード・コレクションを持った方が数多いが、肝心なのは、レコードの量では無く、中味ではないだろうか。 例え毎月出るジャズの新譜レコードをゴッソリ買い集めている人がいるとする。 確かにそれもコレクションには違いないのだが、ジャズ喫茶でも始めるのらともかく、なんでも手当たり次第買うというのは、コレクターと言う観点から見るならば、いささかほめられたものではない。 それよりも特定のアーチスト、特定の楽器、特定のレーベル等に的を絞って、そこだけに完璧なコレクションを持っている方が、遥かに内容の濃い充実したコレクション・スタイルだと尊敬出来る。 100枚の完璧なコレクションが、1000枚のレコードよりも遥かに内容的に優れているということはしばしばあるのだ。 私の場合、ある時ジョン・コルトレーンとマイルス・ディヴィスコレクションに挑戦してみようと思いたった時から、コレクターまがいの道に足を踏み入れてはみたものの、時間と知識と軍資金等の不足から残念ながら、道半ばで断念せざるを得なくなりはしたものの、コルトレーンとマイルスのコレクションに限っては、ほぼ80%近く完成の域に達しており、メジャー・レーベルものは、さほど苦労せずに入手出来たが、マイナー・レーベルや海賊盤と言われる私家盤の入手には随分苦労した思い出が、今でも鮮明によみがえってくる。 

 まさか自分がジャズ喫茶のオーナーに成ろうとは、夢にも思っていなかったから、コレクション内容が、どうしても自分好みの傾向に偏り勝ちとなってしまったから、リクエストを頂戴しても、充分対応出来ない時が時々生じており、残念で成らない。  とにかくコレクターの座を保つには、知識や軍資金以上に、強靭な根性が求められるのは事実である。  いずれにしても、レコード・コレクターの道は生涯を掛けての一大事業に違いないのだから、並大抵のことでは完結しない偉大な趣味である。

 

 昨日も「SWING」拘りのアナログ・サウンドは、日一日と、日を追う毎に益々冴え渡り、是までに無い、次元の高い見事なサウンドを奏でており、訪れるジャズ・フアンの皆さんのジャズへの熱い思いを、確りと満たしてやれる私の満足感は、皆さんの想像を上回るものであり、現在、まだまだエージング道なかばだから、更なる進化の余地を充分残している手ごたえを確り感じており、将来が楽しみで成らない。  

  

               (2016年4月19日)

 「SWING」の新たに生まれ変わったカートリッジとアームも、快調にエージングも進み、10日前の音と現在の音では、まるで違ったサウンドを奏でており、音の押し出しといい、切れ込みといい、以前とはまるで違った、繊細さと豪快さの相反する特長を兼ね備えた、豊かな表情を見せており、これが40年来の長きに渡り使い続けて来た愛用の「SWING」のJBLだったのか? と我が耳を疑いたく成る程、Wウーハーや375ドライバーから出て来る、繊細にして力強い迫力満点の、しかも、体感音圧の余りの違いの凄さに驚き、まるで違うシステムで聴いているかの様な錯覚におちいり、今更ながらアナログ・システムの大黒柱であり、アナログ・サウンドの根幹を成す偉大なパーツで有ることを、まざまざと実証し、身に沁みて実感させられる羽目と成った。  是までの長いオーディオ人生経験から容易に推測出来る如く、例え、ウン百万円相当のアンプを購入し、増幅系のグレードアップを試みても、これほどの進化を遂げることは恐らく不可能だろうと思う。  アナログ・フアンの皆さん、もしも、グレード・アップに挑戦中ならば、私の経験からすれば、入口周りと出口周りの変換系に集中的に資金投入すれば、最小限の資金で非常に効率的なグレード・アップを図れると思うのだが、如何なものだろうか?  それにしても、今回お世話に成った、横浜の腕利きの修理屋さんの実力の凄さに、今更ながら脱帽せずにはいられない。 

 日一日とめざましい進化を遂げつつある「SWING」の拘りのアナログ・サウンドも、ご来店下さるジャズ・フアンの皆さんを、今日も豪快な大音量の迫力ある音で、ジャズの醍醐味を楽しませてくれることだろう。

 

 大音量再生で最も重要なことは、外部に音漏れしない、遮音設備が完全に施されているか、どうかが最重要課題だと思う。  如何に完璧な最高級システムを入手することが出来たとしても、室外に音漏れし、隣近所にご迷惑をお掛けするようでは、宝の持ち腐れ同然だから、くれぐれも遮音対策には万全の対策を施してくださいね。

 めざましい進化を遂げつつある「SWING」のサウンドを、昨日来終日耳にしていると、是迄、聴き慣れてきた耳タコ・レコードが全く別のレコードの如く聴こえ、不思議と新鮮に感じられて、改めてそのレコードの素晴らしさに酔いしれている始末である。

 

 マルチ・レコーディング・プレーヤーでレコードからCDにダビングする作業の面白さに、はまっている今日この頃ですが、中々時間が無くて困っている。 是迄、CDには目もくれずにレコードばかり購入していたため、これからは、ぼつぼつこのマルチ・レコーディング・プレーヤーを使ってCD化し、CDコレクションの充実に励まなくちゃ。    しかし、このプレーヤーの性能の凄さに驚いている。 良くぞこの価格で作ったものだと、感心させられる。

               (2016年4月18日)

 昨日閉店間際に、非常に珍しいジャズ・フアンの方がお見えに成り、色々とジャズとオーディオ談議に花が咲き、クローズ・タイムが多少ずれ込むでしまったが、意義深い時間を過ごすことが出来て楽しかった。 何が珍しいのかだって? それは、一般的なジャズとオーディオ・フアンとは、ひと味も、ふた味も違ったと言うか、稀に見る優秀なジャズ・リスナーであることには間違いないからだった。  と言うのは、世間一般的なジャズとオーディオ・フアンの方達は、使用しているオーディオ機器や、出ている音に興味を示すのが普通だが、昨日大阪からご来店下さったお二人の方達は、オーディオ機器等には一向に興味を示さ無いばかりか、全く無関心を装い、興味を持つ視点が全く違うのには驚いた!  先ず、「SWING」店内の構造に興味深深で、いろいろな質問を私に投げ掛けては、肯いていたが、中でも、彼は「マスター、店内の左右両壁面が平面ではなく、デコボコしているのは一体何故なんですか?」 そして、「店内の隅々に吸音材が置かれていますが、これは一体どうしてなんですか?」と言った、熱い問いかけに対して私は次の様にお答えさせて頂きました。「皆さんの質問を耳にして、私は非常にうれしいです。 と言うのは、ご来店下さる殆んどのジャズとオーディオ・フアンの皆さんは、使っているオーディオ機器やレコード等に興味を持つのが極一般的ですが、店内構造にまで目を向ける方は滅多に居ません。 私がお見受けしたした所、貴方達は稀に見る優秀なリスナーに違いないと、お墨付きを与えてもいいくらいです。  実は、店内両壁面や至る所がデコボコしていて平面箇所が少ないのは、平行対面があると音の残響特性に大きく関係し、音が何時までも反復運動を引き起こし、サウンドの切れ味と静粛性に悪影響を及ぼし、濁った音に成ってしまうから、可能な限り並行対面をなくすことと、音に濁りを生じさせる、室内の隅や角等に溜まってしまう定在波の除去は、賢明なリスナーならば、やるべき必須条件の第1要件だと思います。  いい音を完成させるためには、先ず、いい空間を作るのが先決です。 極端な事を言えば、残響特性のいい、定在波の少ないい空間(リスニングルーム)さへ完成すれば、オーディオ機器はどんなちゃちいお粗末なものでも、結構いい音で楽しめるもんなんです。 故に、音を聴く空間さへ良ければ、オーディオ機器なんてどうでもいいんです。 逆に、どんな素晴らしいビンテージの高級機器をバッチリ完備しても、欠点の多い部屋では、まして、共振共鳴音を発する、ガラス度や障子等の建具のはまった和室では、とてもじゃないが大音量再生は先ず不可能だと言っても良いでしょう。  ジャズの真に醍醐味は大音量再生でなければ、体感出来ない宿命を持っており、多くのジャズ&オーディオ・フアンの皆さんの目指す目的は同じだろうと思う。 だって、我々リスナーの耳に入って来る音の殆んどは、部屋の反響音を聴いているのだから、録音スタジオの様な無響空間では実に味気無い音だから、違和感の無い自然でクリアーな音を楽しむには、並大抵では到達出来ない困難さが伴うものである。  まして、未完成の部屋だと、大音量にすればする程、部屋の欠点が、もろに拡大増幅されてしまい、とてもじゃないが、聴けたものでは無い筈です。  だから、大音量でいい音を楽しむことが、如何に難しいかがお解かり頂けるかと思います。」 

 欠点の少ないリスニング・ルームさへ出来上がれば、例え安もののオーディオ・セットでも、スッキリしたいい音で楽しめる空間の八割がた完成したと言ってもいいでしょう。

 悲しいかな、充実したリスニング・ルームを完成するには、欲しいオーディオ機器を購入するのとは、桁外れの多額の資金を必要とするから、中々一般の人達には、挑戦しずらい面があるのは事実である。

 

   *大阪からお見えになった次元の高いリスナー。

               (2016年4月17日)

 今日は何故か、自分の半世紀に渡る長いジャズ歴に想いをはせ、つれずれに活字のキーとにらめっこすることにしよう。

 想い起こせばかつて50年前、熱烈なハード・ロック・フアンだった自分が、或る日、或る時(伊勢で七夕豪雨に合い、帰宅出来ず、雨宿りに飛び込んだ店が偶然にもジャズ喫茶「城」だった。)突如、アート・ブレーキーの「バードランドの夜」に巡り会い、一揆にジャズにはまってしまい、それを境にジャズの門を叩くこととなり、熱烈なジャズ・フアンへの路を辿り、現在に至っておりますが、まさか自分がジャズ喫茶のオーナーに成ろうとは、夢にもおもはなかった。 

 40年代のビ・バップから革命を重ねて来たモダン・ジャズは、バードによってブルースを持ち込み、

ハード・バップ(50年代)、ニュー・ジャズ(60年代)の時代を経て、今、我々は文字通り、多様化の時代を迎え、エレクトロ二クスの導入、ロックやソウルとの融合によって、新たなるジャズの誕生を期待せずにはいられない、夢多き時代であり、多くの選択肢を与えられた今の時代に生きる我々は、なんて幸せな奴等だと何時も思っている。

 「SWING」にご来店下さるジャズ・フアンの皆さんから、よく耳にする言葉が、「昔のマイルスはよかった・・・」

と仰る方が以外と多く、オールド・フアンならば、50年代こそ「ジャズ美」の頂点を極めたマイルスの、あのドラマチックな名セッションが色濃く刻み込まれた50年代ジャズのレコードが最高だと仰るのはごもっともだと思いますが、私の様に、ハード・ロックからジャズの門を叩いた者に取っては、豊富な選択肢に恵まれた今こそ、音楽を愛する趣味人に取って、これ程恵まれた時代は又と無い、まさにジャズ天国と言ってもいい素敵な時代であると、胸を張って叫びたい!  アコースチック・ジャズも素敵だが、エレクトリック・ジャズもいいもんです。

 皆さん、どうか狭いジャンルに閉じこもるのでは無く、幅広いジャンルの音楽を楽しめた方が、より幸せな人生を送れる様な気がして成りません。 マイルスの初期も確かに素晴らしいが、変貌を遂げ続ける後期のマイルスも、初期の頃に負けず劣らず魅力満載のアルバムを沢山残しておりますので、楽しんで頂ければ嬉しい限りです。 

 何れにしても、各人各様、顔形が違う如く、好き嫌い、主義主張が違っていて当然なのだろうから、余計な干渉をすべきでは無いかも知れない。  趣味の世界は、飽く迄も自分が楽しければいいのだからね。

 

 そう言えば、昨日、下記にアップしたマイルスのレコードを三度もリクエストを頂戴した、大変珍しいサタデイだった。

 

 一聴瞭然! このLPを耳にすれば、たちどころに、一日に三度もリクエストされた理由が明白だ! 

数有るマイルスの作品の中でも、迫真の迫力と言う点では、このLPはトップクラスだと思う。 おまけにライブ盤ときてるから、溜まらない。  同日録音の「マイ・フアニー・バレンタイン」はバラード特集の趣きがあり、「フオアー・アンド・モアー」と同日のライブとは思えないのが非常に興味深い。

               (2016年4月16日)

                 *今朝の「SWING」の様子。

 ご存知かと思いますが、かつて40年前、イタリアン・ショップ「SWING」をオープンした頃の様に、ちまたでは真空管アンプの実力が見直され、根強い人気が再燃し始め、「SWING」に来店する全国各地のジャズとオーディオ・フアン仲間のあいだで、最先端技術を誇るデジタル再生機器よりも、むしろ古臭い、時代遅れとも言える再生機器の原型である古典オーディオ技術の結晶と言ってもよい、真空管アンプの人気が、今に成って再び熱気をおび始め、「SWING」店内でも、いままで余り目にしたことの無い、熱気をおびたアナログ・オーディオ談議が熱く繰り広げられている光景を頻繁に目にする様に成り、来店されるオーディオ・フアン仲間達のあいだでは、近頃、富に、アナログ・サウンドの魅力に興味深深を示すオーディオ・フアンの方が急増していることは確かな事実である。  

 飽く迄も趣味の世界だから、各人各様さまざな選択肢があって然るべきだと思うが、古今東西、世に出回っているデジタル・オーディオ機器の完成度を、精密測定器で物理特性を計測すれば、明らかにアナログ機器よりも図抜けていることは事実であるのだが、かつてのジャズ黄金期の天才達の名演が刻み込まれた1950年代のレコードを楽しむとすれば、その当時の録音の総てがアナログ録音されたものだから、当然アナログ再生で楽しむのが、最も違和感の少ない再生法方だと信じており、「SWING」はビ・バップやハード・バップのジャズ黄金期のアナログ・レコードの醍醐味を楽しむ空間だから、当然の如く、真空管アンプによる、寄り良いアナログ・サウンドの充実進化に心血を注いでいるという訳です。

 所で、無事修理を終え、全く見事新品同様に復活した、カートリッジ(アントレー、オルトホンSPU-A、)とオーディオクラフト・シェル一体型重量級ロングアームが無事に手元に届き、早速、エージング開始に挑み、僅か二日間経過しただけだと言うのに、見違えるばかりの進化を遂げ、予想以上の仕上がり具合を見せており、将来が非常に楽しみに成って来た!  分厚く、しかもクリアーで切れ込み鋭いサウンドが実に心地良く、以前にも増して、それぞれの楽器の定位が鮮明に、浮き彫りに成り、リアル感が一段と増し、生生しいサウンドに一段と磨きが掛かり、恰も目の前で演奏しているかの如く、豪快サウンドが聴いていて、実に楽しい!  まだまだこの程度のものでない筈だ!  約半年を目安に更なるエージングに挑み、拘りのアナログ・サウンドを充実進化させ、「SWING」に訪れる全国各地のレコード鑑賞芸術を愛して止まない皆さん方に、よりご満足して頂ける極上のジャズ空間の一日も早い完成を目指し、老体に鞭打ち、日夜地道に更なる進化を遂げるべく努力挑戦し続けたい。

 

 今朝も何時もの様に三時半起床。 今日は東京在住の可愛い孫に、心ばかりの食料を送るため、下記にアップした写真等を調理し、送ることにした。

 左から、「牛肉と野菜のガーリック・オリーブ・オイル炒め」「オリジナル全粒粉ゴマパンを使った、ホット・エッグ・サンド」「塩味と醤油味の鶏胸肉焼き」「おにぎり用の紅鮭」「自家栽培のレモングラスを使ったバーブティ」。