(2016年2月1日~15日)

    *** 待ってました!  いよいよJBL君の本領発揮シーズン到来だ! *** 

 いよいよ厳冬季も真っ只中に突入。 かつてはご当地志摩地方の多くの村は旧正月を真近に控え、今頃の時期とも成ると心そわそわ、嬉しいやら楽しいやらで、慌ただしくもいささか興奮気味となり、お正月が待ち遠しくてならなかったことを記憶しているが、年老いた今ではお正月を待ち焦がれる楽しい気持ちは薄らいだかもしれないが、自分は世間一般的な現役を既に引退して、悠々自適に過ごしている老人とはいささか違って、自分にはジャズと言う強力な生き甲斐の相棒がデンと控えて居るおかげで、多少の苦労は伴うものの、それにも増して何倍もの喜びを得ており、この歳で白色申告ならいざ知らず、未だ青色税務申告を誰の助けも借りずに自力でやり遂げてしまう老人は恐らくいないだろうと自負しており、老いを感じている暇等無い有様である。

 来る日も来る日も長時間に渡り電卓とにらめっこしながら脳をフル回転しなくちゃいけないから、脳のリハビリに持って来いの作業だが、固定資産の原価償却の算出に取り組むと、頭から湯気が出て剥げてる頭が一段と光り輝く有様である。

                                     

 今の自分に取って、新春を迎え一つ歳を重ねる喜びには全く無関心だが、この時期に成ると一年を通じて最も湿度の低いシーズンと成る関係から、自分が頑固に拘る「SWING」のアナログ・サウンドの主役を演じている肝心要のJBL君に取って、産声を上げた故郷、アメリカ西海岸カリフォルニアのカラッと乾燥した低湿度環境に極似しているこの今のシーズンこそ、待ちに待った最も快適なベスト・サウンドを奏でるベスト・シーズンなのだから、自分に取っても今のこの低湿度期を歓迎しない筈が無いのだ。    多くの皆さんに毛嫌いされ勝ちな厳しい寒さも、ジャズ喫茶「SWING」に取っては待ちに待った歓迎すべきシーズンを迎えたことになり、世間の皆さんには申し訳ない気もしないではないが、「SWING」の拘りのアナログ・サウンドは本来の実力を存分に発揮し、訪れるジャズ・フアンの皆さんを楽しませ、その存在感を見事に生き生きとアピール出来るのが今のこのい厳冬季なのだから、実に頼もしい限りである。  













                     (2016年2月15日)

 連日の厳しい冷え込みが昨日から急変して、随分暖かく成り、見違える程、朝夕も大変過ごし良く成った。

余りの激しい気温変化に体調コントロール機能が衰えた我々老人にはいささか厳しく、若かりし頃と違ってコンディション機能の対応能力が低く成ってしまったから、意識して自分自ら適切に対処しなくちゃいけないと言う訳だ。

 「SWING」には超遠距離からお見えに成るジャズ・フアンの方達が相当数おられる関係から、一日も早く厳しい厳冬季から開放され、「SWING」までの道中の各地の高速道路を安心してドライブを楽しめる様に成る日を待ち望んでいるだろうと思うのだが、これが又皮肉にも、暖かく成るのはいいのだが、それと同時に湿度の高い空気を運んで来るから、拘りのアナログ・サンドに少なからず悪影響を及ぼすのは避け難いが、なんとかマイナス要因を最小限に喰い止めるためのテクニックが必要に成って来るから、自ずとオーナーの対処能力を厳しく問われることに成り、訪れるジャズ・フアンの皆さんのジャズへの熱い想いを、確りと満たしてやれる極上空間を提供すべく、細部にわたりテコ入れを施し、常に改良を積み重ね、自分の飽くなき努力と高度な知識が求めれるシーズンと成り、まさにオーナーの実力を問われるシーズンとなり、持ち前の豊富な経験が生かされる時が来たと言う訳だ!  とりあえず今日から先ずオーディオ機器の調整ではなく、店内の残響特性の改良に取り組み、心地良いサウンド作りを完成させるため店内細部にきめ細かい改良を施すことにしよう。

 

 暖かさと同時に歓迎しない湿度の高い空気を運んで来る、嫌なシーズンに打ちのめされることなく、万全を期して、本来のジャズの醍醐味を存分に味わい尽くせる極上空間を完成させ、皆さんにお楽しみ頂くために、ファイト満々で乗り切ることにしよう。

 

 「SWING」の更なる進化を、乞うご期待!

  

                     (2016年2月13日)

 昨夜の天気予報では、たしか今朝の陽気は四月中旬の季節はずれの暖かさだと言っていた筈だが、どうしてどうして目覚め一番先ずけさの陽気伺いを立てるため、未だ夜明けには程遠い、真っ暗闇の外に飛び出したところ、その厳しい冷え込みにびっくりした。  太陽が顔を出す頃にはすっかり暖かさを取り戻すのだろうが、昔から奈良東大寺二月堂のお水取りが終わらないと寒さの峠は越えられないと、よく耳にしたものだが、どうやら間違ってはいないらしい。    歳老いた今の自分には厳しい寒さは全く歓迎したくはないのだが、乾いた空気を沢山運んで来るから一年を通じて最も高い乾燥期のため、皮肉にも我が「SWING」のアナログ・サウンドは低湿度期の今こそ、一年を通じて最も快適な音を奏でるシーズンと来るから、喜びと悲しみが表裏一体と成って訪れるのだから困ったものだ。  何よりも今のこの厳冬季には各地の高速道を始め、道路事情が最も悪いシーズンと成り、全国各地から「SWING」を訪れるジャズ・フアンの皆さんを困らせる事態となり、危険を犯してまでして強引に「SWING」詣でに挑む熱狂的なジャズ・フアンの方も一部お見えに成りますが、後暫く我慢すれば、安全に快適な道中のドライブを楽しみながら「SWING」探訪を果たせるのだから、暫くご辛抱して欲しいと願うばかりです。   

 当面の間、今のこの時期こそ、自分自身が存分にアナログ・サウンドを楽しむ時であり、しかも拘りのシステムの更なる進化を遂げるための努力を惜しんでは成らない時であり、全知全能を傾け拘りのアナログ・サウンドに磨きを掛け、かつての天才達の名演が色濃く刻み込まれたレコードの音楽信号を余す事なく再現し、ジャズ本来の醍醐味と完成度の高い完璧なジャズ・サウンドに仕上げるのに絶好のチャンスと捉え、今のこの時期こそ孤軍奮闘努力し、やがて全国各地から「SWING」に訪れるジャズ・フアンの皆さんの満足そうな満面の笑みを思い浮かべるながら。

 

 

*日頃スケールのデカイ、大迫力のサウンドばかりを聴いていると、三つ星レストランの豊潤飽食な食事ばかりしていると、田間にはお茶漬けサラサラのあっさり系のものが食べたく成るのと一緒で、極小のミニ・コンポで読書しながらジャズを楽しむのもいいと思い、憧れのミニ・コンポをセッティングすることにした。

 

                     (2016年2月12日)

 昨日は建国記念日だから、奈良の橿原神宮に詣でたいと思っていたが、残念ながら来店予約の申し込みが有ったため、その方を優先させることにしたが、昨日の橿原神宮は、えもいわれぬ不思議な緊張感が漂っていて、日本人の原点をいやが上にも見詰め直せずには居れない独特の雰囲気が漂っていて、恐らく今の日本国内では滅多にお目にかかれない異空間が厳然と存在しており、得難い体験を出来るのが昨日の橿原神宮だったんだが、心残りがして成らない、来年こそは是非馳せ参じたいと思っている。 

 

 さて昨日は鈴鹿から中年のアナログ・ジャズ・フアンの御夫婦がお見えに成り、アナログ・オーディオの奥深い世界を熱く語り合い、意義深い一日であったが、彼等が「SWING」を後にする際、「マスター、洗面所に飾ってあるポスターがとっても素敵で気に入ったんですが、もしよろしかったらお譲り願えませんか」と言われ、私は「実は、あの<風と共に去りぬ>のポスターは、昨年東北の岩手から遠路遥遥<SWING>までお見えになった際、手土産に頂戴した記念すべき大切な品ですので、申し訳ないがお譲り出来ません。」とお断りさせて頂きましたが、余程気に入ったのでしょうね。  そのポスターとは下記の通リ板張り製作されたものです。

 

                      (2016年2月11日)

 毎年恒例の一大イベントとも言える「SWING」最大の難関である青色確定申告もやっと無事完了し、大きな重圧で押しつぶされそうに成ったヘビー級の肩の荷も見事解き放たれ、開放感に満ちた満ちた夜明けを迎えた今朝のこの清清しい気分ときたら、まるで生まれ変わったかの様な心地であり、かつて妻と孫を引き連れて北アルプスや南アルプスの名だたる3,000m峰の殆んどの頂に立った時の事をまざまざと想い出し、その時の達成感の素晴らしさに良く似た瞬間を味わうことが出来た。  そのおかげで剥げた頭が一段と輝きを増し、如何に脳を酷使したかが伺い知れる。  しかし、一つの難関を無事にクリアーした時の爽快感は幾つ歳を重ねても、ヤッタ!! と言う堪らない感動を、尊い天からご褒美を授かることが出来るのだから、歳老いたからと言って難関苦難を毛嫌いして、排除せず、自ら立ち向かって行く勇気と気力は失ってはいけないのだと、改めて実感させられ、それがむしろ自然の摂理なのかも知れないと実感した。

 

 何時もの様に今朝の目覚めは四時。 すぐさま妻と自分の二人分の朝食の準備に取り掛かり、手早く一人でモーニングを済ませ、外は真っ暗闇の空にお星達が無数に輝いていたから、恐らく今日は快晴だろうから、五分と掛けずに行ける目の前に広がりを見せる熊野灘に出向けば、満面の笑みをした見事な日の出君に再会出来るのは確実だが、今朝ばかりは全く、その気に成れないのだ。   

 清清しくも開放感に満ち溢れたこの様な時にこそ、愛するジャズの轟音の中に身を置かずして何時ジャズを愛でるのか、と言わんばかりに、久々に「SWING」店内のベスト・リスニング・ ポジションに王様気分でどっかと腰をおろし、大好きな濃い目のキリマンを早速点て、マグカップに並々と注ぎ入れ、在米中の弟から送られてきたキッス・チョコをかじりながら、一昨日弟から送られて来たばかりのレコード三枚を心行くまで、それぞれの三枚を三回ずつ繰り返し繰り返し熟聴する事にした。  その中でもジャズ史に燦然と輝く名盤として広く知られているアート・ブレーキイの「バードランドの夜、VOL.3」の素晴らしさには圧倒され、クリフオード・ブラウンやアート・ブレーキイの見事なソロは圧巻そのもの!   成る程、噂に違わず名盤中の名盤である事をしみじみと実感させれた。   それにしても弟には何時も何時も遥かアメリカの地で探し求めた名盤をわざわざ送って頂き、暖かい心使いに涙涙の感謝感謝。

 しかし「バードランドの夜、VOL.3」の存在すら知らなかった自分が、なんとも恥ずかしくて成らない。 勉強不足も甚だしく、これでジャズ喫茶のオーナーがよく勤まるなぁ、と言われてもグの音も出ないのが現実だろう。

 しかし、この「VOL.3」は「VOL.1~2」以上の出来栄えかも知れないなあ。 又しても自分の愛聴盤が1枚お仲間入りを果たすことに成った。   

 

 今日は厳しい冷え込みに見舞われ、各地の高速道は積雪で危険度を増し、遠距離からお見えに成るジャズ・フアンの皆さんを少なからず苦しめていますが、皮肉にも今のこの厳冬季こそ「SWING」の拘りのアナログ・サウンドが最も快適なサウンドを奏でるベスト・シーズンなのだから残念で成らない。  

 ジャズを楽しむのもいいが、命あってのものだねだ!  焦らず騒がず安全第1で末永くジャズを楽しんで行きましょう。

 

 *

                   (2016年2月9日)

「SWING」の目の前に広がる熊野灘に面した大野浜の夜明け前の雲に覆われた今朝の光景。


 青色確定申告もどうやら今日中に完成出来そうな所までやっと漕ぎ着けた。 後少しの頑張りだ。  ゴール・ラインを切るまでは決して気を緩めず緊張感を保たねば成らない。  年老いた脳を使い果たし、何故か身体の方も幾分痩せた様な気がして成らないが、もしかしてダイエット効果につながったのかも知れない。  とにかく電卓とにらめっこばかりしている日々が暫く続き、運動不足は免れなかったから、ひょっとしたら太ってしまったかも知れないと思っていたのだが、予想外に脳の酷使がダイエット効果に結びついたとは、いささか驚いた。 

 如何にダイエット効果大とは言え、この様な苦しみは一年に1度で沢山だ! 

 この事務処理作業が完全に仕上げられる間は「SWING」の経営も恐らく万全だろう。  「SWING」に取って一年を通じて最大の難関はあるこの青色確定申告事務処理能力こそ、一種経営可否のバロメーターにすべき最適の関門なのかも知れない。

 

 さて昨日は閉店間際に在米中の弟から下記のレコードが送られて来た。  すぐさま梱包をさばき中身を取り出した所、三枚出てきた。   相変わらず素晴らしいヨダレの出そうな素晴らしいLPばかり送られて来た。  

 その中でも「バードランドの夜、VOL。3」の1枚を目にした時には、飛び上がらんばかりの嬉しさで、恥ずかしながら感動の余りレコードを持つ手が震えてしまう有様で、思わずヤッタ!!  と叫んでしまったのだ。    

 何しろこの「バードランドの夜、VOL.3」は、その存在すら知らなかったのだからね。  自分に取ってはまさに幻のレコードそのものなんです。  「バードランドの夜、VOL,1~2」の2枚は、私に取ってジャズに目覚めさせてくれた記念すべき思い出深いLPであると同時に、愛聴盤のトップクラスに上げられるものであり、皆さんも既によくご存知の様に、ジャズ史上に燦然と輝く名盤中の名盤だと思っていますが、「VOL,3」がリリースされている事実を全く知らずに今日まで過ごして来た自分がジャズ喫茶オーナーとして、なんとも恥ずかしくて成らない。  勉強不足も甚だしいと深く反省させられた。   「VOL,3」の内容は、「VOL,1~2」と同日のバードランドでの夜のセッションを収録したものだから、悪かろう筈が無く、名盤に恥じない見事な名演が色濃く刻み込まれており、感動を呼ばずにおかない素晴らしいレコードです。  又しても愛聴盤のお仲間入りが1枚増え、「SWING」のコレクションも益々充実の一途を辿り、この「VOL,3」もご来店下さるジャズ・フアンの皆さんとご一緒に楽しみたいと思います。

 幻の名盤を入手するため弟は恐らく随分とご苦労されたことと思います。 何時も何時も弟の優しいご好意に甘えてばかりいて申し訳なく思っている。   唯唯、感謝、感謝あるのみ。

 

                   *昨日、在米中の弟から送られて来たレコード3枚。

                       (2016年2月7日)

 皆さん.今朝も相変わらず厳しい冷え込みが続いておりますが、お元気でしょうか?  この程度の寒さなんてたいしたことないよ! だって?  そうでしたか。  パワーに満ち溢れてますね。  そうこなくっちゃ。  

 私も年甲斐も無く未だにサマー・タイムの癖が延々と尾を引いており、床を離れるのが早朝4時前後と言う早起きの悪い癖が未だに抜け切れず、毎日毎日昼間の過ごし良い陽気とは全く違った、夜明け前の極寒の手足も悴む北国の厳しい陽気を確り味っており、夜明けと共に分刻みで刻一刻と南国伊勢志摩の温暖な陽気を満喫し、太陽の陽射しと共に、熊野灘の大自然に抱かれて実に過ごしよいウインター・シーズンを楽しめるのだから、一日に真冬の厳しさと小春日和のツー・シーズンを同時に味わえるのだから、ありがたい限りで、早起きによる美徳の効用は天からのプレゼントなのかも知れない。

 

 最近、青色税務申告処理のため、朝夜時間の許す限り集中没頭し、一日も早く完了させて、面倒な事務処理から開放され、愛するジャズに明け暮れたいから、額に汗して孤軍奮闘中なのである。  いささか本来の自分の生活リズムに狂いが生じ兼ねない有様だが、誰の助けも借りる訳にもいかず、頑張って自力で乗り切るしかないのだ。   あと少しの踏ん張りだ!  もう目の前にゴールが迫っているのだから。  

 

 昨夜は賢島のグランド・ホテルで門原さんのコンサートがあり、拝見させて頂く予定だったが、夕刻前に地元松阪のジャズ・フアンであるM氏ご夫妻がお見えに成り、彼等御夫婦がお帰り次第すぐさまグランド・ホテルに出向こうと思っていた、その矢先に、東京からわざわざ志摩観光ホテルに一泊の予定で「SWING」詣でを試みた、一見して明らかに富裕層と思しきお二人のジャズ・フアンが大型ベンツで乗り付けて来て、「マスター! 

大変申し訳ないが、今夜10時頃迄<夜間格安貸切>を利用させて頂き、5時間程マスター拘りのサウンドをタップリ楽しませて頂きたくて、東京から二人でやって来ました。 突然の来店お許し下さい。」とのことで、お断りするのは忍びなく、已む無く承諾させて頂くことにした。   首都圏から「SWING」を訪れる方は決して珍しく無く、毎月の様に東京やその周辺から、わざわざ伊勢志摩のこの度田舎の「SWING」詣でに挑むジャズ・フアンの方がお見えになり、その皆さんが帰り際に、言い残して行くお決まりの共通耳タココメントがあるのだ!    皆さんも既にお解かりかも知れませんが、それは「東京に<SWING>を持って帰りたい!」この言葉なんです。    私がその都度「東京には吉祥寺を始め六本木等至る所に名だたる一流のジャズ喫茶が数え切れない程沢山有るじゃありませんか」と言うと、彼等はお決まりの様に「東京にはジャズ・ライブを楽しめる店は至る所にホウキで掃くほど沢山有りますが、  <SWING>さんの様な素晴らしい音で、しかも大音量で名盤を聴かせてくれるジャズ喫茶は今の東京には皆無です。  今の我が国には、ジャズ黄金期の天才達の名演を記録したレコードの醍醐味を確り楽しませてくれるジャズ喫茶は、残念ながら<SWING>さん以外に無いと思います。 どうか長く続けていて下さい。」 と力説して「SWING」を後にしますが、お世辞半分にしても、この言葉には少なからず励まされますね。    伊勢志摩のジャズ喫茶「SWING」の存在価値を認めて頂き嬉しい限りです。   老体に鞭打ち益々ファイトを燃やし、目指す拘りのアナログ・サウンドを益々磨き上げ、真のレコードの醍醐味を味わい尽くす文化の更なる進化の路を辿ることにしよう。     全国のレコードを愛するジャズ・フアンの皆さん、ご一緒に楽しもうではありませんか。

 彼等曰く。 「かつての天才達の名演が刻み込まれた名盤を、こよなく愛するジャズ・フアンの多くは現代のジャズ・ライブに飽き足らず、已む無くレコードに感動の場を求めるのだ。」と語気を強めて私に語り掛けて来た。

 成る程と肯ける部分も多々ございますが、ライブのあの生の魅力は永遠に輝きを失はないだろうと思いますが、それは飽く迄もジャズを愛する皆さんに感動を呼び起こす名演有ってのことだと信じている。

 

 *「SWING」から5分と掛けずに行ける熊野灘の今朝の夜明けの光景。


                       (2016年2月5日)

 立春二日目と言うのに、私は何故か未だに新春モードがOFFにならず、究極の昇天アドリブ真っ只中と言った按配なのか、ウエルカム状態からなかなか解放されず仕舞いで居る有様なのだが、皆さんは一体如何なものだろうか?    もうすっかり自分本来の日常を取り戻しているのだろうか?  オーディオで言う所の、立ち上がり、立下り、の反応が鈍くてオーバー・トーンのすっきりしない、何時までもだらだらと尾を引きずって、ふんぎりのつかないまま、新春気分が未だ依然として抜け切れていないのだから、なんとも目出度いお話だ。  

 ところで面倒な青色税務申告の作業も、いよいよ大詰めを迎え最終コーナーに入ったが、あと暫くの頑張りだ。   世の中のあらゆるジャンルの最先端の研究に携わる方を始め、さまざまなビジネスに挑戦している皆さん、はたまた無数に存在するプライベートな趣味の世界にしろ、共通して言えることは、「総て面倒臭いことが溜まらなく面白いのだ!」。 と言う哲学崇拝者だから、面倒くさいことの裏側には途轍もない喜びと感動のご褒美が潜んでいると信じている。    人生面倒臭いことを決して嫌がってはいけない。  むしろ積極的に面倒臭いことに挑戦する意欲を燃やし続ける根性こそが、よい充実した楽しい人生を現実のものに出来る必須条件と言えそうな気がして成らない。     その最たるものが、今私が営み挑戦し続けているジャズ喫茶「SWING」である。

 むしろ積極的に面倒臭いことに挑戦する意欲を燃やし続ける根性こそが、より充実した楽しい人生を我が物にする必須条件と言えそうな気がする。    その最たるものが、今私が営んでいるジャズ喫茶「SWING」のサウンドである。   究極の目指す理想のジャズ・サウンドの音作りの完成を目指し、来る日も来る日も、全く目に見えない、形の無い世界への挑戦を強いられるから、寄り良いジャズ・サウンドをお楽しみ頂くためには、このうえない面倒な作業を克服しなくちゃならない使命があり、やり遂げればそのご褒美とも言える並外れた大きな感動と達成感を手に入れる事が出来、ヤル気満々のパワーに満ちた衰え知らずの人生を実現出来るのだから面倒と仲良くお付き合いすることの大切さをしみじみ味わっている今日この頃である。

 

 さて面倒な税務申告処理のレースも、いよいよ最終コーナーを立ち上がり、ゴールへのストレートに突入した所である。  

 

*本日のオープニング・ナンバーは、先程在米中の弟から送られて来たこのアルバムにしよう。

                      (2016年2月4日)

 今年の節分も妻と二人で例年の様に「SWING」の玄関先で、ビックリする様なデカイ声で、「鬼は外! 福は内!」と豆まきで始まった。  昨年一年を振り返って見ると、豆まきの成果が効を奏したのかどうかは解からないが、鬼らしき者との遭遇は全く記憶に無いが、福と思しき幸運を盛り沢山運んでくれた福の神は、数え切れない程沢山目の前に現れたおかげで、随分その恩恵に浴し、満ちたり豊かなジャズ・ライフを満喫することが出来た。   福を呼ぶ「豆まき」イベントを馬鹿にしてはいけない。

 節分と言えば、今日から暦の上では春と言うことに成るが、今朝の厳しい冷え込みの凄さは今年最高だろうと思ったが、真っ暗闇の空を仰ぎ見た所、遮るものの何も無い満天の星空が見渡す限り空一面に広がっている光景を目にし、ふと、夜明け前の熊野灘の渚君の誘惑の手が招いているのに気付き、よし!  今日こそは熊野灘の夜明け前の渚の早朝散歩に出向き、満面の笑みを称える日の出君との再会を果たそうと思い、早速ウオークマンをポッケに偲ばせ、愛用の登山用防寒着を身にまとい、万全の構えで「SWING」から5分と掛からない距離に大きく広がりを見せる熊野灘の渚のお散歩に出向き、満面の笑みで迎えてくれる日の出君との再会を果たすため、あちらこちらにお月様の薄明かりで光を放つ結氷した草むらを横目に、勇気を出して一目散に熊野灘へと歩を進め、久々にあかあかと堂々たる夜明けを告げる「日の出君」と「モダン・ジャズ」とのコラボを満喫することが出来た素晴らしい立春の朝だった。

 

 昨日は定休日だったので、朝食を済ませて早速4時過ぎから、夜10時迄の食事をする以外の総ての時間を青色税務申告処理に費やし、没頭したおかげで何とか全体の七割程度まで完成することが出来た。 あと少しの頑張りでこの難関を突破出来そうな所まで、やっと漕ぎ着けた。  そのおかげで帳簿整理を終えるや否や、グー・バタン・キュー!  で一日を終えることになり、ジャズに飢え、ジャズが恋しい一日と成った。 事業主としての重大な責務から開放される日が目の前まで近ずきつつあり、来る日も来る日も大好きなジャズ満載のジャズ天国を余すことなく満喫出来る日が目の前まで近いているのだから、たまらない。  サア!  今日も手隙時間を最大限に活用して残された事務処理に励むことにしよう。  

 

 *本日のオープニング・ナンバーは是にしよう。

                      (2016年2月1日)

 相変わらず厳しい冷え込みの朝を迎えたが、何故か今日は気合が入っており、久々に目の前に広がる熊野灘の夜明け前の渚のお散歩に出掛け、満面の笑みを称える日の出君との再会を果たし、暫くご無沙汰勝ちと成って居る失礼を詫びるため、まだ夜も明けやらぬ真っ暗闇の物音一つしない静まり返った路をウオークマンのイヤホンから流れ出る「モーニング・サンライズ」を聴きながら浮かれ気分で熊野灘に面した大野浜へと歩を進めたはいいのだが、空全体が薄っすらと明るさをおびてきはじめた頃、日の出君が顔を出す辺りの水平線辺りが薄雲に覆われており、満面の笑みを称える日の出君を拝顔するまでには暫く時間を要したが、ポッケに忍ばせておいたウオークマンから流れ出るモダン・ジャズを聴きながら、寄せては返すさざ波の波打ち際の渚のお散歩と洒落込み、暫くしてから満面の笑みとまでは行かないまでも、何とか再会を果たすことが出来た。  温暖明媚な大自然の熊野灘に取り囲まれ、その上、来る日も来る日も愛するジャズの音に取り囲まれながら至福のひと時を我が物にして、営む日々のなんと幸せなことか。   伊勢志摩ジャズ海人のこの上なく恵まれた自分に感謝、感謝の毎日である。  

 

 さて昨日は、半年振りに珍客が「SWING」に現れ、熱気に満ちた、目からウロコが剥がれ落ちる生々しい驚愕の話題を耳にして、嬉しいやら悲しいやら、まさに涙ぐむ激動に一日であった。  一体何処の誰がその様な驚愕の話題提供を持ち掛けて来たのかだって?   実は是までに何度か体験した内容の話題ではあるのだが、全くの予告も無く半年振りの突然の出来事だったために、驚きもひとしおであった。  

 「マスター! お初にお目にかかります。 私、ジャズ評論で飯を食べてる東京のY氏と言う者です。 最近、首都圏では伊勢志摩の<SWING>さんの噂をやたら耳にする頻度が多く成り、これは捨て置けんと思い、自分の目と耳で確り確認する必要があると考え、ジャズ専門誌の取材とは全く無関係で、飽く迄もプライベートで、妻と二人で伊勢神宮参拝に出掛ける名目で<SWING>さんを訪れた次第です。」  と言って全くの予告も無く玄関ドアを開け突然入店して来たのだ。

 Y氏曰く、「いやー。 驚きましたよ! まさか東京にも無い見事な次元の高いジャズの名盤を楽しむ空間を目の前にして、余りの素晴らしさに胸が熱く成り、つくずくやって来て良かったと感動しております。 東京に帰ったらこの事実を明確に発信したいと思います。  多くの熱烈な我が国のジャズ・フアンの皆さんは、真のジャズの名演を親しむべく生のジャズ・ライブに出掛けますが、耳の肥えたジャズ・フアンの皆さんに取っては、悲しいかな、必ず和製ライブに飽き足らない瞬間が訪れ、かつての天才達が残してくれた名盤を紐解く以外に無いと気付き、名盤を心行くまで満喫出来るジャズ喫茶をさがし求め、さ迷い歩きますが、<SWING>さんの様な素晴らしい店は現在の東京には皆無です。  現在身近に数え切れない程有るジャズ・ライブの場は、真のジャズの素晴らしさを楽しむと言うよりも、むしろ賑やかにジャズ好き仲間が一堂に会して、楽しく騒ぎ一夜を共にすごすと言う、いささか違った目的を持った方達の新たな集会の場へと進化してしまい、本来の黒人ジャズの偉大さをしみじみ体感させてくれる店が無く成ってしまったのは、悲しい時代だと思います。 <SWING>さんに来るまでは、まさか首都圏にも無い様なジャズ喫茶が伊勢志摩の果てに存在するなんて、実は自分の目で見るまでは恥ずかしながら信じていなかったんです。」  等等、彼の切実な胸の内の感想を書き記すと余りにも長文に成ってしまうから、又後日機会があれば彼がお話下さったその他の重大な話題についてはご紹介させて頂くことにしよう。 

 何れにしても、嬉しいやら悲しいやら、大変複雑な心境であるが、ジャズ黄金期の天才達の名演を記録した名盤を心行くまで楽しめる極上空間を完成した「SWING」が厳然として、ここ伊勢志摩の大地に根を下ろしジャズ文化を育んでいるのは事実である。 

 

      *東京からお見えに成ったジャズ評論家Y氏御夫婦。

            *夜明け直前の熊野灘の光景。