(2015年12月16日~31日)

(2015年12月30日)

 今年も残すこと今日を含めてあと2日に成ってしまった。  なんと言う日時の過ぎるのが早いことか。 若い頃とは全く違って、年老いた今では、まるで一日24時間が10時間程度に短く成ってしまった様な感覚すらして成らないのだ。  とにかく多趣味の自分には公私共に多忙な日々を送っており、現在私が営んでいるジャズ喫茶も飽く迄も趣味の延長線上にある、最も生甲斐を実感出来る、他に掛け替えの無い職業である関係から、なんでも自分でやり遂げてしまうきよう人間だから、イスやテーブルを始め、インテリア用品、看板、大工、ペンキ屋、左官工事に至るまで、総て自分でやり遂げてしまう悪い癖があり、とにかく時間がいくら有っても足りない忙しい日々をすごしており、退屈と言う二文字には全く縁の無い生活をしているが、歳を重ねると共に次第に体力の衰えから今日の疲れを翌日に持ち越すように成って来たのが残念で成らない。                  

 歳追う毎に若い頃には考えても見なかった不都合が生じて来て我ながらびっくりすることがある。  実は一昨日からオープンするまでのプライベート時間を利用して「SWING」の玄関先に設置されている看板が相当傷んで来たため、新しく作り直すことにし、元旦には完成させる予定である。  

 

 今年の新春も昨年同様、全国各地から伊勢神宮参拝を名目に装って「SWING」詣でをやってのける熱いジャズ・フアンの皆さんが数多く訪れるのだろいうか?   伊勢志摩サミットの影響がどのように関係するのか、果たして来年は如何な新春を迎えるのやら、興味深深である。   何れにしても、日本人の故郷ともいえる神聖なる伊勢神宮をコケにしてまでして「SWING」詣でに挑む振る舞いは自尊心を傷つけやしないかと、案じて成らない。  そう言う自分も伊勢神宮の近くに居を構えていながら新春参拝をしたことが無いのだから、余り大きな口をたたけた義理では無いのだが、今日は伊勢の長女宅を訪れる際、帰路に神宮参拝を試み、「SWING」詣でを試みる多くのジャズ・フアンを代表して懺悔の念と些少ながらご祝儀を奉納させて頂くことにしよう。

 

さて昨日は、早々と大都会から新春を迎える為に故郷に帰省した古いジャズ仲間達が「SWING」を訪れて来て、積もり積もったジャズ談議に華を咲かせては旧友を温め合う事が出来てうれしかった! 

 

(2015年12月29日)

 流石に年の瀬も押し迫り、今年も残すところあとわずかと成り、そろそろ高速道路の凍結を心配する頃に成ってきたが、昨日は大阪からお見えに成った四人組の皆さんの中に、お一人だけ近頃珍しくフュージョン・フアンが混じっており、今日はスムースなサウンド進行にいささか違和感を生じてしまいはしないか、不安で成らなかったが、いざ店内一杯にハード・バップ・ジャズとフュージョン・サウンドがランダムに渾然一体と成って鳴り響き、轟音に埋没せんばかりの中で四人組の皆さんは、私の不安をよそに、実に中睦まじく笑みを交えてサウンド談議やら近頃の大阪のジャズ喫茶事情などを大きな声で語り合っておる彼等のお姿をカウンター越しに見させて頂き、ひとまず胸を撫で下ろした。   と言うのも過去に根っからのハード・バップ・フアン三人とバリバリのフュージョン・フアンの面識の無いお二人が偶然同席した際に、思わずお互いの好みの食違いからトラブルが生じてしまい、険悪な雰囲気をハッピー・ムードに変えるのに一苦労した経験があり、果たして今回もその二の前を踏むのでは?  と一人で心配していたが、寛容な大人の成熟したお姿を目の当たりに拝見させて頂き感動し、胸を撫で下ろした。                     

 私自身も久し振りにフュージョンを耳にすることが出来、なんだか不思議な新鮮さを覚え、たまにはフュージョンいいもんだなぁと実感させられた。    元をただせば過去の自分はクラシック、ハード・ロックと言うジャンルを経てハード・バップ・ジャズに移行して来た人間だから、幅広く音楽を楽しむことが出来る幸せ人間で本当に良かった!  皆さんも出来るだけ幅広くどんな音楽でも受け入れられる、柔軟性の有るリスニング・スタイルを養っておいた方が豊かで楽しい老後を過ごせる必須アイテムの一つと言ってよいでしょう。 

 ジャズと言っても、ディキシーランド・ジャズ、スイング・ジャズ、バップ・ジャズ、ハード・バップ・ジャズ、やれクールだモードだと多種多様だから、なんでも来い! の、度量のデカイ音楽人間を目指しては如何でしょうか。   

 

 

(2015年12月28日)

今年の年末、年始の営業ご案内をさせて頂きます。

    12月30日(水)「休日」。

    12月31日(木)「平常営業」。

    1月1日〔金)「平常営業」。

    1月2日(土)「平常営業」。

    1月3日(日)「平常営業」。

                      *大変恐縮ですが、ご来店の際には営業確認のお電話をお願いします。

                        「夜間営業」は「夜間特別格安貸切」ご利用の際のみ営業。

 

私自身が昨年一年、無事にジャズと共に楽しい日々を過ごさせて頂いた事に感謝し、過ぎ去る年に乾杯する意味で、年忘れレコ・コンと、元気に新たなる年を迎え、再びジャズから無限のパワーを頂戴し、多くのジャズ・フアンと共にジャズの核心を余す事なく味わい尽くしたい年にしたいと願うあまり、元旦そうそうから、拘りのアナログ・サウンドの大音量再生の醍醐味を満喫すべく、新春の聴き初めレコ・コンをバッチリしたい為、休業せずにジャズを満喫したいと思い、気楽に営業しようと思いますので、もしも、ご一緒に楽しんで見たい方が見えましたら、どうぞご遠慮なく名盤のお数々を元旦早々から名盤を楽しもうではありませんか。    

(2015年12月26日)

 昨夜のクリスマスは在米中の弟から送られて来た、本場アメリカの豪華なクリスマス・プレゼントの数々を「SWING」店内のセンター・テーブル上に、弟の優しい心のこもった色々な珍しい沢山の品々を一箇所に並べて見たところ、その壮観な眺めときたら、圧倒されんばかりの迫力に今更ながら驚いた!   さてどれから食しようかと悩み迷うこの贅沢極まる瞬間のなんと幸せなことか。  身に余る幸せ感をじっくり味わいながら、先ず大好きな濃い目のキリマンを妻に点てて頂き、JBLから流れ出る豊かなモダン・ジャズの音をバックに妻と二人きっりの楽しい想いで話と東京で奮起する孫の翔君や二人の娘達のハッピーな暮らし振りに話題が及び、平穏無事に「SWING」を営むことの出来る、この幸せ感をしみじみと味わいながら妻と二人で充実した楽しいクリスマスの夜を過ごすことが出来た。

 さて昨日は、地元三重の津からヤングの女性ジャズ・フアンの三人組の皆さんがお見えになり、むさ苦しい男の隠れ家的雰囲気の「SWING」に興味深深で、明るくお洒落で可愛い趣とは正反対の、暗くてごつい、時代遅れの印象を抱き、違和感すら感じて当然のはずが、何と! 彼女達曰く! 「マスター、店内一杯に、ほんもののジャズの熱気が溢れんばかりに充満していて、気分が良くて、何時までもレコードを聴いていたい気分にさせてくれます。 新しいものばかりが決していいとは限りません。    <SWING>さんがもしも津や松阪に有ったとしたら、他の店には目もくれず<SWING>さんに入り浸りに成るでしょうね。 それほど私達若い女性にも魅力を感じるすてきなジャズ喫茶です。  こんな店が津にも欲しいです!  津の方が志摩よりも田舎みたいですね。  津に帰ってら、ジャズ好き仲間の彼女達に呼び掛け、新年明けには是非又お伺いします、」と言い残して、老人の私を励まし、<SWING>を後にしたのだった。

 まあお世辞半分にしても、女性ジャズ・フアンの皆さんには<SWING>は、余りにも古くて、ごつい印象を抱き全く馴染めない店だとばかり思っていたが、昨日ご来店下さったヤング女性のジャズ・フアンの皆さんのコメントは実にうれしかった!  感謝したい!  ありがとう。  益々やるき満々意欲百倍である。

 

               *津のヤング・ガールのジャズ・フアンの皆さんが楽しんだLP。  

(2015年12月25日)

 今朝は早起きして、伊勢の長女宅に季節のお花をリトル・ガーデンに植え、リトル門松も飾り、晴れて新年を迎える準備万端相整い、元日を迎えるばかりに仕上げ完了し、只今「SWING」に帰宅した。

 さて今日はクリスマスだ。  皆さんメリー・クリスマス。                                  クリスマスの今日は如何なるメリー・ジャズ・デイと成るのやら、全く予測が付かない。  アメリカ黒人民族を代表する「JAZZ」文化を称え、JAZZの充実拡大に微力を注ぎ、「JAZZ」を生甲斐にしている私は、かつて100年前アメリカ村として名を馳せたご当地片田村住民の遺伝子を引き継ぎ、ジャズに魅せられジャズにパワーを頂戴しながら、今尚傘寿を過ぎても依然として元気でジャズ・シーンの片隅に身を置き、スイングしている自分はジャズによって生かされているんだなぁとつくずく感謝せずにはいられない。   

 ジャズは本当に素晴らしい!  改めてジャズに乾杯!

 

 

*奥穂(北アルプスの奥穂高岳)の衛兵ジャンダルムの前で妻と。

   

(2015年12月24日)

 昨日は定休日だったが悪天候のために屋外での作業が出来ないため、年賀ハガキでも書きながら、のんびりLPを楽しみながら過ごすことにした。   しかしながら定休日のはずの「SWING」は、天皇誕生日の祝日だから、もしかして営業するだろうと思い、ご来店下さる方のために一応「オープン」の看板を出し、リラックス・タイムを楽しむことにした。                                                       

 先日来から、昨日は地元老人クラブの集会を行うので是非参加するよう連絡を頂戴していたが、残念ながら全く時代感覚の受け止め方のズレがひどく、絶望的な意識の食違いから、老人クラブの皆さんと余りにも生きる世界の次元の食違いの大きさに愕然とし、お互いの意思の疎通を図り親睦を深める所か、無意味な時間の消費に思えて成らないため残念ながら今回は欠席させて頂くことにした。                         

 厳しい現役第一線の世界から目出度く引退し、のんびり余生を過ごしておられる方達ばかりの集会だから、話題のピントが合わずじまいで、どうも馴染めず、終始困惑状態を免れず、無駄な時間の消費に愕然とし、一体なんのために参加したのか全く理解出来ず仕舞いに終わってしまう有様だが、はなから当然といえば当然の成り行きなのかも知れない。  その自分も後僅かで又しても一つ歳を積み重ね、新たなる老人世界に足を踏み入れることに成るが、如何なる不遇の境地に遭遇しようとも、あくまでも自分のポリシーを熱く貫き透し、是迄通り飽くなき進化を遂げるべく奮起しなくちゃいけないと痛感している。

 生涯現役を貫き完結への道程も刻一刻と迫っており、更なる意義深い濃密な生活の在り様を模索する必要に迫られており、来年こそは頑固に拘り続けるジャズ喫茶「SWING」の大音量アナログ再生も成熟したジャズ・サウンドに仕立て上げ、余す事なく磨きを掛け、更なる頂点を目指し飽くなき進化を遂げる年にしたいと願っている。

 

 来たれ!!  全国の名盤をこよなく愛するジャズ・フアンの諸君!   ジャズ本来が持つ醍醐味とその魅力をご一緒に味わい尽くそうではありませんが。

 

(2015年12月23日)

昨日は在米中の弟からクリスマス・プレゼントが届いた!  常日頃から私達のためにエクストラ・バージン・オリーブ・オイルを始め、アンチョビやブラック・オリーブ、色々なチョコレートやクラッカー、ブリッテル、アーモンド、ナッツ、大型塊ベーコン等数え上げればきりのない多種多様な珍しいものが毎年欠かさず何度となく送られて来るばかりか、クリスマスや新年等を迎える頃には日本海の寒ブリが丸ごと1尾やステーキ等が送られて来るのだから、うれしいじゃありませんか。  尚且つ、珍しいレコードや名盤そして豪華なジャズ専門誌等も送られて、その恩恵に浴し、弟の愛情溢れるご厚意に甘えてばかりおりまして、幾ら感謝しても感謝しきれないご恩を受けており、お恥かしい限りです。   下記の画像が今回送られて来たクリスマス・プレゼントです。

 

*分厚い豪華なジャズ&ブルースの専門誌。

*クリスマス・プレゼントの数々。

 昨日は地元三重の松阪から「SWING」の常連さんである三人組みの熱心なジャズフアンの皆さんがオープン早々お見えに成り、いきなり店内は、初冬の寒さを吹っ飛ばさんばかりに、拘りのアナログ・サウンドの大音量再生の轟音で溢れ返り、ジャズの熱気に包まれ、オープニング・ナンバーに御出まし願った、アート・ブレーキーの「バードランドの夜」のあのクリフォード・ブラウンの乗りに乗ったあの痺れんばかりの名アドリブ・ソロの見事なペット・サウンドが強烈な迫力で鳴り響き、実に素晴らしい幕開けと成った。  

 彼等が帰り際に、「マスター、大晦日とお正月三が日はお休みですか? 」 と聞かれたから、私は、「今年1年の感謝と御礼の敬意を込めて大晦日は<ラスト・ディスク・コンサート>を開き、そして尚且つ、お正月三ケ日には今年の聴きぞめとして、先ず<プライベート新春ディスク・コンサート>を飽く迄も自分の為に行う予定だが、どなたでも参加したい方はどうぞご遠慮なく参加下さって結構です。 すでに新春来店予約をされている方が既にございます。」と申し上げました所、それじゃ自分達も参加させて下さいとのことであった。

 ジャズの名盤をこよなく愛する皆さん方がそろそろ目覚め始め、自分達のジャズの名盤への熱い欲求を満たせる理想の極上空間を、どうやら「SWING」店内に見出したらしく、名盤ジャズ・フアン達が意気投合して集う時期到来が熟し始め、来年はまさに名盤ジャズ・フアンの夜明けを告げる記念すべき年に成りそうである。

 

(2015年12月22日)

 天気予報では今日は暖かい一日に成るだろうと気象庁は報じていたが、なんのなんの起床した早朝四時過ぎ頃の外気温度は相当低かった様に思う。 太陽さえ出て来れば予報通りの暖かさを取り戻すのだろうが、今朝も厳しい冷え込みの年末に相応しい朝を迎え、万全の体調管理のもとベストコンディションを維持しては居るものの、毎日公私共に余りの多忙さに悲鳴を上げている始末である。  お陰様でフェースブックの書き込みもしばらくご無沙汰しており、今日は久し振りに発信しなくちゃいけないと思っている。  

 昨日の定期健診も無事終え、血液検査、CT、検便、検尿、血圧等のチエックも総て正常値を示し、全く異常無しの結果を告げられ、ひとまず安心した。  これで12月と1月の二ヶ月は1年分の帳簿整理や伝票整理、青色税務申告等一人でこなさなくてはいけない地獄の様な日々が待ち受けているが、万全の健康体に自信のようなものを得ることが出来たから、何が何でもへこたれずに乗り切らなくては成らない意欲が湧き出て来て、これで今年の年末も無事突破出来そうな目鼻が付いて来た。   何がなんでもこの難関を突破しなくちゃゴールデン・ジャズ・パラダイスの日々を構築することは不可能なのだ!  だからジャズを愛し、ジャズに生甲斐を求めている自分に取っては、全力を振り絞って頑張らずにはいられないと言う訳だ。  来年もジャズに埋没し、ジャズ満載のジャズ天国を我が物とせんが為、ひと踏ん張りしなくちゃ駄目だ!   

 かつての天才達が残してくれた名盤をこよなく愛するジャズ・フアンの皆さん、ライブの出来ない貧弱なジャズ喫茶「SWING」は、これからも益々皆さんのご期待を裏切ることなく、ひたすら進化の路を突き進んで参りますので、乞うご期待!!

 

〔2015年12月21日)

 今日は三ヶ月に1度の定期健診を受ける為、妻と二人で志摩病院に出向く日だ。  誰だって病院に行くのは嫌いだと思うが、生涯現役でジャズを楽しんでいたいから、好きだ嫌いだなんて言ってられる次元の話では無く、むしろ元気で居られるための必須条件の最たるものだから、何十年来欠かさず自ら率先して受診しており、主治医の勝峰院長先生の優れた管理とアドバイスのおかげで、傘寿をすぎても今尚依然として元気にジャズを楽しみ、ジャズ・シーンの一角に身を置きながらジャズの普及拡大に非力ではあるが、日々関われる幸せをしみじみと噛み締めております。  先生に感謝しなくちゃいけない。

 と言うことで病院から帰宅するのは午後2時頃に成ってしまうから、「SWING」の開店は申し訳けないが、遅く成ってしまいますので悪しからず。

 

さて昨日は、快晴に恵まれたサンデーとあって、久々に「J&A」なるジャズとオーディオを熱烈な趣味とする猛者達で構成されている名古屋の某クラブの凄腕共の恒例の年末例会が昨年同様に「SWING」で開かれ、顔馴染みの皆さんが一堂に会し、「SWING」店内は、まるで威容なまでの興奮で盛り上がり、声もあらわにけんけんごうごう!   気心知った者同志の同じ趣味を持つ仲間の気合の入ったディスカッションだから、予想外の鋭い主張の連発が飛び交い、思わぬ意見の対立を招いても、後腐れが全く残らないのだから、傍観していても実に気分がいい!   ジャズの轟音と猛者達の荒れ狂うオーディオ談議に明け暮れた、まるで猛烈台風に見舞われた様なサンデーであった。

 

 *彼等が楽しんだLPは、まるでモンク・オンパレードのようだった。

(2015年12月20日)

 ミュージシャンの皆さんはクリスマス・コンサートやニューイヤー・コンサートと言った大イベントが目白押しに控えており、心ぜわしくその準備に追われ何かと御多忙を極めていることでしょう。  ここ一番踏ん張りどころですからコンディションを整え、万全を期して心残りの無い大活躍されますよう祈っております。

 そう言う「SWING」も年末そして新年を迎え、例えライブの出来ない半人前のジャズ喫茶とは言え、一年を総括する最終月と新たなる年のスタート地点を迎えることには何の変わりも無いのだから、毎年の事ながら緊張せずにはおれない身の引き締まる思いである。  それにしても又一つ歳を重ねることに成るのだが、迫り来るゴールを見据えて全力を振り絞って羽ばたいて見たいと思っている。 

 そう言えば伊勢志摩漁村の片隅に自分の信念を頑固に貫き透し、かつての天才達の名演を記録した数多くの名盤本来の醍醐味を心行くまで堪能出来る「SWING」は、今や全国でも稀に見る異色的な存在として、ネットや来店者のクチコミによって予想外の速度で広く認知されつつあり、我ながらその反響の凄さに今更ながら驚かずには居られない。  

 ところが最近、度田舎の熊野灘の大自然に抱かれた男の隠れ家的魅力を備えた、名盤をこよなく愛するジャズ・フアンの皆さんに取って極上空間とも言えるジャズ喫茶「SWING」に、全く予期しない異変とも言える兆候が現れ始めたのだ。  実は、昨日のサタデーも予想だにしない若い女性ジャズ・フアンの皆さんが、次元の高いジャズ文化を誇る神戸から四人組で始めての「SWING」詣でをやってのけたのだ!  見るからに洗練された大都会のギャルらしき雰囲気を備えた皆さんの立ち振舞いやジャズ談議の盛り上がり方をカウンター越しに見させて頂き、成る程、我々田舎者とは一線を画す光を放っており、すてきなジャズ空間を形成する偉大なインテリアの役割を果たし、流石に神戸人と思わせる魅力的な光景が目に飛び込んで来て、私は一人でニンマリ微笑んでいた。  その彼女達が「SWING」を後にする際、きたんのないご感想をお伺いすることにした。     すると、彼女達曰く、「マスター、遠くからやって来て本当に良かったです。 感動しました!  地元の神戸にはジャズ・ライブを楽しめるお店は数え切れない程至る所に沢山在り、私達もお付き合いで田間に出掛けますが、SWINGさんの様に名盤を大音量で確り楽しめるお店は、先輩達の話では30年前には沢山在ったそうですが、今では全くございません。  神戸に無いジャズ喫茶が奥志摩に在るのですからびっくりしました!  神戸に帰ったらジャズ好き仲間にSWINGさんの素晴らしさを是非お話しようと思います。  予想外の素晴らしさに感動しました。  新年明けには又お伺いします。 と言って、彼女達はなんだか誇らしげに「SWING」を後にした。

 彼女達のご感想をお聞かせ頂き、今の心境の程がよく理解出来たが、自分には日頃、来店者から度々耳にする「耳タコ」コメントだった為、たいして驚きはしなかったが、むしろ彼女達が置かれている不遇のジャズ環境の惨めさを腹立たしく思い、なんだか哀れで成らなかった。   我が国でも有数のジャズ文化を誇る神戸にしてこの有様なのだから、押して知るべし!   なんとも情けない状況下にある今の我が国のジャズ・シーンの現実も、一向に改善される兆候も無く、寂しい限りである。    世のジャズ喫茶オーナー諸氏の奮起を待つ!

 

                          *彼女達が楽しんだLP。

(2015年12月19日)

 いよいよ大の苦手な本格的な冬到来を感じさせる厳しい冷え込みと成って来た。 年追う毎に寒さの厳しさが身に沁みて辛く感じられるのは自分だけなのだろうか?  あれもこれもやりたい事が山のように山積しており、気持ちばかりが先走り、湧き出る意欲は今尚依然として衰えることは無いのだが、実践に移す行動力がいささかにぶりがちと成り、我ながら情けない限りである。  とは言っても、この歳でジャズ喫茶を営みながら、リトル・ガーデンやリトル家庭菜園等の趣味に没頭しながら、大工や左官仕事もこなし公私共に多忙極まる日々を過ごしており、近頃も仕事の合間をぬってリトル果樹園の暴風垣の新設と暴風防鳥ネット張りに取り組んで居る最中でおり、精力的に動きまわってはいるのだが、どうも寒さの苦手なこの冬期シーズンは年老いた自分に取って充分に満足のいく成果を成し遂げられないのだがはがゆくて成らない。 しかし、同年輩の皆さん方に比べれば未だ現役を貫いている自分の生き様は、かろうじて自信と誇りを持ってもよさそうな気がして成らない。  何れにしても誰にも迷惑を掛けずに生涯現役で在りたいと願うばかりである。

 早く来い来い! 夏よ来い!  と言った心境である。

 

 さて昨日は、かつての賢明な先人達が言い残した如く、華金なる金曜日とあって、流石にこの度田舎のジャズ喫茶「SWEING」も華金に相応しいジャズ・デイであった。  久々に訪れた「SWING」オープン以来長年の常連さんである神戸の四人組みの皆さんがお見えに成り、「SWING」店内は、まるでハード・バップの轟音と皆さんの熱気で溢れ返り、寒さを吹っ飛ばさんばかりの活気に満ち溢れ、まさにジャズの極上空間に相応しい見事な雰囲気を形成していた。   流石にジャズ王国神戸のジャズ・フアンだけあって、皆さんの熱気を帯びた仲間同志のジャズ談議の内容の次元の高さときたら凄いの一言!  残念ながら我々田舎者のジャズ・フアンとは一線を画す歴史の重みの様なものを、彼等の会話の隅々からしみじみとカウンター越しで感じ取れることが出来、田舎者の自分にはちょっぴり寂しい思いもしましたが、華金に相応しい充実したジャズ・デイであった。                                                                   何時ものパターンだが、彼等曰く「マスター、新年明け早々には再び訪れるますから、どうかお元気でジャズ喫茶を続けていて下さいね!」と言い残して「SWING」を後にした。   

 

 

*神戸の四人組の皆さんが楽しんだLP。

*「SWING」の目の前に広がる熊野灘の夜明け。  厳しい寒さではあるが、穏やかないいお天気だ!

(2015年12月18日)

 目覚め一番先ず外に飛び出し今日のお天気は如何なものかと、ふと空を仰ぎ見たところ、未だ夜も明けやらぬ真っ暗闇の空には、久々に宵の明星を始め無数のお星達が煌々と輝き、見事な満天の星空を形成しており、まるで北アルプスの山々の頂きから仰ぎ見る様な光景が広がっており、今のこの時期ならではの抜群の透明度を誇る素晴らしさをまざまざと堪能することが出来た。  どうか今日一日もこの満天の星空の様に、気分爽快、平穏無事、しかも輝けるジャズ・デイで有ります様に、ささやかな願いをこめて何時しか満天の星空に向って手をあわす自分がいた。   

 そう言えば「星に願いお」や「「星へのきざはし」「星屑」「スターアイズ」と言ったお星さんにちなんだジャズの名曲があったっけ・・・     あの満天の星空をジーと眺めていれば、誰だっていっぱしのロマンチストに陥りやすい魔力にほんろうされてしまうだろう。  ジャズの名曲や文学の名作等が産声上げる意味合いがよく納得して頂けるだろうと思えて。  もしも自分が譜面におたまじゃくしを書き記す能力を持ち合わせていたとしたら、恐らく曲想の一つや二つは容易に脳裏を駆け巡ってくるのだから、あながし難しい作業ではないと思っている。 何れのジャンルにしろ、世の中に新たな命を吹き込んで誕生させる創作作業の快感は、当然のことながら困難を伴って当たり前だが、それにも増してやり遂げた時の達成感と自分の内面を余すことなく表現出来た作品を世の中に送り届けられる喜びと満足感は、当事者でなければわからないだろうが、恐らく生きてる喜びを鮮明に実感出来るだろうなあとつねずね思っている。

 

 さて昨日は、「SWING」NO.1とも言える若い常連さんで熱烈なジャズ・フアンである、地元三重の津の臼井さんがお見えに成り、ジャズ談議やらオーディオに関する諸々の案件を親密に語り合い非情に楽しく有意義な一日を過ごすことが出来ました。 どうか地元ジャズ・シーンを代表する実力者に成長し、ジャズ・フアンの拡大進化に精力を注いで欲しいとものだと期待して居る。

 

*「SWING」の眼前に広がる熊野灘の夜明け。

(2015年12月17日)

 今朝の冷たさは初冬を思わせるに充分な冷え込みだった。 これから冬期を迎え早朝から手の痺れるような冷たさと戦いながら洋上で汗を程の重労働に励む漁師の皆さんに取っては大変厳しいシーズンに成るだろうが、くじけずに頑張って欲しいと思います。 そのてん我々多くの人々は太陽の陽射しが差し込む頃に目覚め、ぬくぬくとエアコンの効いた中で働いて居るのだから、夜明け前から寒い屋外で働く皆さんのことを考えると、なんて贅沢な暮らし振りだ!  と恵まれた環境の中で働き、終日をすごせる幸せの日々に感謝しなくちゃいけない。   ぬくぬくとした暖房の効いた空間の中で大好きなジャズを聴きながら過ごせるのだから、これ以上の贅沢極まる生活振りは望むべくもないだろうし、感謝の限りを尽くさねばなるまい。    妻を始め家族や友人、知人、多くのジャズ・フアンの皆さんに感謝! 感謝!   このご恩を決して無にすることなく、名盤を楽しむための極上のジャズ空間を提供し、ジャズ本来の持つ醍醐味を心行くまで味わい尽くして頂けたら本望だと考えて居る。

 最近に成って度田舎のライブが出来ない半人前のジャズ喫茶「SWING」に異変と思しき変化の兆しが現れ始め、いささか驚いて居る。   もとをただせば「ジャズ喫茶「SWING」は都会地から距離をおいた静かな場所に、男の隠れ家的な趣を漂わせ、男の体臭すら感じ取れる店内雰囲気の中で、かつての天才達が残してくれた数多くの名盤を心行くまで心酔出来るオアシスとも言うべき、ジャズ・フアンに取っての極上空間を完成させ、どちらかと言えば、男性ジャズ・フアンの為の居心地良い空間が造られており、女性ジャズ・フアンの皆さんが好みそうな、お洒落で明るく可愛いい、ナウイ雰囲気とはまるで正反対の店内構成やインテリア等を始め雰囲気作りが飽くまでも男性向きに、ごつい作りと成っており、女性ジャズ・フアンの皆さんのご来店は、オーディオのジャンルに苦手なこともあって、全く眼中に無く、対象外に考えていたのだが、こともあろうに最近に成って、なんと女性ジャズ・フアンの来店が目立つ様に成り、想定外とも言える現象がここ伊勢志摩漁村の「SWING」で起きており、実は驚いている!   是迄女性ジャズ・フアンの来店と言えば、神戸や大阪の有名大学ジャズ研の女性ミュージッシャンの皆さんがグループを組んでワンボックス・カーで1年2~3回程度お見えに成る程度だったのが、この頃2~3人組みの女性の皆さんのお顔を拝見する機会の頻度が増しており、何故か不思議な珍現象が起きて居るのだ。     

 女性ジャズ・フアンの皆さん、良くぞこの度田舎のしかも男の隠れ家的ジャズ喫茶「SWING」に、良くぞその存在価値を認め、注目して頂いたと感謝している。      これからは遅ばせながら女性ジャズ・フアンの皆さんの居心地良い空間作りに励まなければ成らないと考えている。

 

 

(2015年12月16日)

 今日の定休日は京都の紅葉を楽しみに行く予定だったが、かねてより取り組んでいる「SWING」のリトル果樹園の大掛かりな防策作り、防鳥防風ネット張りの設置が、意外と手こずってしまい、未だ未完成のため、何とか新年を迎えるまでに完了したいから、と言うので残念ながら紅葉見物は断念することにした。   幸か不幸かテレビ等の情報によると今年の紅葉は暖冬異変でいつもの年の様なこの時期に相応しい冷え込みが全く無くて、低音不足の影響でか、各地の山々の楓やモミジ、ダテカンバと言った紅葉の木々達も、今年の異変を敏感に繁栄して、哀れにも真っ赤に色ずくこともないまま、中途半端な紅葉で終わりを遂げ、既に落葉が始まっている地域すらあると言うのだから、遠く赤道周辺のエルニーニョ現象の異常がもたらす影響の凄さに今更ながら驚かざるを得ない。  それらの影響で何時もの年とはひと味もふた味も違った哀愁漂う「オータム・リーブス」を愛でることが出来るかも知れない。   「枯葉」と言えば、多くのジャズ・フアンに取って大変馴染みの深い曲であり、この時期には欠かす事の出来ない愛聴曲である。   そう言えば昨日は、ビル・エヴァンスやキース・ジャレット、キャノンボール・アダレー等の名演、そしてサラ・ボーン等の名唱をつずった「オータム・リーブス」の名盤にそれぞれ三度もお皿の上に御出まし願い、まさに誰しもが心おきなく楽しめる大スタンダード「枯葉」満載の一日であった。                                                       

 熊野灘に面した磯の香り漂う、ひなびた奥志摩漁村のここ旧片田村は、紅葉とは全く縁もゆかりも無い、文字通り海女と漁師の村だが、かつてその名を知られていた旧アメリカ村の名残と言うか痕跡とまではいかないまでも、異風堂々と大地に根を張る本格的ジャズ喫茶「SWING」の店内では、アメリカ文化を象徴する最たるものと言えるジャズ文化の名曲である「枯葉」サウンドの轟音がはち切れんばかりに溢れかえり、アメリカ黒人民族音楽文化の偉大さを絶賛し、アメリカ村としての遺伝子の継承を根ずかせるべく微力ながら注いで参ったが、散りも積もれば何とやらで、そろそろ地道な努力の成果が現れ出し、超遠距離からこの度田舎のジャズ喫茶「SWING」詣でに挑もうとするジャズ・フアンの皆さんが拡大しつつあるのは事実であり、こころなしか継続する意欲を掻き立てており、とてもじゃないがこれが度田舎のジャズ喫茶かと、我が目を疑いたく成る様な光景が目の前に展開されており、「SWING」店内には、異常気象で熟成しないまま不満足な紅葉に終わってしまった悲しい晩秋を尻目に、まるでジャズ満開の趣を呈しており、ひとしお「枯葉」の名曲の素晴らしさに感動を寄せている。